昨日、父が無事に退院しました。
幼いころから父の事は大っ嫌いでした。
姉と私は、父から怒鳴られ、殴られ、蹴られ、バカにされて育ってきました。
見たいテレビがあっても
「オレが帰ってきたらオレの時間だ!」
と怒鳴られて見せてもらえない。
夜遅くまで勉強していても
「誰が電気料金を払っていると思ってるんだ!
お前みたいなバカは勉強しても無駄だ」
と怒鳴られ、殴られ、蹴られ、電気を消される。
父が吸うタバコの煙が誘因となって喘息発作が起きても、
「ゼーゼーうるせー!」
と怒鳴られて吸い続ける
乳腺繊維腺腫で手術したときは
「保険金がおりないようなくだらない病気になりやがって」
と言われる
結婚後、実家に2泊以上すると
「ご近所さんから出戻って来たと思われて恥ずかしいから帰れ!」
と言われる
(祖父母と母は「父さんは一番立派だ。疲れて帰ってくるから我慢しろ」
と言って、味方になってくれることはありませんでした。)
「どうせ私は父のストレスを発散させる道具だ」
そう思ってきました。
それなのに
父が胃がんの宣告を受けた時はショックで泣いたし、
どうか命だけは助かって欲しいと心から思ったし、
無事に手術室から回復室に戻ってきたときは、
安堵と、初めて見る酸素マスクをつけた父の姿がかわいそうで
涙をこられるのに必死だった。
大っ嫌いだったはずなのに
本当は大好きだったのかな。
↓反対もあるみたいです。 「好きだったはずなのに」
↑愛が溢れる オガワ ハル さんのブログ 大好き