「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」IMF、世界銀行は中国に乗っ取られたか? | 日本のお姉さん

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」IMF、世界銀行は中国に乗っ取られたか?

会社を退職する準備が忙しくて

ブログを書く時間も無いので、ごぶさたしております。

落ち着いたら、ちゃんと続けますのでヨロシク

お願いいたします。会社を辞める前に、市役所や税務署や

ハローワークやらに行かないといけないし、

歯医者にもいかないといけない。会社の過去の仕事もまとめて

おかないといけないし、パソコンの中身も保存したり

削除したり、忙しく暮らしております。

なぜか、お風呂でシャンプーをすると、頭皮がパンパン。

どうしよう。はげたり、白髪が増えたりしそう!

新しい部署の上司らと、元部下は来年のカタログ制作に

とりかかりました。会社っていうものは、一人が抜けても

ちゃんとやっていけるようになっているんだよ。

退職金は、会社が積立をしている機関からわたしの銀行口座に

直接振り込まれるのだけど、会社の規定の退職金より多いらしく、

会長(社長のお父さん)に差額を返せと言われている。

え~、、、。そんなのアリっすか?返したくないよ。

そんなの寂しすぎる。なんか、嫌だ。会社が積立をしている機関から

振り込まれる金はもはや、会社の金じゃないやん。

 

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」

平成28年(2016)8月25日(木曜日)

通算第5005号

 

中国杭州のG20で、何が発表されるか

世界銀行がSDRボンドを発行し、人民元が加わる

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IMF、世界銀行は中国に乗っ取られたか?

8月31日に世銀はSDRボンドを発行する予定で、人民元が最初に加わるボンドになる。IMFの歴史上、初めてのことになる。

金利は0・5%から0・6%が予定されているという。

 

このすっぱ抜き情報はサウスチャイナモーニングポスト(8月25日)で、IMF当局者の確認が取れていないが、もしそうだとすれば大ニユースである。

 

IMFが認めたのは10月からの人民元SDR参入であり、その起源より早くボンドを発行するとなれば、計画の前倒しとなるばかりか、IMF世銀が中国の求めてきた「金融制度改革」「情報の透明瀬」が何一つ達成されていない。にもかかわらず中国通貨がSDRにくわわるかたちでのSDRボンド起債というのは、IMF自らが約束を破ることを意味し、国際金融関係者の間に大きな論議を呼ぶことになる。

 

中国側の思惑は、この発表を9月3日から浙江省杭州で開催されるG20の席上で派手に発表することだ。

そのために中国は外相らを各国に派遣して根回しをしており、G20では、南シナ海問題を議題に載せないという中国の工作が進捗している。

 

書評 しょひょう BOOKREVIEW

 

日本精神を理解できない評論家とかテツガクシャ、歴史作家が多すぎないか

司馬遼太郎って、日本文学のゴミでしかない

 

西尾幹二『GHQ禁書図書開封12 日本人の生と死』(徳間書店)

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このシリーズも12冊目。凄いことである。

戦後のGHQ占領政策の根幹にあったのは日本的思想を消滅させ、武士道精神を忘却させ、アメリカの思い通りの日本人をつくることだったわけだから、戦前の日本の正しい歴史、哲学、思想書などはまっさきにリストアップされ、没収され、この世から葬られた。

これらの焚書図書を探し出し、的確な解題解説を加えるとともに復刻再現、そして再復活させる作業は並大抵のことではない。

この巻では和辻哲朗、山中峰太郎、真山青果、そして司馬遼太郎を批判した名書の数々を取り上げている。

司馬遼太郎に関しては、評者(宮崎)もさんざん過去に批判してきたので繰り返さないが、本巻の後半は司馬の乃木大将を誹謗した『殉死』の批判、認識の間違いに触れている。多くの賛同を得られると思うが、評者のみるところ、司馬の傑作は二冊しかない。『燃えよ、剣』と『台湾紀行』である。

ほかの作品は駄作、通俗、身勝手な解釈。そもそも「乱世史観」というのは史観ではない。そのことを見抜けずに司馬作品を愛読していると吹聴する人に会うと、やっぱり、識見を疑わざるを得ないが、司馬作品の批判は本書で存分になされているので、評者の批判は別の機会に譲る。

要するに司馬遼太郎なる作家は『歴史の講釈師』以外の何者でもない。

 

さて西尾氏はまず和辻哲郎の埋もれていた作品を二冊取り上げている。ひとつが『日本の臣道』、そして『アメリカの国民性』である。

これらの作品を読みながら西尾氏はときどき立ち止まり、現代との比較に思考をめぐらして発言を挿入される。

和辻は日本人の高貴な精神を説いた。「日本人の強さは常に生死を超越する精神を持っていることにあります」と解説されつつ、イスラムテロと特攻隊の比較をされてこう言われる。

「日本の特攻隊とイスラムの自爆テロとを関連づけ、両者を同じように扱う人がいました。評論家の立花隆がそうです。(中略)私は大いに疑問をもっていますので、反論した覚えがあります」

死ねば天国へ行くと煽動教唆されて自爆テロへ走るテロリストが、なぜ特攻隊の崇高な精神と同じなのか、評者にもわからない。オーストラリアの文学者がかつて三島由紀夫の自刃とイスラムのテロを同列に論じたときに立腹して評者も反論を書いたことがある(拙著『三島由紀夫の現場』、並木書房)。

大きな間違いだと断定する西尾氏はこういわれるのである。

「知花隆がいかに人間の精神を図式化して考えているか、すべてを割り切って考える単なる合理主義者」でしかなく「日本人の過去の行為を汚したくてウズウズしている人だとも言わざるを得ません」

「日本の特攻隊はいよいよ最後の土壇場で、自国の運命が完全に破局になりかかっているときに『お先に行ってまいります』と行って飛び立って行った」(中略)「自分の死は徒死に終わるかも知れないけれど、やがて戦争が終わり、講和条約が結ばれる時、自分たちの死が我が国の未来になにほどかの役に立つのではないかと思い定めた」

この文脈で愛する人や家族のためにのみ死んで行ったとする『永遠のゼロ』の作者も西を氏はさりげなく批判している。評者は『永遠のゼロ』を読んだことがないが、西尾氏の意見に賛成である。

以下、和辻の代表作とも言える二冊の要旨を纏められ、その歴史観の正しさを検証されている。

また山中峰太郎を評価されている箇所も、じつに面白く読んだ。

山中と言えば血湧き肉躍る冒険物語が多いが、戦前に日本主義的な立場からの随筆や評論を書かれていたことは知らなかった。それゆえ参考になった。

 

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国際裁判所で南シナ海の支配権が否定され四面楚歌の習近平は東シナ海で日本を挑発。その一方で、中国離れを加速させるロシアは欧州分断に動き、米国は大統領選後に混乱が

…激動の国際社会で、今後の中国、日本、世界の行方を予測する。

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