東北大震災でボランティアをした外国人 | 日本のお姉さん

東北大震災でボランティアをした外国人

2011年9月11日に仙台で被災した外国人に会った。
アメリカから日本に英語を教える先生として来ていたのだが
被災後もずっと日本にいてボランティア活動をしていた人だ。

久しぶりの日本訪問で嬉しかったらしく、始終ニコニコして
ジョークなども飛ばしていたが、「東北で被災したと聞いていますが、
当時はどんな風に感じていましたか?」と尋ねてみたら
急に顔が曇って難しい表情になった。

いろんなことを思い出しているようだった。

日本語で上手く言えないから英語にするねと言って
彼は、少しずつ語りだした。

「地震がとても長かったのでとても怖かった。もう、僕はここで死ぬのだと思った。
神様に僕の今までの人生はこれで満足でしょうか?僕は神様に喜ばれる生き方ができたでしょうか?と尋ね、心に平安があった。僕はクリスチャンなので」いつ死んでも天国に行けるからいいと僕は思った。」

「多くの仙台に住む外国人らは、地震と津波が起きた後、直ぐに自分たちの国に帰っっていった。でも僕がクリスチャンだってことを周りのみんなが知っていたし、直ぐにアメリカに帰国したら他のみんなと同じように、死ぬことを恐れていると思われるのも嫌だった。僕自身も被災者だったので、避難所で避難しながら一生懸命ボランティア活動をした。」

「気が付けば、残っている外国人はほぼクリスチャンたちだった。みんな避難所でボランティアとして良く働いた。僕は神さまに仙台に来るように導かれたのは、この働きをするためだったのだと感じた。」

「仙台では、被災して辛い目に遭いましたが、同じようにボランティア活動をしていたクリスチャンの女性と出会えて結婚し、子供もできてこうして一緒に日本に来れたので、それは良かったなと神様に感謝しています。」

ということでした。