小池Vs内田のデスマッチは白熱化
東京都知事は小池さんで良いと思っていた。
友人たちの意見はバラバラ。クリスチャンの友人で仲の良い人は、わたしが自民党を支持するのがおかしいと考えている。彼女は「自民党はアメリカ軍の言いなりで日本を売るような連中ばっかりで、安倍首相は、アメリカ軍が沖縄から大部分グアムに移動するから、辺野古に基地を作らなくてもいいのに、すごいでかいのを作る。安倍首相が作りたいのだ」と言っていた。
「アメリカとチュウゴクは後ろで手を組んでいて、日本が軍隊を持つことを待ち望んでいる。日本軍をいいように前線で使おうという気だ」と言う。確かに、アメリカは日系アメリカ人の部隊をヨーロッパの前線で使い捨てにしたという恐ろしい事実がある。前線からやっと帰ってきた日系アメリカ人の部隊を休ませもせず、直ぐに別の前線に投入したのだ。日系アメリカ人の部隊は
ほぼ全滅。日系アメリカ人の部隊は、大きな犠牲を払って敵に囲まれて動けなくなったアメリカ人の部隊を助けたそうだ。そういう風に便利に使う気だと、友人は言う。
すでに、自衛隊はすでにスーダンでチュウゴク軍の補助というか、チュウゴク軍を助ける役目をすることになっているらしい。以前もブログに書いたけど、日本政府には、政府の建物の前にアメリカの軍人らがいる建物があって、そこと地下でつながっていて、アメリカ軍の言うとおりに動いているらしい。言うことを聞かなければ、政治的に殺されたり、自殺を装って殺されたりするとか。民主党の党首になったり、民主党が政権をとるたびに、大きな地震が起こるのは偶然でしょうか?
小池さんは、その辺のことはどう考えているのか知らないが、現実的に対処できる人だと思う。
憲法九条を信仰していれば、どこの攻めてこないと考えるのは、あまりにも考え方がシンプル。世の中の汚さを解かっていない純粋で美しい心の持ち主。
でも、なんとか、日本が第三次世界大戦が起こらないよう、世界をなだめるような役割ができたらいいんだけど!日本は、チュウゴク人のことを「日本の領土を奪いにこないいい人たち」と思ってはいけないし、アメリカ人のことを「日本を守ってくれるいい人たち」と思ってはいけない。彼らは、自国の利益のためには何でもするし、何にもしない。
自国の利益のためには、日本を潰すことや日本人を大量に殺すことをなんとも思っていない「現実的で汚い人々」なのだ。日本人とは違うのだ。
そういう世界で、日本と日本人を世界に残しておくことが、自国にとって「得策」であると思わせておかないと、核兵器もミサイルも核ミサイルを運べる潜水艦も持たない日本が生き残っていけるわけがない。今までは、よかった。これからは、どうするのか。世界の状況は昔と同じではない。どんどん状況が変わってきているんですよ。
アメリカが守ってくれなくても、日本は自分で自分の国を守れる国でないといけない。弱いと思われて領土をはじから順番に奪われても困るんだよね。
~~~~
小池Vs内田のデスマッチは白熱化
━━━━━━━━━━━━━━━
杉浦 正章
安倍とは近く“手打ち”の方向
中央紙は都知事選の本質の報道を怠っているが、戦いは都議会の“黒い疑 惑”を伴ってこれからも続く。ネットとテレビを味方につけた新都知事・ 小池百合子と都議会のドン・内田茂の戦いの構図
は延長戦に持ち込まれた のだ。
決着までは長期戦となりそうだが、小池が最終的には勝つだろう。小池を 全面的にバックアップするのは徳洲会事件で失脚した元知事・猪瀬直樹。 これは猪瀬が都知事時代から続く内田との怨念の
戦いが再開することでも ある。
焦点はオリンピック受注工事をめぐる「疑惑」の存否だ。事が猪瀬の思惑 通りに運べば都議会自民党は、「オリンピック疑獄」に巻き込まれる可能 性すら内包している。小池は都議会自民党幹部に
抜き身の匕首(あいく ち)を突き付けながら、議会運営が出来る構図でもある。
まず日程に上るのは官邸と小池の“手打ち”だ。首相・安倍晋三は早期に増 田寛也に見切りをつけて、小池への刺激を避け、これを小池も受け止めて 正面切った自民党批判の言動を避けてきた。
この構図が意味するものは、下村博文ら一部議員が主張している小池への 処分はまずあり得ないということだ。処分は小池に投票した都民を敵に回 すことにもなり、丸損だ。
安倍は夾雑物が混入する前に一刻でも早く一切を水に流して、小池と会談 して、最大の国事であるオリンピックの成功に向けての態勢を確立すべき だ。次期幹事長に決まった二階俊博は、小池とは
自民党が野党に転落して 以来たびたび行動を共にしてきた仲であり、手打ちにはもってこいの役割 を演じるだろう。
こうした“手打ち”の動きとは別に、小池が「ブラック・ボックス」と指摘 する都議会の疑惑は、ネット先行型で展開している。猪瀬はツイッターで の指摘に加えて、ついにテレビに出演して内田の
名前を公然と出して本格 的な追及を開始した。
1日の日テレではバレーボール会場となる「有明アリーナ」をめぐる疑惑 について「内田氏は受注した東光電気工事の監査役をやっており、地方自 治法92条に違反する可能性がある」と発言した。
92条2項の兼職禁止に抵触するというのだ。さらに猪瀬は「今後は都議会 の闇をどう暴くかだ。闇だから権力があるのであり、光を当てると闇は消 える。これはじっくりと始まる戦争だと思ってい
る。
小池さんには協力する」とまさに“宣戦布告”をした。猪瀬は今後小池別動 隊として、都連幹事長である内田の追い落としに専念することになるだろう。
焦点となるのはやはり有明アリーナの競争入札だろう。東光電気工事の入 札は業界紙が「逆転落札」と報じたほどの逆転劇だった。その逆転劇に政 治が関与した可能性があると猪瀬は見ているの
だ。
小泉純一郎が「最近は女も度胸がある」と発言したが、これももちろん都 議会のドンに挑戦する小池の姿を意識したものである。小池の選挙戦術も 一貫してブラックボックス摘発に焦点を置いた。
小池は「都連・都議会の『ドン』が都政を不透明なものにしている」と内 田への攻撃を展開した。中でも圧巻であったのは、内田にいじめられ自殺 したとされる元都議・樺山卓司の妻にまで応援を求め「内田さんのひどい 態度が、夫を死に追いやった」と訴えさせた。
また樺山が「内田は許さない。人間性のかけらもない。来世で必ず報復し ます」と書いた遺書を残したことまで明らかにした。
こうした抜き差しならぬ対決の構図を残して、小池が都庁という「伏魔殿」 に乗り込むことになるが、猪瀬の陽動作戦と、小池の都議会対策は一対の ものとなる。猪瀬は今後せきを切ったかのようにテレビに登場して次々に 内田と都議会自民党が抱える黒い霧を暴き始めるだろう。
一方小池は都議会定数127人中、自民党56議席、公明党23議席とい う圧倒 的な与党対策をまず強いられる。手始めに副議長を選任しても、与 党の 支持がなければ承認されない。かつて自民党会派などと対立していた 青 島幸男が都提出の条例案をことごとく否決されたことがあるように、対決 だけでは知事職を果たせないジレンマを抱えるこ とになる。是是非非の対応が必要となろう。
小池としてはまず安倍、二階ら党本部と和解し、その影響力を都議会に 及ぼすと共に、都議会にある反内田勢力と結んで内田包囲網を作るしかあ るまい。一方で「利権追求チーム」を設置して、内部告発も受け入れる。
元 東京地検特捜部副部長で衆院議員の若狭勝の支援も受ける。この“戦 争”は 長引くが、世論の支持を取り付ければ弾みが付く可能性もある。一 番簡単 なのは党本部が都連会長の石原伸晃と内田ら都連幹部の早期引責 辞任を実 現することかも知れない。
◎小池新都知事 - 8月1日付朝日新聞社説及び同1日放映のCNN報道の 歪曲内容
小池都知事の誕生を論じた国内外の2つのメディアで、小池候補支持を表 明した「新しい歴史教科書をつくる会」の声明が取り上げられた。
そのうちの一つ目は、「小池新都知事 都民本位の改革実行を」と題する 8月1日付けの朝日新聞社説である。今回の選挙で小池氏が「教育」につ いて語る場面はほとんどなかったが、かつて、家 族間での殺人事件が起き るのは「自虐的な戦後教育の結果」だと語ったこともあると紹介。これに 続けて次のように書いた。
<自虐史観の克服を掲げる「新しい歴史教科書をつくる会」は、主な候補 のうち小池氏だけが活動を支えてくれた、と今回支持を表明していた。>
続きはこうである。
<2014年の地方教育行政法の改正で、首長の権限が強められた。特定の価 値観ではなく、自らが公約とした「多様性」を認める教育をめざすべきだ。>
直裁に論旨を書かず、いくつかの材料を並べて、そこはかとなく嫌みを漂 わせる朝日らしい書き方である。
!)家族間での殺人事件が起きるのは「自虐的な戦後教育の結果」だと語っ たことがある。
!)自虐史観の克服を掲げる「新しい歴史教科書をつくる会」が支持表明を した。
!)地教行法改正で首長の権限が強められた。
!)自ら公約とした「多様性」を認める教育をめざすべきだ。
言わんとするところは、「自虐」教育批判で「つくる会」と軌を一にする 主張をもつ小池知事は、強くなった首長権限を行使して「多様性」を否定 する教育をするかもしれないから、われわれ(朝 日新聞)はしっかりと監 視する、との決意表明を述べたのである。
2つ目は、同じく8月1日放映のCNNの報道である。この中に、次の一節 がある。
<Koike was endorsed for Tokyo governor by the Japan Society for History
Textbook Reform, which promotes a revisionist, nationalistic view of
Japanese history, particularly downplaying or whitewashing war crimes and
the use of sex slaves by Japanese forces in WWII. In the past, she's written
about the need for Japan to "take responsibility for the future, not obsess
about the past.">
<小池は「新しい歴史教科書をつくる会」により知事へのお墨付きを得た が、この会は日本史に関する歴史修正主義的・民族主義的見方の普及、と りわけ、戦争犯罪や第二次世界大戦中の日本軍に よる性奴隷の使用を、過 小評価したり糊塗したりしてきた団体である。かつて小池は、「過去にと らわれるのではなく、未来に対し責任をとるべきだ」と書いたことがあ
る。>
CNNは最近のアメリカの反日論説の流儀に従って、歴史修正主義などの レッテルをほしいままに貼り、「性奴隷」の嘘をばらまいてテンとして恥 じない。「つくる会」は、この論説を断固として拒 否する。
藤岡信勝氏のページ/Facebook ~2016-08-01 24:00 〔情報収録 - 坂 元 誠〕
友人たちの意見はバラバラ。クリスチャンの友人で仲の良い人は、わたしが自民党を支持するのがおかしいと考えている。彼女は「自民党はアメリカ軍の言いなりで日本を売るような連中ばっかりで、安倍首相は、アメリカ軍が沖縄から大部分グアムに移動するから、辺野古に基地を作らなくてもいいのに、すごいでかいのを作る。安倍首相が作りたいのだ」と言っていた。
「アメリカとチュウゴクは後ろで手を組んでいて、日本が軍隊を持つことを待ち望んでいる。日本軍をいいように前線で使おうという気だ」と言う。確かに、アメリカは日系アメリカ人の部隊をヨーロッパの前線で使い捨てにしたという恐ろしい事実がある。前線からやっと帰ってきた日系アメリカ人の部隊を休ませもせず、直ぐに別の前線に投入したのだ。日系アメリカ人の部隊は
ほぼ全滅。日系アメリカ人の部隊は、大きな犠牲を払って敵に囲まれて動けなくなったアメリカ人の部隊を助けたそうだ。そういう風に便利に使う気だと、友人は言う。
すでに、自衛隊はすでにスーダンでチュウゴク軍の補助というか、チュウゴク軍を助ける役目をすることになっているらしい。以前もブログに書いたけど、日本政府には、政府の建物の前にアメリカの軍人らがいる建物があって、そこと地下でつながっていて、アメリカ軍の言うとおりに動いているらしい。言うことを聞かなければ、政治的に殺されたり、自殺を装って殺されたりするとか。民主党の党首になったり、民主党が政権をとるたびに、大きな地震が起こるのは偶然でしょうか?
小池さんは、その辺のことはどう考えているのか知らないが、現実的に対処できる人だと思う。
憲法九条を信仰していれば、どこの攻めてこないと考えるのは、あまりにも考え方がシンプル。世の中の汚さを解かっていない純粋で美しい心の持ち主。
でも、なんとか、日本が第三次世界大戦が起こらないよう、世界をなだめるような役割ができたらいいんだけど!日本は、チュウゴク人のことを「日本の領土を奪いにこないいい人たち」と思ってはいけないし、アメリカ人のことを「日本を守ってくれるいい人たち」と思ってはいけない。彼らは、自国の利益のためには何でもするし、何にもしない。
自国の利益のためには、日本を潰すことや日本人を大量に殺すことをなんとも思っていない「現実的で汚い人々」なのだ。日本人とは違うのだ。
そういう世界で、日本と日本人を世界に残しておくことが、自国にとって「得策」であると思わせておかないと、核兵器もミサイルも核ミサイルを運べる潜水艦も持たない日本が生き残っていけるわけがない。今までは、よかった。これからは、どうするのか。世界の状況は昔と同じではない。どんどん状況が変わってきているんですよ。
アメリカが守ってくれなくても、日本は自分で自分の国を守れる国でないといけない。弱いと思われて領土をはじから順番に奪われても困るんだよね。
~~~~
小池Vs内田のデスマッチは白熱化
━━━━━━━━━━━━━━━
杉浦 正章
安倍とは近く“手打ち”の方向
中央紙は都知事選の本質の報道を怠っているが、戦いは都議会の“黒い疑 惑”を伴ってこれからも続く。ネットとテレビを味方につけた新都知事・ 小池百合子と都議会のドン・内田茂の戦いの構図
は延長戦に持ち込まれた のだ。
決着までは長期戦となりそうだが、小池が最終的には勝つだろう。小池を 全面的にバックアップするのは徳洲会事件で失脚した元知事・猪瀬直樹。 これは猪瀬が都知事時代から続く内田との怨念の
戦いが再開することでも ある。
焦点はオリンピック受注工事をめぐる「疑惑」の存否だ。事が猪瀬の思惑 通りに運べば都議会自民党は、「オリンピック疑獄」に巻き込まれる可能 性すら内包している。小池は都議会自民党幹部に
抜き身の匕首(あいく ち)を突き付けながら、議会運営が出来る構図でもある。
まず日程に上るのは官邸と小池の“手打ち”だ。首相・安倍晋三は早期に増 田寛也に見切りをつけて、小池への刺激を避け、これを小池も受け止めて 正面切った自民党批判の言動を避けてきた。
この構図が意味するものは、下村博文ら一部議員が主張している小池への 処分はまずあり得ないということだ。処分は小池に投票した都民を敵に回 すことにもなり、丸損だ。
安倍は夾雑物が混入する前に一刻でも早く一切を水に流して、小池と会談 して、最大の国事であるオリンピックの成功に向けての態勢を確立すべき だ。次期幹事長に決まった二階俊博は、小池とは
自民党が野党に転落して 以来たびたび行動を共にしてきた仲であり、手打ちにはもってこいの役割 を演じるだろう。
こうした“手打ち”の動きとは別に、小池が「ブラック・ボックス」と指摘 する都議会の疑惑は、ネット先行型で展開している。猪瀬はツイッターで の指摘に加えて、ついにテレビに出演して内田の
名前を公然と出して本格 的な追及を開始した。
1日の日テレではバレーボール会場となる「有明アリーナ」をめぐる疑惑 について「内田氏は受注した東光電気工事の監査役をやっており、地方自 治法92条に違反する可能性がある」と発言した。
92条2項の兼職禁止に抵触するというのだ。さらに猪瀬は「今後は都議会 の闇をどう暴くかだ。闇だから権力があるのであり、光を当てると闇は消 える。これはじっくりと始まる戦争だと思ってい
る。
小池さんには協力する」とまさに“宣戦布告”をした。猪瀬は今後小池別動 隊として、都連幹事長である内田の追い落としに専念することになるだろう。
焦点となるのはやはり有明アリーナの競争入札だろう。東光電気工事の入 札は業界紙が「逆転落札」と報じたほどの逆転劇だった。その逆転劇に政 治が関与した可能性があると猪瀬は見ているの
だ。
小泉純一郎が「最近は女も度胸がある」と発言したが、これももちろん都 議会のドンに挑戦する小池の姿を意識したものである。小池の選挙戦術も 一貫してブラックボックス摘発に焦点を置いた。
小池は「都連・都議会の『ドン』が都政を不透明なものにしている」と内 田への攻撃を展開した。中でも圧巻であったのは、内田にいじめられ自殺 したとされる元都議・樺山卓司の妻にまで応援を求め「内田さんのひどい 態度が、夫を死に追いやった」と訴えさせた。
また樺山が「内田は許さない。人間性のかけらもない。来世で必ず報復し ます」と書いた遺書を残したことまで明らかにした。
こうした抜き差しならぬ対決の構図を残して、小池が都庁という「伏魔殿」 に乗り込むことになるが、猪瀬の陽動作戦と、小池の都議会対策は一対の ものとなる。猪瀬は今後せきを切ったかのようにテレビに登場して次々に 内田と都議会自民党が抱える黒い霧を暴き始めるだろう。
一方小池は都議会定数127人中、自民党56議席、公明党23議席とい う圧倒 的な与党対策をまず強いられる。手始めに副議長を選任しても、与 党の 支持がなければ承認されない。かつて自民党会派などと対立していた 青 島幸男が都提出の条例案をことごとく否決されたことがあるように、対決 だけでは知事職を果たせないジレンマを抱えるこ とになる。是是非非の対応が必要となろう。
小池としてはまず安倍、二階ら党本部と和解し、その影響力を都議会に 及ぼすと共に、都議会にある反内田勢力と結んで内田包囲網を作るしかあ るまい。一方で「利権追求チーム」を設置して、内部告発も受け入れる。
元 東京地検特捜部副部長で衆院議員の若狭勝の支援も受ける。この“戦 争”は 長引くが、世論の支持を取り付ければ弾みが付く可能性もある。一 番簡単 なのは党本部が都連会長の石原伸晃と内田ら都連幹部の早期引責 辞任を実 現することかも知れない。
◎小池新都知事 - 8月1日付朝日新聞社説及び同1日放映のCNN報道の 歪曲内容
小池都知事の誕生を論じた国内外の2つのメディアで、小池候補支持を表 明した「新しい歴史教科書をつくる会」の声明が取り上げられた。
そのうちの一つ目は、「小池新都知事 都民本位の改革実行を」と題する 8月1日付けの朝日新聞社説である。今回の選挙で小池氏が「教育」につ いて語る場面はほとんどなかったが、かつて、家 族間での殺人事件が起き るのは「自虐的な戦後教育の結果」だと語ったこともあると紹介。これに 続けて次のように書いた。
<自虐史観の克服を掲げる「新しい歴史教科書をつくる会」は、主な候補 のうち小池氏だけが活動を支えてくれた、と今回支持を表明していた。>
続きはこうである。
<2014年の地方教育行政法の改正で、首長の権限が強められた。特定の価 値観ではなく、自らが公約とした「多様性」を認める教育をめざすべきだ。>
直裁に論旨を書かず、いくつかの材料を並べて、そこはかとなく嫌みを漂 わせる朝日らしい書き方である。
!)家族間での殺人事件が起きるのは「自虐的な戦後教育の結果」だと語っ たことがある。
!)自虐史観の克服を掲げる「新しい歴史教科書をつくる会」が支持表明を した。
!)地教行法改正で首長の権限が強められた。
!)自ら公約とした「多様性」を認める教育をめざすべきだ。
言わんとするところは、「自虐」教育批判で「つくる会」と軌を一にする 主張をもつ小池知事は、強くなった首長権限を行使して「多様性」を否定 する教育をするかもしれないから、われわれ(朝 日新聞)はしっかりと監 視する、との決意表明を述べたのである。
2つ目は、同じく8月1日放映のCNNの報道である。この中に、次の一節 がある。
<Koike was endorsed for Tokyo governor by the Japan Society for History
Textbook Reform, which promotes a revisionist, nationalistic view of
Japanese history, particularly downplaying or whitewashing war crimes and
the use of sex slaves by Japanese forces in WWII. In the past, she's written
about the need for Japan to "take responsibility for the future, not obsess
about the past.">
<小池は「新しい歴史教科書をつくる会」により知事へのお墨付きを得た が、この会は日本史に関する歴史修正主義的・民族主義的見方の普及、と りわけ、戦争犯罪や第二次世界大戦中の日本軍に よる性奴隷の使用を、過 小評価したり糊塗したりしてきた団体である。かつて小池は、「過去にと らわれるのではなく、未来に対し責任をとるべきだ」と書いたことがあ
る。>
CNNは最近のアメリカの反日論説の流儀に従って、歴史修正主義などの レッテルをほしいままに貼り、「性奴隷」の嘘をばらまいてテンとして恥 じない。「つくる会」は、この論説を断固として拒 否する。
藤岡信勝氏のページ/Facebook ~2016-08-01 24:00 〔情報収録 - 坂 元 誠〕