EU離脱を断固履行=交渉開始は急がず-メイ新首相、13日就任 | 日本のお姉さん

EU離脱を断固履行=交渉開始は急がず-メイ新首相、13日就任

EU離脱を断固履行=交渉開始は急がず-メイ新首相、13日就任
2016年07月12日 14時23分 提供:時事通信
英国の新首相に就任するテリーザ・メイ氏=11日、ロンドン(AFP=時事)

【ロンドン時事】英与党・保守党党首選で当選し、キャメロン首相の後継として13日就任するメイ次期首相は、欧州連合(EU)離脱を決めた国民投票でキャメロン氏の残留派についたが、もともとEUに批判的な「EU懐疑派」として知られていた。党首選に出馬後、さまざまな機会に明らかにしている今後の方針をみても、EU離脱を断固として履行する姿勢を明確にしている。
メイ氏は党首選に立候補後の演説で繰り返し「ブレグジット(英国のEU離脱)は文字通りブレグジットだ」と強調してきた。一部でくすぶる国民投票やり直しへの期待や、交渉により事実上EUを離脱していないような状態に持ち込もうという中途半端な姿勢を排して離脱を進めていく意思がうかがえる。
また、EU離脱という国家的重大局面で選挙の洗礼なしに成立するメイ政権の正統性を問い、早期の解散・総選挙を要求する声もあるが、メイ氏は、予定される2020年までに総選挙を実施する可能性を否定している。
EUとの交渉開始の引き金となる離脱通告をいつ行うかについては、まず交渉戦略を定める必要があるため「年末までには行わない」と述べており、早期交渉を求めるEU側との摩擦が強まる可能性がある。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160712-837/