あか牛の中でも貴重な血統で、数も少ないという。残る1頭は息絶えていた。
倒壊牛舎から親子牛救出=地元名産「ありがたい」-阿蘇市
2016年04月18日 04時11分 提供:時事通信
倒壊した牛舎から救出された地元名産の「あか牛」の親子と山内一意さん=17日午後、熊本県阿蘇市
「生きてて本当によかった」。17日、地震で倒壊した熊本県阿蘇市の牛舎から、地元名産の肉用牛「あか牛」の親子が自衛隊員に救出された。親牛は地元のコンテストで優勝したこともあり、育てた同市阿蘇町的石の畜産業山内一意さん(42)は「あきらめかけていたのに、ありがたい」と、何度も感謝の言葉を口にした。
2階建ての牛舎は、16日未明の激しい揺れでわらを積んでいた2階床が落ちて全壊。1階にいた3頭の上に、床板と梁(はり)が落下した。
明け方には、下敷きになっているのが分かったが、山内さんに助けるすべはなかった。丸1日が過ぎ、あきらめかけていたとき、自衛隊員7人が駆け付け、チェーンソーで落下物を切って取り除き、近所の人も含め10人で約2時間かけて救い出した。
助かったのは、13歳の雌牛と子どもの生後約3カ月の雌牛。あか牛の中でも貴重な血統で、数も少ないという。残る1頭は息絶えていた。「落ちた梁と寝ていた牛の間にすき間があり、偶然助かったのではないか」と山内さんは推測する。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160418-221/
2016年04月18日 04時11分 提供:時事通信
倒壊した牛舎から救出された地元名産の「あか牛」の親子と山内一意さん=17日午後、熊本県阿蘇市
「生きてて本当によかった」。17日、地震で倒壊した熊本県阿蘇市の牛舎から、地元名産の肉用牛「あか牛」の親子が自衛隊員に救出された。親牛は地元のコンテストで優勝したこともあり、育てた同市阿蘇町的石の畜産業山内一意さん(42)は「あきらめかけていたのに、ありがたい」と、何度も感謝の言葉を口にした。
2階建ての牛舎は、16日未明の激しい揺れでわらを積んでいた2階床が落ちて全壊。1階にいた3頭の上に、床板と梁(はり)が落下した。
明け方には、下敷きになっているのが分かったが、山内さんに助けるすべはなかった。丸1日が過ぎ、あきらめかけていたとき、自衛隊員7人が駆け付け、チェーンソーで落下物を切って取り除き、近所の人も含め10人で約2時間かけて救い出した。
助かったのは、13歳の雌牛と子どもの生後約3カ月の雌牛。あか牛の中でも貴重な血統で、数も少ないという。残る1頭は息絶えていた。「落ちた梁と寝ていた牛の間にすき間があり、偶然助かったのではないか」と山内さんは推測する。 【時事通信社】
http://news.ameba.jp/20160418-221/