[貧困女子]をハメる資格ビジネスの闇ーイケメンの営業員に注意! | 日本のお姉さん

[貧困女子]をハメる資格ビジネスの闇ーイケメンの営業員に注意!

気づけば31歳・月収14万。「結婚予定もキャリアもない」フツーのOL型貧困
2016年04月12日 09時00分 提供:女子SPA!

昨今、問題になっている「女性の貧困」。単身女性の約3人に1人が貧困状態だという統計もあるが、どのように貧困に沈んでしまうのか――。当事者を取材してみた。

◆転職する勇気もなくて気づけば30歳になってた

<島田遥さん(仮名・31歳) 事務、月収14万円>

「低収入だけどキャリアアップ転職なんてできないし、現実を見ないようにしています」と話すのは、事務職として働く島田さんだ。彼女の月収は約14万円。新卒のときから給料はほぼ上がらず、家賃だけで毎月半分近くが消えている。

「職場は残業や副業を禁止しているので、稼ぎたくても稼げない。たまに自分へのご褒美に1万円のアクセサリーを買うのがやっとです。同期は20代半ばまでにほとんど転職してるし、私も考えてはいるんですが、スキルや資格が何もないので一歩踏み出す勇気がなくて……気がついたらこの年です」

とはいえ、そんな自分の現実に焦っているわけではなさそうだ。

「給料はすごく安いんですが、そのせいか職場には変な連帯感があって働きやすいんです。ギリギリの生活ですが、ガマンはできる」

ただ、裏を返せば“ぬるま湯”でもある。彼女自身は仕事面での出世を諦め、生活の安定を結婚に求めている様子。節約のために女友達との交遊はすべて断り、その分を婚活費用に充てているという。

「昔からの友達はほとんどいなくなりました。でも、女友達と表面上の付き合いをしてムダ金を使うなら、結婚相手を見つけるために動いたほうが効率的だろうなって。転職より結婚のほうが現実的というか、このままでもなんとかなると思ってしまうんですよね」

30代女性にとって、婚活は転職と同じぐらい年々難しくなってくる。もし生活のための結婚なら、「なんとかなる」という考えを捨てて、ソッコーで婚活しないとヤバいです!

★遥さんの未来予想図

絶対に結婚できていると思う。仕事はたぶん辞めている

― 女性の貧困化、知られざる実態【5】 ―
http://news.ameba.jp/20160412-221/

2016.01.04 ライフスタイル
「なぜイケメンが私に…?」貧困女子を狙う悪質ビジネスに気をつけて!

 社会問題化している「貧困女子」。低所得、失業や再就職への不安、新卒女子の就職難……一人で生きることに不安を覚える彼女たちの弱い部分につけ込み、まったく無意味な資格や教材を高額で契約させる悪質なビジネスが増えているという。

貧困女子を狙う悪質ビジネス
※写真はイメージです
独身女性向けの不動産営業で得た個人情報を悪用


「基本的に、喫茶店で対面に座らせるところまで持っていったら、ほぼ8割成約です。営業の人間は基本50種類以上の資格・スクールについて営業トークできますから、相手が取りたい資格があるかないかも関係ない。後輩に1人の女に12個も資格を取らせたヤツがいます。キーワードは美容、民間療法、占い、芸能ですかね。要するにみんな、怪しい系です(笑)」

 資格営業マンで統括ポジションにあるという30代前半のK氏は言う。だが、彼の名刺にはなぜか不動産会社の名が……。

「ウチは営業会社でいろいろな企業から営業業務を委託されている。柱は独身女性向けの不動産。その他は、化粧品と健康食品が中心。その中に資格とかスクール系の営業が含まれているということ。

 マンションの営業をしてると、なかには年収150万円なんて女も出てくるじゃないですか。こういう女は不動産は買えないかもしれないけど、将来が不安だったり生活が厳しいから、資格ならいける。そんな女をリストアップして、別の営業が呼び出して対面営業かける。最近、資格系の斡旋がかなりの売り上げを占めてます」(K氏)

 つまりK氏の営業会社は、複数の資格事業者から顧客開拓をアウトソーシングされているのだ。

イケメン営業員によるデート商法も


 K氏曰く、最も営業成績を上げられるのは資格取得費が5万~15万円ほどの女性向け「独自認定系資格」とのこと。その営業方法は悪質極まりない。K氏の同僚で、“前職”は振り込め詐欺をしていたというS氏(28歳)は言う。

「大学や専門学校から流出した就活のエントリーシートや、美顔器とかパワーストーンなんかを買った女性の顧客リストをベースに電話やメール営業をかける。優秀な営業はSNSや出会い系サイトを使ったり、自ら婚活パーティとか無料セミナーに潜り込む。街頭のスカウトから紹介してもらうこともある。

 どちらにせよ、大事なのは営業員をイケメンで固めてること。デート商法に近いんだけど、対面営業に持ち込めば勝ったも同然です。営業したその場で契約書を書かせるし、よっぽど珍しい名前じゃなけりゃ会社に印鑑置いてありますから……」

 要するに、契約書に印鑑を勝手に押してしまうということだ。さらに受講料の回収方法も酷い。

「年収が低くてローン組めない女も多いんで、例えばクレジットカード持ってるなら、ショッピング枠で金券買わせて、換金して払わせる。カードのない女には『信販会社を紹介する』って言って契約書を書かせ、○○ファイナンスみたいな名義から、そのコの銀行口座に現金を振り込んじゃう。つまり押し貸しの闇金」(S氏)

 一方でS氏の詐欺時代の後輩だというT氏(26歳)は、資格の押し売りのみで利益を上げるグループをつくっている。

「僕はゴミ教材の押し売りですね。K君のところから『オカワリOK』の顧客名簿をもらったり、自分で開拓した女に営業してる。大手資格スクールの教材をキンコーズなんかで丸コピーしたものや、昔のVHSビデオ(笑)の教材、ネットで売ってる士業系の情報商材のパクリなんかを10万円ぐらいで売りつける。

 身内のスカウトとかにも声かけてるけど、こっちはK君のところと違って利益率95%以上のフルコミ(完全出来高制)ですからね。先月はこれで60万円稼ぎました」

 最後にK氏は貧困女子はカモとして最適だと言い切る。

「この営業を始めて、世の中にはカネのない女、なんとかして稼げるようになりたい女がこんなに多いことに驚いた。単価は安くても潜在客数がとんでもないですからね。今は関東中心だけど、これを地方で展開したらとんでもないビジネスに化けますよ!」

― [貧困女子]をハメる資格ビジネスの闇【1】 ―
http://joshi-spa.jp/415046
2016.01.08 ライフスタイル
きっかけはSNS、ヨガ教室…50万円ダマし取られた“資格サギ”

 趣味のため、また出会いを求め、積極的にさまざまなコミュニティに参加する女性が増えている昨今、そんな女性たちを狙う悪徳ビジネスが増えているという。なかには、お金に困っている「貧困女子」のみをターゲットにする悪質なものも。被害に遭った女性たちを取材した。

きっかけはSNS、ヨガ教室…50万円ダマし取られた”資格サギ”
※写真はイメージです
漢方講座と合宿型ヨガで、無意味に50万円の出費


 派遣で福祉職に就くNさん(33歳・神奈川県)。体が弱いのと、職場の人間関係に疲れて派遣の契約更新を見合わせてから、パートの月給10万円と貯金の切り崩しで生活していた。だが、今では30万円以上の借金がある。

「体が弱いのを克服したくて、地元の公民館のヨガ教室に通ってたんですけど、そこで知り合った主婦のTさんに、『アロマ漢方』の資格を取得したら自分で教室を開けるようになるって言われて……。Tさんはもともと銀座のお店で働いていた人で、すごくキレイで体形もまったく崩れてないし、個人的に芸能人やグラビアモデル相手にヨガセラピーもやってるって」

 このアロマ漢方なるもの、教材自体は5万円だったが、なぜか実践教材として定期的に漢方薬の材料を買わなければならなかった。

「最終的に10万円ぐらい払って、修了認定書をもらいました。すると今度はTさんが『実際にサロンを開業するには他にも資格が必要』って。それで、薬膳漢方と、合宿型のヨガインストラクター講座を受けました」

 結局、Nさんは合宿代30万円を兄から借りて払ったが、Tさんはその後、電話に出てくれなくなったという。インストラクターにはもちろんなれず、「私がダメな人間だっただけ」と諦め模様だ。とにかく今は借金を返すため、パート先に行くバス代すら節約し、自転車で往復20㎞を走る日々だ。

ホスト風イケメンの口車にのせられて…


 一方、ネットナンパがきっかけで悪徳資格ビジネスの被害に遭ったのは、アパレルのショップ店員・Fさん(19歳・千葉県)。

「SNSや出会い系サイトで男友達や彼氏募集してたら、キャリアカウンセラーだっていう男からメッセージが来て……。写真はホスト系でちょっとカッコよかったんで、会ってみた。私、高校中退だし地元はかなり田舎でこっちに友達もいなかった」

 やってきた男は、写真以上にカッコよかったという。

「その人は話が上手でした。『君は人の話を聞くのがうまいね。カウンセラーに向いてるから心理カウンセリングの資格を取れば』って勧められた。あと、その資格を取ればキャバ嬢でも保険の外交員でも、会話する才能が身について、仕事で成功するって。2回目に会ったとき、契約しました」

 資格は8万円程度で取得できる通信教育型だったが、話が違った。

「騙されたっていうほどじゃないけど、意味はなかったですね。パンフレットには『質問はメールで即答』とかあったけど、翌日夜に返事が来るとか、受講項目も『カリキュラムからなくなった』と突然、減るし。最後にカウンセラーのホームページの作り方が送られてきて講座修了。直後に、今度はお金を払って心理学会の会員登録をしてくれっていう催促も来た」

 登録費用の1万円を払ったが、その後、音沙汰がないどころか、自宅アパートのポストには山のようにダイレクトメールが届くようになったという。

― [貧困女子]をハメる資格ビジネスの闇【2】 ―
http://joshi-spa.jp/415070
2016.01.18 ライフスタイル
「モデルになれる」街中のスカウト話に乗ったら80万円の損…

 就職に失敗した、キャリアに行き詰まっている……そんな人生に思い悩む女性たちを狙う悪徳ビジネスが増えている。特に、切迫した状況にある貧困女子にキャリアアップの夢を見させて、数万円程度の金額を騙すケースが多いという。被害に遭った女性たちに話を聞いた。

悪徳ビジネス

就活に失敗し落ち込んでいるところに…


 分厚い就活の壁に挫折し、半ばうつ状態になったときに騙されたというのはRさん(23歳)だ。

「大学の最寄り駅で声をかけられて騙されました。相手は普通の大学生で、話し方はチャラいけど見た目は真面目な人でした。その頃、私は“お祈りメール”’(不採用通知の俗称)の連続で焦ってたときで、そこに『就活で困ってたら力になるよ』と言われて、ついつい話を聞くことになった」

 勧められたのは、「100%、5カ月でTOEIC800点超え」という教材で5万円だった。

「テキストはなく、動画と音声の入ったDVDとPDFだけ。文句言ったら『英会話教室に通って、800点以上を目指すとなると50万~100万円ぐらいするだろ』って言われて。しかも、この教材はある大企業の研修に使われてる部外秘のものだから間違いないと説得されました」

 Rさんが「騙された」と気づいたのは、同じ教材がネット上で2万円で売られているのを見た時。奨学生で学費を払い、親からの仕送りもないRさんにとって5万円は大金だった……。

芸能界にスカウトされたと思ったら…


 次に紹介するDさんは「悪徳スクール商法」の被害談だ。現在は風俗嬢のDさん(24歳)は3年前、都内の路上で「モデルになれる。芸能人になれる」と芸能事務所のスカウトマンから勧誘を受けた。イベントコンパニオンの仕事なども実際にもらったが、2年間所属した収支は80万円の赤字だ。

「当時はバー店員で月収は20万円くらいだったかな。まず面接を受けて、所属費用を5万円払うんです。それから、ボイトレとダンスのスクール費用は自分持ちで、仕事は月に4本ぐらい。イベコンとかアイドルのバックダンサーの時もあった。日当1万円で東京ガールズコレクションの会場の外でビラ配りもした」

 Dさんは事務所から、露骨にこう言われたという。

『ここは事務所じゃなくて、学校だから。芸能デビューする資格を学ぶための学校に、仕事もらいながら通えるんだから感謝しろ。実際の芸能スクールなんか行ったってデビューできないんだから』

「他の仕事に転職することになり、事務所を辞めたら違約金で5万円も取られました。実はその後も同じような芸能事務所のキャッチにひっかかって、契約書に住所だけ書いたら、毎週『お金払えって』請求書が届くんです。どうすればいいんでしょう……」

 一度ならず二度までも引っかかるのはどうかと思うが、心が弱っていると、なけなしの希望にすがりたくなるのが人の性。うまい話には常に用心する姿勢を忘れないでいたいものだ。

― [貧困女子]をハメる資格ビジネスの闇【3】 ―
2016.01.23 ライフスタイル
女性は資格系のサギにダマされやすい!もし被害に遭ってしまったら…

 雇用が安定しない昨今。仕事において強みがないと感じる人たちの中には、資格の取得に精を出す人も少なくないのだとか。そんな中、資格に興味をもつ人、なかでも女性を狙った悪徳ビジネスが増えているという。

悪徳ビジネス
※写真はイメージです
 資格をとる前に授業が終わってしまったり、別サービスの営業に個人情報を回されてしまったり、さまざまな被害を受ける女性たち。もしも自分が騙されてしまったら、法律でどこまで守られるのか。消費者問題に詳しい弁護士の高木篤夫氏に話を聞いた。

女性の方が被害に遭いやすい


「男性とは異なり、女性は具体的な対価が見えないサービスの被害に遭う傾向が強い気がします。女性を標的にした詐欺は『自信をつけたい』とか『不安を解消したい』という漠然とした欲求につけ入ります。目に見えるリターンも曖昧なため、被害状況を見極めるのが困難。この種のサービスによる被害は女性のほうが多いのでは」と高木氏。

 では、どうすればいいのか。

場合によっては損賠賠償の請求も可能


「法律で対処するには、個別に勧誘状況や契約内容を精査する必要があります。事前に説明されたサービスが提供されなければ詐欺の疑いもありますし、事前の説明と異なるサービスの提供しかない場合、またスクールが途中で閉鎖されてサービスが中断した場合は債務不履行にあたるでしょう。

 後者の場合は契約解除や損害賠償請求が可能です。特定商取引法によって指定された取引類型によっては中途解約やクーリングオフをすることもできます」(高木氏)

 ただ、実際に支払ったお金を取り戻すのは難しい。相手が破産した場合はなおさらだ。

「やはり重要なのは契約時に説明を鵜呑みにせず慎重に契約内容を検討すること。契約者本人が印鑑を押さなくても、契約が成立してしまう場合もある。言葉巧みに迫られても、簡単に承諾しないようにしてください」(同)

 被害に遭わないためには、どんなに興味を持っても、その場ですぐに契約しないのが身のためだ。

【高木篤夫氏】
ひかり総合法律事務所所属。消費者問題やインターネットトラブルに詳しく、それらを解決するため幅広い法分野で活躍。著書に『電子商取引』(勁草書房、共著)など多数

― [貧困女子]をハメる資格ビジネスの闇【4】 ―
http://joshi-spa.jp/415107