舛添知事の「大名視察」 開示資料「黒塗りばかり」 | 日本のお姉さん

舛添知事の「大名視察」 開示資料「黒塗りばかり」

舛添知事の「大名視察」 開示資料「黒塗りばかり」
産経新聞 4月8日(金)7時55分配信
共産党都議団が情報公開請求して入手した舛添要一知事の海外出張に関する資料。黒塗りが目立つ=7日、都庁(写真:産経新聞)

「大名視察といわれても仕方がない」。舛添要一知事の海外出張費が、かつて批判を浴びた石原慎太郎元知事時代より、さらに高額化していると指摘した共産党都議団の7日の記者会見。情報公開請求して入手した資料を分析したとするが、「黒塗りばかりで、検証できない部分が多い」と“透明性”にも疑問を呈した。

「A4用紙■枚、トナー■本」。会見で都議団は黒塗りにされた資料を示し、「石原元知事のときには出ていたのに」と苦言を呈した。都側は「単価が明らかになると、予定価格が推察される」としているというが、同党は「これでは妥当性の検証ができない」と指摘し、改善を促した。

一方、新たに判明した問題点も多い。舛添氏は8回の出張で計21泊したが、いずれも条例で定める上限額を上回り、最大では5・6倍に及ぶことも。

都側は知事のスイートルーム利用について「急な要人面会にも礼を失しないため」などと説明するが、昨年にロンドン・パリに出張した際には別途、「要人面会に係る諸室借り上げ代」として会議室代32万2千円も支出しており、同党は「理由が立たない」と指摘している。

また、同党は随行職員の多くが知事補佐、秘書など「補佐役」だった点を問題視。平成26年に行った北京出張の目的が「大気汚染対策、医療分野の改革」などとされながらも、随行した8人の中に「環境や医療、福祉に関わる担当者は1人もいない」と指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160408-00000003-san-l13

舛添氏は8回の出張で計21泊したが、いずれも条例で定める上限額を上回り、最大では5・6倍に及ぶことも。