マダム・タッソーは、本当は貴族でギロチン対象のはずだったが?
2時のうんちく劇場
2015年9月10日 ギロチン
2015/9/10
38年前:1977年9月10日:フランスで最後のギロチンによる処刑が行われる。
フランス革命の当時に考案された残酷な処刑方法が、38年前、つい最近まで行われていたというのが意外です。こんな残酷な処刑を1977年まで行っていたフランスですが、その4年後、ミッテラン大統領が「フランスでの処刑は廃止する」と宣言しています。
この残酷なギロチンという処刑方法ですが、この道具はフランス革命ちょっと前にルイス博士という人物が考案した物で、それに対して当時フランス議会の議員だったジョセフ・ギヨタンが「この道具は短時間で処刑できるので受刑者の苦痛の時間を短くできる人道的な機械である」と
評価したことで採用される事になったのです。
このギヨタンさんはフランスの医療福祉の分野で多大なる功績を残した人で、人道派の政治家だったのです。
本来ならば考案者のルイス博士の名前が付けられる所、なぜか議会でこの機械を容認したギヨタンの名前が付けられて「ギロチン」となってしまったのです。
いつの間にか処刑道具に勝手に名前を付けられてしまったギヨタンは、ちょっと待ってよそれはないでしょ?と再三「名称を変更してくれ」と訴え続けたが、その訴えは無視され続けたそうです。
フランス革命が終わった後も、ずっとギヨタンさんはそれを訴え続けたのですが、フランス革命から15年後の1814年に無念のまま亡くなってしまいます。
残された家族もギヨタンというファミリーネームが処刑台に付けられているので、訴えを続けていたのですが、最終的な判断として「あなた方のギヨタンという苗字を変える事を許可する」という物に落ち着いたのです。
どのような名前に変わったのかは記録に残されていません。
このギロチンは色々改造を加えられたのですが、その中でも最大の改造と言われるのが使われている刃が斜めになっていることです。
これによって確実に処刑が出来るというものです。実はこの提案をしたのは、後に自らが処刑されることになるルイ14世で、機械の設計や修理が大好きだったことからの提案でした。「刃は斜めになっているほうがスパッと勢いよく切れるよ」
フランス革命で多くの人がギロチンで処刑されました。
処刑された人々はその後、町中にさらし首になったのですが、すぐに腐ってしまい見せしめになる期間が短かったそうです。
その時に、処刑される順番待ちで投獄されていた貴族の女性が、特技としてそっくりの顔をした蝋人形を作る事が出来るという事で、処刑を免除する代わりに処刑される人物の首をリアルにロウで作るという仕事を与えられた。
替わりに処刑されたクビをリアルにロウで作る仕事を与えられた。
その女性が現在もロンドンの観光名所になっている「マダム・タッソーの蝋人形館」のマダム・タッソーなのです
http://www.at-s.com/sbsradio/program/love/2015/09/2015910.html
2015年9月10日 ギロチン
2015/9/10
38年前:1977年9月10日:フランスで最後のギロチンによる処刑が行われる。
フランス革命の当時に考案された残酷な処刑方法が、38年前、つい最近まで行われていたというのが意外です。こんな残酷な処刑を1977年まで行っていたフランスですが、その4年後、ミッテラン大統領が「フランスでの処刑は廃止する」と宣言しています。
この残酷なギロチンという処刑方法ですが、この道具はフランス革命ちょっと前にルイス博士という人物が考案した物で、それに対して当時フランス議会の議員だったジョセフ・ギヨタンが「この道具は短時間で処刑できるので受刑者の苦痛の時間を短くできる人道的な機械である」と
評価したことで採用される事になったのです。
このギヨタンさんはフランスの医療福祉の分野で多大なる功績を残した人で、人道派の政治家だったのです。
本来ならば考案者のルイス博士の名前が付けられる所、なぜか議会でこの機械を容認したギヨタンの名前が付けられて「ギロチン」となってしまったのです。
いつの間にか処刑道具に勝手に名前を付けられてしまったギヨタンは、ちょっと待ってよそれはないでしょ?と再三「名称を変更してくれ」と訴え続けたが、その訴えは無視され続けたそうです。
フランス革命が終わった後も、ずっとギヨタンさんはそれを訴え続けたのですが、フランス革命から15年後の1814年に無念のまま亡くなってしまいます。
残された家族もギヨタンというファミリーネームが処刑台に付けられているので、訴えを続けていたのですが、最終的な判断として「あなた方のギヨタンという苗字を変える事を許可する」という物に落ち着いたのです。
どのような名前に変わったのかは記録に残されていません。
このギロチンは色々改造を加えられたのですが、その中でも最大の改造と言われるのが使われている刃が斜めになっていることです。
これによって確実に処刑が出来るというものです。実はこの提案をしたのは、後に自らが処刑されることになるルイ14世で、機械の設計や修理が大好きだったことからの提案でした。「刃は斜めになっているほうがスパッと勢いよく切れるよ」
フランス革命で多くの人がギロチンで処刑されました。
処刑された人々はその後、町中にさらし首になったのですが、すぐに腐ってしまい見せしめになる期間が短かったそうです。
その時に、処刑される順番待ちで投獄されていた貴族の女性が、特技としてそっくりの顔をした蝋人形を作る事が出来るという事で、処刑を免除する代わりに処刑される人物の首をリアルにロウで作るという仕事を与えられた。
替わりに処刑されたクビをリアルにロウで作る仕事を与えられた。
その女性が現在もロンドンの観光名所になっている「マダム・タッソーの蝋人形館」のマダム・タッソーなのです
http://www.at-s.com/sbsradio/program/love/2015/09/2015910.html