電磁波を胃のSOSと脳が勘違い⇒応援を出し過ぎで胃が悲鳴を⇒脳は首の骨に応援を阻止するよう命令 | 日本のお姉さん

電磁波を胃のSOSと脳が勘違い⇒応援を出し過ぎで胃が悲鳴を⇒脳は首の骨に応援を阻止するよう命令


電磁波による骨のゆがみが急増中

とくに携帯電話とパソコンには注意!

山口純子 [調布カイロプラクティックオフィス院長]
【第4回】


コメント0


大きな文字小さな文字



パソコンや携帯電話はわたしたちにとって欠かせないものとなっています。

90年代後半までは、電磁波の影響でからだにゆがみが生じる症例は、年間に数例しかありませんでした。

ところが、携帯電話やパソコンが爆発的に普及した2000年頃から比例するように、電磁波による症例が数年で10倍以上に増えたのです。

現在、わたしのクリニックでも、電磁波による症例がとても多くなっています。「首のどちらかが曲がりにくい」「肩がこる」「頭痛」「生殖器のトラブル」などで頚椎(7個)の上から1番目か2番目にゆがみが生じています。

電磁波がからだに与えるメカニズム

◎電磁波がからだに及ぼす影響

パソコンや携帯電話などから発せられる電磁波自体に、首の筋肉をマヒさせるような破壊力があるわけではありません。問題となるのは、わたしたちのからだが、電磁波を内臓からSOSとかん違いしてしまうことなのです。

たとえば、パソコンからの電磁波を脳が胃からのSOSだとかん違いしたとします。するとすぐに、脳は胃に向けて救助隊を送りこみます。救助隊のなかで代表的なものは、白血球。外から入ってきた異物を、パクパク食べてくれる血液の成分です。

白血球はとても攻撃的なので、胃に集中しすぎると、ときには胃の細胞に負担をかけてしまいます。そこで胃は、あわてて脳にSOSを送ります。

SOSを受けた脳は、ビックリしてしまいます。「救助隊を送ったのに、よくなるどころか逆に悪化した」と。
そしてからだの大きな危機を感じます。修復したつもりが悪化してしまったということは、「自然治癒システムが機能しなくなった」ことを意味します。

 しかし、そう理解していても、信号(電磁波)が内臓からのSOSに少しでも似ていると、脳は反射的に救助隊を出動させてしまうのです。

反射システムでからだを守り、骨がゆがむ

 ここで、ちょっと実験です。つぎのことを想像してみてください。

“梅干をしゃぶる”

“レモンをかじる”

 いかがですか?だ液が出てきませんでしたか?

 ほんとうに梅干やレモンを食べるわけではないとわかっていても、そのキーワードだけで、からだはレモンや梅干にふくまれる酸から、内臓を守る準備を反射的に行なってしまいます。

 このようにからだは、SOSの信号でないとわかっていても、内蔵からのSOSの信号に似た電磁波をキャッチしたら、反射的に救助隊を内臓へ送ってしまうシステムをもっているのです。

 そこで脳は、内臓のSOSにそっくりな電磁波キャッチすると、救助隊への指令と同時に、首の骨についている筋肉に、緊急指令を送ります。

「いま出してしまった救助隊への指令を阻止してくれ!」

「イエッサー!」

 指令を受けた筋肉は、首の骨を引っ張ってゆがませ、まちがった救助隊が内臓に行くことを防ぎます。こうして骨のゆがみが、からだを守っているのです。

 ただし、それは同時に、内臓から発せられた正しいSOSが、脳へと正確にとどかなくなることも意味しています。
「内臓からのホンモノのSOSがとどかない危険」と、「電磁波を浴び続けているあいだ、ずっとまちがった救助隊を内臓に送り続ける危険」。どちらが怖いかを天秤にかけ、「まちがった救助隊を送るほうが、危険度が高い」と判断すると、少しでも長く命を守るために、首の骨をゆがませます。

 そして、食生活によるゆがみ同様、電磁波にさらされている環境の中で、命を守っているのです。

電磁波から、からだを守るためにできること

 とはいえ、私たちの生活空間には、あらゆる電化製品があふれています。いまや、電磁波から完全に離れた生活を送ることは、むずかしくなっています。

 なかでも、からだに近い距離で使うために、大量の電磁波を浴びる危険性の高まるものが、携帯電話とパソコンです。

 たとえば、携帯電話は耳に当てて会話をするので、電磁波が脳にダメージをあたえるといわれています。電磁波よけのシールや、イヤホンなどが有効です。

 もうひとつ、携帯電話の怖いところは、胸ポケットやお尻のポケットに入れて、からだに密着させて持ち歩いてしまうこと。持ち運ぶときはカバンに入れる、使わないときは電源を切る、といった対処が効果的です。

 そして、パソコン。電磁波の影響は距離と関係するので、現在操作している位置から10センチ離れるだけでも効果はあります。また、パソコンの画面にシールドをはるといった対策もいいでしょう。

 さらに、画面や壁紙をクリーム色に近い色にすることでも、骨はゆがみにくくなるようです。気になるかたは、いちど試してはいかがでしょうか。

 ちなみに、パソコン画面から発せられる電磁波は、ブラウン管式のものよりも液晶式のほうが弱くなります。旧式のブラウン管を使用しているかたは、液晶画面への交換を検討してもいいかもしれません。

 このように、できるだけ電磁波を弱める、浴び続けない工夫をすることが大切になります。
http://diamond.jp/articles/-/7614