女子生徒誘拐の容疑者 実家は防犯グッズ通販業、知識を悪用か | 日本のお姉さん

女子生徒誘拐の容疑者 実家は防犯グッズ通販業、知識を悪用か

窓ガラスを割って逃げられなかったのか、電気工事の工事屋さんが来た時に声を出して助けを求められなかったのかなどの疑問が出てくるが、監禁されて脅されている中学生の女の子にしたら怖くて声も出なかったというところか。今回、勇気を振り絞って、掃除の時に拾った170円と大切に隠し持っていた生徒手帳を持って脱失できたことは、よかった。拉致、監禁された者でないと、その場の状況やその時の心理状態など分からない。「逃げたら殺す」と言われたら、足がすくんで逃げられなくなるものなのかも。

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女子生徒誘拐の容疑者 実家は防犯グッズ通販業、知識を悪用か
スポニチアネックス 2016/3/29 07:00

少女がかつて監禁されていたとみられる千葉市内のマンション
2年前に行方不明になった埼玉県朝霞市の女子生徒(15)が東京都中野区で保護された事件で、未成年者誘拐容疑で指名手配された東京都中野区東中野、職業不詳寺内樺風(かぶ)容疑者(23)が28日未明、静岡県伊東市で身柄を確保された。血だらけで発見され、自殺を図ったとみられる。同容疑者の父親は防犯グッズショップを経営しており、防犯の知識を悪用した可能性がある。

寺内容疑者は2月に中野区へ転居するまで、千葉市稲毛区のマンションに住んでいた。通っていた千葉大学まで50メートルほどしか離れておらず、ここで2年近く誘拐した女子生徒を監禁していた疑いが持たれている。

保護された生徒は「(行方不明になった後は)ずっと千葉にいた。寺内容疑者に連れられて外出することがあった」と話しており、監視が厳しくて外出の際も逃げることができなかったとみられる。

捜査関係者によると、千葉市の部屋はキッチン、トイレは独立していて、洋室、和室各1部屋が居住スペースだった。洋室からベランダへつながる窓は「鍵を差し込まないと窓が開かない仕組みだった」と指摘。同市内の鍵専門店によると、空き巣対策用の鍵付きクレセント錠とみられ「もちろん鍵を持っていなければ内側からも窓を開けることはできない」と話した。

寺内容疑者の父親は大阪府池田市で、「創業59年」をうたう防犯グッズの通信販売業を営む。公式ホームページ(現在閲覧不能)では、防犯用の鍵や、外出先から室内を監視する徘徊(はいかい)防止用の無線機器などが販売されていた。別の捜査関係者は「父親の仕事から身に付けた防犯知識を悪用した可能性がある」と語った。

寺内容疑者は28日未明、静岡県伊東市の路上で血だらけの状態で発見された。埼玉県警などによると、「カッターで首を切った。自殺しようとした」という趣旨の説明をした。県警は同日、寺内容疑者の中野区の自宅マンションから制服とジャージーを押収した。ジャージーには生徒の氏名が刺しゅうされ、制服には生徒の中学校のバッジがついていた。

寺内容疑者は14年3月10日、下校途中の生徒に「お父さんとお母さんが離婚する。弁護士のところに自分が連れていく」とうそを言って誘い出したとみられる。生徒はその後、同容疑者の車に乗せられ、目隠しをされて千葉県内に連れ去られたという。

同日に自宅郵便受けで「さがさないで」とする生徒の自筆とみられるメモが見つかり、同月19日には「元気に過ごしている」と書かれた手紙も自宅に届いた。生徒は「メモと手紙は寺内容疑者に書かされ、いずれも手渡した」と話している。生徒を監禁するために寺内容疑者が家出を装った可能性があるとみている。
http://news.merumo.ne.jp/article/pickup/4299998
誘拐容疑者、千葉大休学し留学 3年前、航空免許を取得
2016年3月28日15時11分

寺内樺風容疑者のものとみられるフェイスブックに投稿されていた写真
寺内樺風容疑者は2012年10月~13年9月、飛行機の操縦資格の取得とカナダ・バンクーバーへの語学留学を理由に、在籍していた千葉大を自主的に休学していた。
寺内容疑者のものとみられるフェイスブックには、13年7月~9月の書き込みがあった。米国にあるという空港で飛行機の操縦席からカメラに顔を向けたり、機体の前でポーズをとったりする写真を複数載せていた。

職歴として掲載していたのは、航空ライセンスを取得するための米国の航空学校。同校の東京オフィスの話では、勤務歴はないものの、寺内容疑者と同じ名前・年齢の男性が13年4月~9月に米国で訓練を受け、自家用機のライセンスを取得していたという。
http://www.asahi.com/articles/ASJ3X33XKJ3XUTIL00B.html?iref=com_alist_6_02
「さわやかな好青年」 女子誘拐容疑者の実家近所の住民
2016年3月28日11時34分
寺内樺風容疑者の自宅アパートから押収物を運び出す埼玉県警の捜査員ら=28日午前6時14分、東京都中野区、関田航撮影
寺内樺風(かぶ)容疑者(23)の実家は大阪府池田市にある。近くに住む男性によると、寺内容疑者は小学生だった十数年前、家族で転居してきたという。

両親と妹の4人家族。寺内容疑者はドッジボールが好きな明るく礼儀正しい少年だった。小学6年生のときは地域の子供会でリーダー役を務めていたという。「年下の子どもの面倒をよく見ていた。優しい子だった」と男性は話す。関係者によると、大阪教育大付属池田中、同池田高に進学した。

男性によると、実家で暮らしていたのは高校卒業まで。寺内容疑者の父親は「東京のほうの大学に受かった」と話していたという。男性が最後に寺内容疑者に会ったのは数年前。成人式で帰って来たときだった。男性が「おめでとう」と声をかけると「ありがとうございます」と喜び、一緒に写真を撮った。「さわやかな好青年で、とても事件を起こすようには見えない」と男性は話す。
近くに住む女性は「元気があっていい子だった」。別の男性(90)は「1年くらい前に会ったときに『ニューヨークに行く』と言っていた。賢い子なんだなと思った」と話した。
http://www.asahi.com/articles/ASJ3X3FP2J3XPTIL00Y.html?iref=com_rnavi_arank_nr02

<15歳少女保護>千葉大在籍時に監禁か 2月に引っ越し

毎日新聞 3月28日(月)13時14分配信
















<15歳少女保護>千葉大在籍時に監禁か 2月に引っ越し


少女が寺内樺風容疑者に監禁されていた部屋。カーテンがしっかり閉められていた=東京都中野区で2016年3月28日午前7時41分、梅村直承撮影


◇3月に工学部卒業 少女「ずっと千葉にいた」

埼玉県朝霞市で2014年3月、当時中学1年だった女子生徒(15)が行方不明になり、東京都中野区で保護された事件で、埼玉県警朝霞署捜査本部が未成年者誘拐の容疑で逮捕状を取った男が28日未明、静岡県伊東市で身柄を確保された。男は中野区東中野3、寺内樺風(かぶ)容疑者(23)で、首に切り傷を負い、病院で治療を受けている。首のけがについて「自殺しようとカッターで切った」と話しており、捜査本部は回復をまって逮捕する方針。

【容疑者の顔写真、発見された雑木林やマンションの写真】

捜査本部は27日夜、寺内容疑者の逮捕状を取り、指名手配していた。

寺内容疑者は千葉大工学部情報画像学科に在籍し、今年3月に卒業した。千葉大広報室によると、コンピューターやソフトウエアに関する研究室で学んだという。捜査関係者によると、今年2月まで千葉市稲毛区に住んだ後、中野区のマンションに引っ越した。女子生徒は「(行方不明になった後)ずっと千葉にいた」と話しており、捜査本部は2年近くの間、千葉市で監禁状態に置かれていた可能性があるとみている。

捜査本部によると、28日午前3時過ぎ、伊東市内で「血だらけの男が歩いている」と静岡県警に通報があった。駆け付けた警察官が路上で男を見つけ、所持していた免許証や本人の話などから寺内容疑者と確認した。寺内容疑者はカッターを所持しており、「首をカッターで切った。自殺しようとした」と説明したという。

寺内容疑者は「お父さんとお母さんが離婚する。弁護士のところに連れて行く」と、うそをついて女子生徒を連れ出したとみられている。女子生徒は、捜査本部に「自宅の近くで知らない男に車に乗せられた」と説明。「(連れ去られた後は)外から施錠された部屋にいた。外出したこともあったが、男に監視されていた。秋葉原に買い物に行くといって男が出かけた隙(すき)に逃げ出した」と話しているという。

中野区の寺内容疑者の自宅は、女子生徒が保護されたJR東中野駅から約300メートル離れたマンションにあり、女子生徒はこのマンションから逃げて助けを求めたとみられる。

病院に搬送された寺内容疑者は、話をすることができる状態で、数日で退院する見通しという。捜査本部は寺内容疑者が伊東市にいた経緯などを調べている。

女子生徒は約2年前の14年3月10日、中学からの下校中に行方不明になり、今月27日にJR東中野駅の公衆電話から110番通報して助けを求めたところを保護された。女子生徒に外傷などはないが、健康状態を検査するため入院している。【和田浩幸、遠藤大志、川名壮志】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160328-00000039-mai-soci