カーテンやロールスクリーン、ロールブラインドの紐で子供が窒息死する危険
身近にある恐怖!カーテンやロールスクリーン、ロールブラインドの紐で子供が窒息死する!!
Life・Society
2016.03.13
上記トップ写真の紐部分で何人もの子供たちが窒息死している事実をあなたはご存知ですか?
日本では、あまり騒ぎ立てないのでまだこの危険性を知らない人もいるかと思いますが、どこにでもあるカーテンやロールスクリーンそしてロール式ブラインドの紐で、子供がアッという間に窒息死するという事故が実際起きているのです。
以前、私が書いた下記記事でも、そのことについてちょっとだけ触れましたが、あの時は食べ物についての子供の窒息事故に対する”チョーキング・ハザード”が重点だったので、今回は、カーテンなどの紐による窒息事故に対する”ストランギュレーション・ハザード”(絞殺の警告)について書いておきます。
子供がホットドッグを喉に詰まらせて死亡。窒息死に関するアメリカと日本の違い
http://spotlight-media.jp
チョーキング”とは息を詰らせるとか、喉にひっかかり窒息するという意味。 ”ハザード”とは危険を引き起こすという警告。 ”チョーキング・ハザー
私が以前書いた記事です。これは主に”食べ物を喉に詰まらせる窒息事故”について書いています。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
日本でも子供の窒息死亡事故が起きている!
アメリカでは窓にかけてある日よけ(ブラインドやスクリーン、カーテンなど)についている開閉するためのチェーン(あるいは紐)に対するリコールがCPSCにて、頻繁に発表されている。
リコールの理由は、そのチェーン(紐)が幼児の首に絡まり、 窒息する危険性があるためである。日本では、殆どきかないが、実際、日本でも子供の窒息死亡事故は起きている。
家庭におけるブラインド類やスクリーン類のひも部分、カーテンの留めひも(以下「タッセル」 という。 )等のひも状部分が子どもの首に絡まる事故が発生しています。このため、消費者庁の地方 消費者行政活性化基金の「国と地方とのコラボレーションによる先駆的プログラム」として、東京 都商品等安全対策協議会において、事故の実態把握及び事故を未然に防ぐための安全対策の議論が 行われました。
把握された国内での事故の発生件数は、2007年以降で7件あり、うち1件は死亡事故となってい ます。また、アンケート調査 1によると、ブラインド等を所有している子どものいる御家庭の約 15% が、ブラインドのひもやカーテンのタッセルで、首や手足に引っ掛かる等といった危害、危険、ヒヤリ・ハットを経験しています。
出典 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/140226kouhyou_1.pdf
これは日本の消費者庁の発表です。このように日本でも死亡事故が発生しているのです。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
日本は家庭内での事故は騒がないのでニュースにもならない
アメリカでは、ブラインド(ロールスクリーン、カーテン含む)のチェーン(紐)などが何故、そんなにリコール対象とされるのか?それくらいのもので、幼児が窒息するわけがない! 死亡事故なんてめったに起きない、大げさすぎる!と思われるかもしれない。
だが、実際に、幼児の死亡事故は何件も発生しているのです。また、死亡しなくても、窒息寸前までいった事故がたくさん起きているのです。
日本では、数少ない事例しかないような扱いを受けていますが、日本人の場合は、アメリカのように家庭内での事故は殆ど騒ぎ立てないし、ニュースにはならないという国民性があるので、実際には、もっと多くの事故が発生しているのに、表に出ていないだけのような気がします。
でも、実際は事故が発生しているので、注意勧告も発表されているのですが、マスコミが取り上げないので、知らない人が多いのです。
近年、家庭におけるブラインド類やスクリーン類のひも部分、カーテンのタッセル等のひも状部分が乳幼児の首に絡まる事故が発生している。2007 年以降、国内での事故事例は 7 件。うち、1 件が死亡事故であり、重篤な被害となる危険性があることがわかっている。
これに対し、日本ブラインド工業会(会員企業 4 社)では、2005 年よりブラインド類・スクリー ン類の操作コード(チェーン)事故防止に関する警告表示を周知徹底している。安全器具は、荷重がかかると外れるセーフティジョイントや、子供の手の届かない位置にひもを束ねて上げておくコードクリップ等があり、各社の判断により装備している。
しかしながら、安全器具の使用や 取付けは、消費者の判断に委ねられているものもあり、安全器具の使用実態・有効性は不明というのが現状である。
一方、海外では、ブラインド等のひもの安全確保のために任意規格や強制法規が導入され、積極的に対策が実施されている国もある。国内においても事故を未然に防ぐための安全対策の強化が望まれるところである。
出典 http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2014/02/DATA/40o2i101.pdf
これは東京都商品等安全対策協議会がまとめた資料です。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
メーカー側が危険度の意識が低すぎる
私が住んでいたニューヨークのロングアイランドでも、数年前にブラインドのチェーンで2歳の男児が窒息死している。救急隊が到着するまで父親が人工呼吸を行っていたが、助からなかった。
幼児を持つご両親には是非、知っておいてもらいたい。とても想像できないかもしれないが、事故はアッという間に起き、些細な力がほんの一瞬加わっただけで、起きてしまうということを。だから、ブラインドなどのチェーン(紐)に関して、アメリカでは、リコール(修理改善)が次々と発表されるのである。日本もこの事実を見直し、メーカー側も改善するべきであるのだが、実際は、アメリカも日本も、この問題を無視して、メーカーはブラインドやスクリーンやカーテンをまだ作り続けているところが多い。
【楽天市場】調光ロールスクリーン【送料無料】 1cm単位でサイズオーダー可能!(ロールカーテン)[調光ロールスクリーン
http://item.rakuten.co.jp
このチェーンがどれだけ危険なのかをメーカーは知らないのであろう。それどころかこのチェーンを売りにしているのが気になる。確かにこのタイプは便利で使いやすい。お子様がいない家なら問題はないのだが、小さなお子様がいる家庭では危険なチェーンとなるので、そのような警告をちゃんとつけておくべきだと私は思う。
ロールアップタイプは一瞬で巻き上がるので子供には危険!
アメリカでリコール対象となる日よけのブラインドは、主に”ロールアップ・ブラインド”と呼ばれているものである。つまり、ブラインドに付いている開閉のためのチェーン(紐)をひっぱると、ブラインドが一瞬で上に上がるやつである。
チェーン(紐)は、ちょっと引っ張っただけでも ブラインドがクルクルとアッという間に上がってしまう。ロールアップ・ブラインドがクルクルと上に巻かれる時、それに付いているチェーン(紐)も一緒に上に上がってしまう。チェーン(紐)を引っ張らなくても、ブラインド自体を軽くひっぱる あるいは軽く触ったはずみで上に巻き上がることもある。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
幼児にとっては危険極まりない紐となる
例えば幼児がブラインドやチェーン(紐)を引っ張ったり、あるいは、ふとしたはずみで触ってしまった場合でも、ブラインドと紐がシュッと上に巻き上がることもあるわけだ。
もしその時、幼児がチェーン(紐)に首を突っ込んでいたとしたら、どうなるか?
たとえチェーン(紐)に首を突っ込んでいなかったとしても、側にいた幼児にチェーン(紐)が絡まってしまうということもあるわけだ。
首に絡まったチェーン(紐)には、上にあがろうとする力が働き、 幼児の首を容赦なく締め付ける。幼児はそれを自分ではずすことはまずできない。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
事故は一瞬にして起きてしまう!
幼児の首をきつく締め付けたチェーン(紐)を、たとえ大人でもすぐにはずすことは非常に困難だと思われる。チェーン(紐)自体をとりあえず途中でバッサリ切ればいいのだが、 苦しむ幼児を前にして、パニックにならない人はいないだろう。その状態で、すぐに的確に行動できる人が何人いるだろうか?
家の中で、一瞬で起きてしまう事故である。大人がちょっとトイレに行っている隙に、あるいは料理を作っている最中に、もしくは電話で誰かと話している最中に。。とにかく幼児から目を離してしまった一瞬でそれは発生してしまうのだ。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
メーカーとリコールの追っかけっこ
アメリカでは、そんな事故を防ぐために、CPSCは既に販売されているブラインドを1つ1つチェックして、その危険性があるものに対して、リコールを発表するのである。
でも、メーカーはそんなことはお構いなしに危険な紐付きのブラインドやスクリーン、カーテンなどを作り続けて売り続ける。つまり、メーカーとリコールとのおっかけっことなっているのだ。各メーカーが発売前にこの点を気をつければいいのだが、それができないのだ。
結果、リコール対象となったメーカーは修理用キットを大量に作り、無料で購入者に送らなければいけなくなり、莫大な経費が出て行くはめになるのだが。。それがわからないみたいで。。改良することもなく、似たようなものを作り続ける。
本当に、とても無駄なことを繰り返している。米政府は、すべての新商品が発売される時、もっと厳密に検査して、販売許可をメーカーに与えるシステムを確立させるべきであろう。だが、毎日大量に様々な製品が生産され、また輸入販売されている現状では、現実、それがとても おいつかないのかもしれない。
アメリカで起きた事故は日本でも同様に発生するのだ。日本政府もこれらの危険性をもっと認識し、メーカーに対してちゃんと注意勧告を出すべきだと思う。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
各自で注意するしかないのが現実
ロールアップ・ブラインドを持っていなくても、幼児がいる家庭や環境で、窓にブラインドやカーテンのチェーンや紐がある方は、それを幼児の手の届くところに垂れ下げておくのはやめましょう。ちゃんとチェーンや紐を幼児の手の届かない場所に ひっかけてとめる習慣をつけましょう。
これ以上、小さな命を犠牲にすることがないように、メーカーが不注意なものを販売している現状では、各自が気をつけるしかないのです。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
さくらまい
現在、米国籍。(元日本人)アメリカ生活30年を経て、日本に外国人登録をして家族とともに移住。ニューヨークでシングルマザー、会社経営、再婚、日本で末期がん&アルツハイマー認知症の父の介護生活を経験。
Amebaのブログ「ニューヨークからのエアメール ~ever since~」でニューヨーク生活時代に書き溜めていた情報をもとに、新たにここで書き直してご紹介させていただきます。
http://spotlight-media.jp/article/258052520576379113?frm_id=c.amm-mail-magazine_l.dr-_r.
幼児の服についているヒモが子供の首にひっかかって窒息死に至るという事故も案外あるのではないか?工事現場では、長い髪の毛や、ヒモのついた服は御法度らしいです。事故につながるから。
Life・Society
2016.03.13
上記トップ写真の紐部分で何人もの子供たちが窒息死している事実をあなたはご存知ですか?
日本では、あまり騒ぎ立てないのでまだこの危険性を知らない人もいるかと思いますが、どこにでもあるカーテンやロールスクリーンそしてロール式ブラインドの紐で、子供がアッという間に窒息死するという事故が実際起きているのです。
以前、私が書いた下記記事でも、そのことについてちょっとだけ触れましたが、あの時は食べ物についての子供の窒息事故に対する”チョーキング・ハザード”が重点だったので、今回は、カーテンなどの紐による窒息事故に対する”ストランギュレーション・ハザード”(絞殺の警告)について書いておきます。
子供がホットドッグを喉に詰まらせて死亡。窒息死に関するアメリカと日本の違い
http://spotlight-media.jp
チョーキング”とは息を詰らせるとか、喉にひっかかり窒息するという意味。 ”ハザード”とは危険を引き起こすという警告。 ”チョーキング・ハザー
私が以前書いた記事です。これは主に”食べ物を喉に詰まらせる窒息事故”について書いています。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
日本でも子供の窒息死亡事故が起きている!
アメリカでは窓にかけてある日よけ(ブラインドやスクリーン、カーテンなど)についている開閉するためのチェーン(あるいは紐)に対するリコールがCPSCにて、頻繁に発表されている。
リコールの理由は、そのチェーン(紐)が幼児の首に絡まり、 窒息する危険性があるためである。日本では、殆どきかないが、実際、日本でも子供の窒息死亡事故は起きている。
家庭におけるブラインド類やスクリーン類のひも部分、カーテンの留めひも(以下「タッセル」 という。 )等のひも状部分が子どもの首に絡まる事故が発生しています。このため、消費者庁の地方 消費者行政活性化基金の「国と地方とのコラボレーションによる先駆的プログラム」として、東京 都商品等安全対策協議会において、事故の実態把握及び事故を未然に防ぐための安全対策の議論が 行われました。
把握された国内での事故の発生件数は、2007年以降で7件あり、うち1件は死亡事故となってい ます。また、アンケート調査 1によると、ブラインド等を所有している子どものいる御家庭の約 15% が、ブラインドのひもやカーテンのタッセルで、首や手足に引っ掛かる等といった危害、危険、ヒヤリ・ハットを経験しています。
出典 http://www.caa.go.jp/safety/pdf/140226kouhyou_1.pdf
これは日本の消費者庁の発表です。このように日本でも死亡事故が発生しているのです。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
日本は家庭内での事故は騒がないのでニュースにもならない
アメリカでは、ブラインド(ロールスクリーン、カーテン含む)のチェーン(紐)などが何故、そんなにリコール対象とされるのか?それくらいのもので、幼児が窒息するわけがない! 死亡事故なんてめったに起きない、大げさすぎる!と思われるかもしれない。
だが、実際に、幼児の死亡事故は何件も発生しているのです。また、死亡しなくても、窒息寸前までいった事故がたくさん起きているのです。
日本では、数少ない事例しかないような扱いを受けていますが、日本人の場合は、アメリカのように家庭内での事故は殆ど騒ぎ立てないし、ニュースにはならないという国民性があるので、実際には、もっと多くの事故が発生しているのに、表に出ていないだけのような気がします。
でも、実際は事故が発生しているので、注意勧告も発表されているのですが、マスコミが取り上げないので、知らない人が多いのです。
近年、家庭におけるブラインド類やスクリーン類のひも部分、カーテンのタッセル等のひも状部分が乳幼児の首に絡まる事故が発生している。2007 年以降、国内での事故事例は 7 件。うち、1 件が死亡事故であり、重篤な被害となる危険性があることがわかっている。
これに対し、日本ブラインド工業会(会員企業 4 社)では、2005 年よりブラインド類・スクリー ン類の操作コード(チェーン)事故防止に関する警告表示を周知徹底している。安全器具は、荷重がかかると外れるセーフティジョイントや、子供の手の届かない位置にひもを束ねて上げておくコードクリップ等があり、各社の判断により装備している。
しかしながら、安全器具の使用や 取付けは、消費者の判断に委ねられているものもあり、安全器具の使用実態・有効性は不明というのが現状である。
一方、海外では、ブラインド等のひもの安全確保のために任意規格や強制法規が導入され、積極的に対策が実施されている国もある。国内においても事故を未然に防ぐための安全対策の強化が望まれるところである。
出典 http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2014/02/DATA/40o2i101.pdf
これは東京都商品等安全対策協議会がまとめた資料です。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
メーカー側が危険度の意識が低すぎる
私が住んでいたニューヨークのロングアイランドでも、数年前にブラインドのチェーンで2歳の男児が窒息死している。救急隊が到着するまで父親が人工呼吸を行っていたが、助からなかった。
幼児を持つご両親には是非、知っておいてもらいたい。とても想像できないかもしれないが、事故はアッという間に起き、些細な力がほんの一瞬加わっただけで、起きてしまうということを。だから、ブラインドなどのチェーン(紐)に関して、アメリカでは、リコール(修理改善)が次々と発表されるのである。日本もこの事実を見直し、メーカー側も改善するべきであるのだが、実際は、アメリカも日本も、この問題を無視して、メーカーはブラインドやスクリーンやカーテンをまだ作り続けているところが多い。
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http://item.rakuten.co.jp
このチェーンがどれだけ危険なのかをメーカーは知らないのであろう。それどころかこのチェーンを売りにしているのが気になる。確かにこのタイプは便利で使いやすい。お子様がいない家なら問題はないのだが、小さなお子様がいる家庭では危険なチェーンとなるので、そのような警告をちゃんとつけておくべきだと私は思う。
ロールアップタイプは一瞬で巻き上がるので子供には危険!
アメリカでリコール対象となる日よけのブラインドは、主に”ロールアップ・ブラインド”と呼ばれているものである。つまり、ブラインドに付いている開閉のためのチェーン(紐)をひっぱると、ブラインドが一瞬で上に上がるやつである。
チェーン(紐)は、ちょっと引っ張っただけでも ブラインドがクルクルとアッという間に上がってしまう。ロールアップ・ブラインドがクルクルと上に巻かれる時、それに付いているチェーン(紐)も一緒に上に上がってしまう。チェーン(紐)を引っ張らなくても、ブラインド自体を軽くひっぱる あるいは軽く触ったはずみで上に巻き上がることもある。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
幼児にとっては危険極まりない紐となる
例えば幼児がブラインドやチェーン(紐)を引っ張ったり、あるいは、ふとしたはずみで触ってしまった場合でも、ブラインドと紐がシュッと上に巻き上がることもあるわけだ。
もしその時、幼児がチェーン(紐)に首を突っ込んでいたとしたら、どうなるか?
たとえチェーン(紐)に首を突っ込んでいなかったとしても、側にいた幼児にチェーン(紐)が絡まってしまうということもあるわけだ。
首に絡まったチェーン(紐)には、上にあがろうとする力が働き、 幼児の首を容赦なく締め付ける。幼児はそれを自分ではずすことはまずできない。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
事故は一瞬にして起きてしまう!
幼児の首をきつく締め付けたチェーン(紐)を、たとえ大人でもすぐにはずすことは非常に困難だと思われる。チェーン(紐)自体をとりあえず途中でバッサリ切ればいいのだが、 苦しむ幼児を前にして、パニックにならない人はいないだろう。その状態で、すぐに的確に行動できる人が何人いるだろうか?
家の中で、一瞬で起きてしまう事故である。大人がちょっとトイレに行っている隙に、あるいは料理を作っている最中に、もしくは電話で誰かと話している最中に。。とにかく幼児から目を離してしまった一瞬でそれは発生してしまうのだ。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
メーカーとリコールの追っかけっこ
アメリカでは、そんな事故を防ぐために、CPSCは既に販売されているブラインドを1つ1つチェックして、その危険性があるものに対して、リコールを発表するのである。
でも、メーカーはそんなことはお構いなしに危険な紐付きのブラインドやスクリーン、カーテンなどを作り続けて売り続ける。つまり、メーカーとリコールとのおっかけっことなっているのだ。各メーカーが発売前にこの点を気をつければいいのだが、それができないのだ。
結果、リコール対象となったメーカーは修理用キットを大量に作り、無料で購入者に送らなければいけなくなり、莫大な経費が出て行くはめになるのだが。。それがわからないみたいで。。改良することもなく、似たようなものを作り続ける。
本当に、とても無駄なことを繰り返している。米政府は、すべての新商品が発売される時、もっと厳密に検査して、販売許可をメーカーに与えるシステムを確立させるべきであろう。だが、毎日大量に様々な製品が生産され、また輸入販売されている現状では、現実、それがとても おいつかないのかもしれない。
アメリカで起きた事故は日本でも同様に発生するのだ。日本政府もこれらの危険性をもっと認識し、メーカーに対してちゃんと注意勧告を出すべきだと思う。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
各自で注意するしかないのが現実
ロールアップ・ブラインドを持っていなくても、幼児がいる家庭や環境で、窓にブラインドやカーテンのチェーンや紐がある方は、それを幼児の手の届くところに垂れ下げておくのはやめましょう。ちゃんとチェーンや紐を幼児の手の届かない場所に ひっかけてとめる習慣をつけましょう。
これ以上、小さな命を犠牲にすることがないように、メーカーが不注意なものを販売している現状では、各自が気をつけるしかないのです。
出典 http://www.gettyimages.co.jp
さくらまい
現在、米国籍。(元日本人)アメリカ生活30年を経て、日本に外国人登録をして家族とともに移住。ニューヨークでシングルマザー、会社経営、再婚、日本で末期がん&アルツハイマー認知症の父の介護生活を経験。
Amebaのブログ「ニューヨークからのエアメール ~ever since~」でニューヨーク生活時代に書き溜めていた情報をもとに、新たにここで書き直してご紹介させていただきます。
http://spotlight-media.jp/article/258052520576379113?frm_id=c.amm-mail-magazine_l.dr-_r.
幼児の服についているヒモが子供の首にひっかかって窒息死に至るという事故も案外あるのではないか?工事現場では、長い髪の毛や、ヒモのついた服は御法度らしいです。事故につながるから。