私の「身辺雑記」(314)平井 修一 | 日本のお姉さん

私の「身辺雑記」(314)平井 修一

私の「身辺雑記」(314)
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平井 修一

■2月15日(月)、朝6:30は室温18.5度、今季最高、大いに春が近づいて きたか、手袋の人は少なくなった。10時には曇、ハーフ散歩。外はずいぶ ん冷えてきた。

朝鮮半島は北も南もかなり異常である。北が精神分裂病なら、南は重度の 発達障害、両方とも“南北統一失調症”という病も抱えている。付き合うべ き人々ではない(人間未満という気がする)。

朝鮮日報2/12「朴槿恵外交3年の失敗、反省して再出発せよ」から。

<振り返ると現在の朴槿恵政権における外交・安全保障政策は、わずか数 カ月先も予測できない完全なその場しのぎの政策ばかりだった。

例えば中国との関係で言えば、つい先日まで「過去最高の良好な関係」な どと自画自賛したかと思えば、最近は政府関係者の口から直接「裏切られ た」という声が聞こえるなど、どう考えても異常と言わざるを得ない。

しかし北朝鮮が核実験を強硬した際の今の中国の対応について、中国の事 情に詳しい識者らは誰もがある程度予測していたはずだ。

対北朝鮮政策もそうだ。根本的な責任が北朝鮮にあるのはもちろん否定し ないが、韓国の対応はやはり極から極に振り回されるばかりで、政府の立 場に理解を示す国民も決して多くはないだろう。

日本との関係においても、政府は慰安婦問題では一切譲らない姿勢を堅持 していたかと思えば、突然問題解決に向けた政治的決断に踏み切り、国民 の誰もが何か後味の悪さを感じている>(以上)

南北ともに哲学や理性、緻密な計算ではなく、その場その場での感情、喜 怒哀楽に振り回されている。「行き当たりばったり病」。民族性に由来す るようだから、多分、永遠に変わらないだろう。

朝鮮日報は「反省して再出発せよ」というが、国民を煽ってミスリードし たマスコミも「反省して再出発」する必要がある。ところが元来が「私は 正義正当、周りは不正義不当」と思い込んでいる被害妄想民族だから「反 省して再出発」なんてとてもできはしない。

産経2/15「【門田隆将が読む】中国から国外追放を受けた一人の記者を思 い浮かべた…『なぜ私は韓国に勝てたか』(加藤達也著)」から。

<*最良かつ痛快な「教科書」

本書を読みながら、一人の新聞記者を思い浮かべた。筆者加藤達也記者の 大先輩にあたる産経新聞元北京支局長の柴田穂(みのる)さん(1992年に 61歳で死去)のことだ。中国の文化大革命の実態を世界に先駆けて報じ、 中国から国外追放を受けた人だ。

私がかけ出しの頃、柴田氏の講演を聴く機会があった。どれほど敵が強大 で、報道がいかに困難であろうと、真実だけを書き続ける大切さを語る柴 田氏の姿を覚えている。私は“記者魂”という言葉を思い浮かべながら話を 聴いた。

それから30年以上経った今、その言葉を思い出した。朴槿恵大統領への名 誉毀損に問われ、最後まで屈しなかった加藤達也・産経新聞前ソウル支局 長が柴田氏と二重映しになったのだ。

セウォル号事故当日、朴大統領が7時間も所在不明で、そのとき「誰と 会っていたか」を“男女の噂”も交えながら朝鮮日報が書いた。朴政権に近 い有力紙がそこまで書いたという「事実」をもとに、加藤氏は噂を「真偽 不明」と断った上で、いかに大統領が追い詰められているかをコラムに書く。

だが、韓国の検察は、もともとの朝鮮日報ではなく、加藤氏を名誉毀損で 起訴する。

本書では「法」ではなく、「感情」ですべてが動いていく“情治国家”韓国 の信じられない実態が描かれていく。さらには、権力者の意向だけを窺う 「忖度政治」等、前近代的で、滑稽この上ない韓国の有様が具体的に記述 される。

興味深いのは、韓国側が何度も加藤氏と産経に「遺憾の表明」、あるいは 「和解」を持ちかけていたという事実だ。それは「歩み寄り」さえ示せば 許してやる、というメッセージにほかならない。

だが、慰安婦問題等で、日本政府を手玉にとってきたそのやり方は、妥協 の姿勢を示さない加藤氏側に拒絶され、裁判は検察の敗北で終わる。毅然 とした姿勢が、韓国の“非常識”を打ち破ったのである。

絶対に圧力に屈しない“記者魂”によって紡がれた本書は、日本がどう隣国 とつき合うべきかを示した最良かつ痛快な「教科書」でもある>(以上)

“情治国家”“忖度政治”・・・半島人は出口のない迷路をひたすら彷徨して いるようだ。

♪あんまりいそんでこっつんこ アリさんとアリさんとこっつんこ あっ ち行ってチョンチョン、こっち来てチョン

つくづく四海に囲まれた日本に生まれてよかったと思う。

中央日報2/15「韓国の輸出が1月に18.5%も減った。記録的な急落だっ た。韓国人は経済発展を輸出で測る習慣があるため集団的に背筋が寒くな るのを感じた。輸出の減少は深刻な挑戦だ。だが反転のための、さらに多 くの投資が果たして解決策なのだろうか。根本的な戦略の修正が必要なの ではないだろうか」。

北京時事2/15「中国税関総署が15日発表した1月の貿易統計によると、輸 出は前年同月比11.2%減の1775億ドル(約20兆円)、輸入は18.8%減の 1142億ドルと、いずれも2桁の大幅な落ち込みとなった。景気減速が一段 と深刻化し、世界経済に悪影響が及ぶ恐れがある」。

クネと習、この前までラブラブだったのに・・・金の切れ目が縁の切れ 目、最後は道行き心中で飾ったらどうか。

♪この世のなごり 夜もなごり 死にに行く身をたとふれば あだしが原 の道の霜 一足づつに消えて行く 夢の夢こそあはれなれ(曽根崎心中)

夕刻から集団的子育て。サバとアジの煮物、肉野菜炒めなどを7人で。Nが 「子どもたちが一所懸命に食べるようにヂイヂが励まして」というので、 褒めて褒めて褒めまくった。

育児は大変、片手間でできることではない。それを分かっていない男が多 すぎる。育児に関与していないから現実を知らないのだ。一種のお花畑、 未開人、未熟児。イクメンが 育休とって 浮気かよ? イクイクメンだな。

■2月16日(火)、朝6:30は室温13度、勤め人は寒そうにしている。快晴 で日射したっぷり、暖かくなりそう。緑化センターの梅は九分咲き、ハー フ散歩。

昨日から固定電話を「留守電」にした。どーでもいいセールス電話がほと んどだからだ。やがてオールドメディアの固定電話は消えるだろう。「新 聞紙」も消える。

ジャーナリスト・小林恭子氏の論考「英国の名門新聞が、ついにネットに 殺された インディペンデントが電子版オンリーに」(東洋経済2/14)から。

<ニュース伝達の主役がインターネットになってから、すでに久しい。と はいえども新聞社にとっては、急にカジを切ることはできない。今でも、 紙の新聞とウェブメディアの両立を目指そうとしているところが、ほとん どだ。

そんな中、2月12日に新聞界に衝撃が走った。英国の左派系高級紙「イン ディペンデント」(通称「インディー」)が、3月末で紙版を廃止し、電 子版のみを発行する体制に移行することを運営会社ESIメディアが明らか にしたのだ。

全国紙が電子版に完全移行するのは、英国では同紙が初めて。紙のみなら ず新聞が最終的には消えてゆく未来図を想起させ、英新聞界のみならず、 社会全体にとっても大きなニュースとなった。ガーディアンの記者は、イ ンディーを「インターネットに殺された新聞」と呼んでいる(12日付)。

インディーの例は、他紙にとっても他人事ではない。紙版の廃止という問 題は、「ありうるか」ではなく「いつか」という次元に入ったともいえる だろう。

ガーディアンのジェイン・マーティンソン記者は、言論空間の多様性に変 化があることを懸念する。(12日付「インディペンデント:インターネッ トに殺された新聞」)。

英国のメディア市場は現在、保守系メディアが多勢を占める。インディー は電子版としては継続するわけだが、紙版が消えることで「言論の多様性 についてのさまざまな議論が出てきそうだ」(同記者)。

多種な意見がオンライン上にはあるものの、「政治不安が高まる今、かつ ては急進的で反権力の姿勢を打ち出した新聞が紙では消える。このことに よる喪失感は大きい」。

英国では昨年5月から、保守党単独政権が続いている。野党・労働党は政 治家らしくない政治家ジェレミー・コービン氏の就任(昨年秋)以来分裂 状態で、すぐに政権を担える状態にはない。次の総選挙が予定されている 2020年時点でも、労働党が立ち直っているかどうかは不明だ。

左派勢力が弱くなっていくなかでインディーも弱体化していった。そし て、ついに紙版廃止に追い込まれた。このことは、今後の政治の方向性に も影響を与えることになるだろう>(以上)

赤色バイアスのかかった西側式リベラル(源流は共産主義)は、メルケル を見ても分かるように世界の現実を認識できずに国を誤る。

国家経営は殖産興業、富国強兵が車の両輪であり、資本主義市場経済は激 しい競争下にある。

常にトップグループにいなければ中進国、後進国、破綻国家に転落しかね ない。トップ集団からはずれたら二度とトップ集団に戻れないのだ。過酷 なレースである。

トップクラブ(G7、G20など)に席を置くためには国民の脳みそを高く維 持しなくてはならない。VWのような悪質な手法ではなく、真っ当な方法で 勝つ必要があるから、モラルも高く維持しなければならない。つまり教育 と道徳が為政者の一番大事にすべき仕事であり、これは国家の基礎づく り、岩盤杭打ちである。

赤色バイアスのかかったメガネでは赤信号を認知できない。「どこの馬の 骨かも分からない」人を受け入れる重大な危険を感知できない。センサー が働かないのだ。

リアリズム、現実主義で冷静に情勢を把握し、最良の政策を実行する。性 善説に基づくリベラルのお花畑的改革論、革新的急進論では国家がもた ず、「愛国保守漸進改革論」が正しいと多くの人が知り始めた。イン ディーの斜陽は日本のアカ新聞の斜陽を先取りするものだろう。

知人の「キリキリ」が亡くなった。ZAKZAK2/15から。

<ノンフィクション作家の桐山秀樹(きりやま・ひでき)さんが今月6 日、東京都内のホテルで心不全のため急死していたことが分かった。61歳 だった。

1954年、愛知県生まれ。ホテル業界に詳しいジャーナリストとして著述活 動を続ける一方、近年では自身の体験をもとに糖尿病の克服術を綴るとと もに、糖質制限食の第一人者として「おやじダイエット部」を結成。中高 年向けのダイエット本を多数出版。3か月で15キロやせ、最終的には体重 が87キロから20キロの減量に成功していた。

糖質制限の効果に否定的な日本糖尿病学会に対する“反論”を夕刊フジに寄 稿。また「攻める健康」「高級ホテル“男の隠れ家”最新事情」などの連載 を執筆していた>

彼とは記者仲間で、その縁で一度原稿を依頼したが、締め切りを守らない ので非常に困らされ、以来交際は絶えたが、編集者タラシで仕事はそこそ こあったようだ。

しかし、永らく出版不況が続いているからかなり苦労したのではないか。 老いたライター稼業は余程の力量がないと仕事が来ないのだ。若い編集者 にとって父親みたいな老ライターには仕事を頼まない。斜陽、消えるしか ない。

もう金の心配も締め切りもない、安らかに眠れ、キリキリ!合掌。

■2月17日(水)、朝6:30は室温11.5度、それほど寒くない、今日も快晴 で日射したっぷりだろう。ハーフ散歩、ついでに買い物、リュックにワイ ン2本、右手にビール6缶、左手にリポDひと箱など。いい運動。

1月から3月は引っ越しの季節で、学生などは就職が決まって独身寮に移る 人も多いのだろう、包丁から鍋までゴミ集積場に捨てていく。小生のよう な職人からすると「もったいないなあ」とは思うが、不要だし、何を料理 したのかも分からないから手が出ない。全然使っていないような関の孫六 の包丁は誰かが持って行って、ちょっとホッとした。

買っては捨てる、買っては捨てる・・・資本主義の厭な面だ。ムダ、ム リ、ムボウ、ムケイカク。電通心得第一条「新式を買わせろ、旧式を捨て させろ」。恐ろしいことだ。

マイナス金利が話題になっているが、預貯金の金利はずいぶん前から低い ので、多くの国民は銀行をただの財布代わりにしか思っていないのではな いか。「それでは死に金だ、株式投資などで“金を働かせて金を儲けろ”」 というのは金融業界の人で、少なくとも小生は「余計な金を得るために必 要な金をリスクにさらすのは嫌だな、第一煩わしい」と思っているから金 融業界の客ではない。

複数の富裕層(実業家)に聞くと、「君のようにせっかちな人は株価に一 喜一憂するから、株には向かないね。確かにこまめに売買すれば儲かるだ ろうけれど、安定株を長く持って、キャッシュが必要な時に売ればい い」。それでないと実業が疎かになるというわけだ。

父もそんな投資家で、毎日日経で株価はチェックしていたが、実業の方が 儲かるから売買にはあまり熱心ではなかった。「証券会社の言いなりにな るとろくなことにならない。俺には買えと言い、他の客には売れと言う」 とぼやいていたっけ。

証券会社は客が売買すれば手数料が入るから、客が儲けようが損しよう が、あまり気にしないのではないか。証券会社を今でも「株屋」と呼ぶ人 がいるのは故ないことではないのだ。

小生が中学生の頃、父の友人(商店主)が株にのめり込み、周囲から大層 な金を借りて株取引をしていたが、失敗して夜逃げしたという。

もちろん成功した人もおり、先輩で中堅旅行会社を経営していたNさんは 「わが家は株で建てた」と言い、引退してからは投資顧問業を始めた。と ころがその後、インサイダー取引が犯罪になってしまい、「投資顧問業は その情報を売るのが商売なのだから、もうお話にならない」と会社を畳ん だようだ。その後の消息は不明だが、すっかり隠居したのだろう。

そういえば海外旅行分野で準大手だったジェットツアーが倒産した時は大 騒ぎになった。倒産記者会見を終えて会場を後にした菅原社長を守るよう にして寄り添っていた武井・元営業部長(当時は子会社の社長)に菅原社 長はこう言ったという。

「武井君、落城なんてあっけないものだな」

武井氏曰く「修ちゃん、これは書くなよ、俺と菅原さんしか知らない話だ から」。武井さんも先年昇天したから解禁だ。

同社は自社の株を買うように社員を奨励していた。社員優待制度なんて あったのだろう。それを信じて多くの社員が老後の蓄えを自社株購入にあ てた。それが「あっけなく」紙屑になってしまった。年配の女性の中には 泣き出しそうな人もいた。

噂によると菅原氏は会社が危うくなる前から米国に資産を移し、離婚した 妻(その後同居したらしい)に慰謝料として多くの資産を渡したという (日本人離れしている?)。裏が取れないから誰も書かなかったが、口コ ミで瞬く間に広がった。

同社の番頭さんは騒動が収まった頃にハワイへ移住し、不動産業を始め、 今も健在のようだ。

小生は武井さん(ペンネームは大前豪、小生は石上幸一で裏情報を盛んに 流したものだ)や多くの業界人、税理士の協力を得て同社倒産劇を調査報 道し、評価されたが、いい事件ではなかったので気分は優れなかった。

昔から「築城八年、落城一日」と言うそうだ。落城は悲しい。

米国人や華僑などは投資が好きだ。醍醐味はハイリスク・ハイリターンで 当てることだろう。これが経済成長に大きく寄与しているとは思う。小生 だって金は好きだけれど、別に不自由はしていないし、第一、買いたいも のが酒ぐらいだから多寡が知れている。

不要な金やら蓄財が過ぎると、どうもあまりいいことはないと思う が・・・米国で宝くじの高額当選者はほとんどが破綻するという。これを 元手にもっと増やしたいとハイリスク・ハイリターンを狙うからかもしれ ない。

「世の中は 酒と女が仇(かたき)なり どうぞ仇にめぐり会いたい」

今日も鉄火場で銭闘が繰り返されているのだろう。「丁半揃いました、イ ザ!」(2016/2/17)