「矢張り我が国は世界中で最も優れている」としみじみと実感した次第だった。 | 日本のお姉さん

「矢張り我が国は世界中で最も優れている」としみじみと実感した次第だった。

1)我が国は本当に良い国だ:前田 正晶

恥を忍んで、「我が国が如何に良いか」を体験したので、その辺りを述べ ていきたい。1日「我が国ほど良い国はない」と言ったばかりだったのに は、我がことながら驚いている。

1日、キャッシュカードを札入れの中のカードを入れるところではなく、 紙幣とともに入れて先ずジムに出かけた。その後に高田馬場駅前のATMの 前に立って札入れの中を見ればそこにも、どのポケットにも背負っていた シャツとパンツ、ウオーキングの靴等を入れたリュックの中にもなかっ た。そこでは「落ち着け」と自分に命令し、おそらくそそっかしい自分の ことだから何処か家の中に置き忘れたことにして慌てて帰宅した。12時頃 のことだった。

しかしながら、そこからが大変で家内とともに思い当たるところを全て探したが見付からず、ここでやや恐慌状態に近くなり、おそらく外で落としたのだろうと決めつけた。

先ずはジムに電話したが、遺失物の届けはないと言われた。事ここに至る や紛失と思って銀行に電話した。だが、そこにも拾得物の届けはないと言 われて、係の方と相談して「喪失」扱いにしてカードを失効手続きをとって貰うことにして急遽印鑑を持って出かけた。

そこで銀行では預金引き出しの手続きをした上で失効手続きに入って貰った。すると間もなく窓口とは別の女性が現れて「ただ今本店から『警察から連絡があって当該カードが遺失物で届いているので、行内での所定の手付きを終わったら、戸塚警察署の係のところで受け取って頂きたい』と知 らされて、驚くやら嬉しいやら恥ずかしいやらと一寸複雑な思いがあった。

だが、「矢張り我が国は世界中で最も優れている」としみじみと実感した次第だった。その担当の女性の方も本店から連絡があったと同時に落とし主が窓口に手続きにお出でになっていたとはと、そのタイミングの良さと 偶然とでも言いたい現象に驚きを隠さなかった。

そして、善は急げとばかりに銀行の前からタクシーで戸塚警察署に向かった。警察署の中に入るのはおそらく30年振りくらいなのでタクシーの運転手さんに訊けば、中に入れば案内係がおられてそこより奥には入れないからご安心をと教えて貰えた。

確かに案内係が立っておられたので一件書類を見せて無事に会計係に到着 してカードを受け取ることが出来た。参考までに伺ってみると高田馬場駅 前の何処かで拾われていたようだった。しかも、銀行で確認出来ていた が、この遺失物は拾って届けて下さった方に謝礼が要らない性質だった。

警察署から銀行に電話して受領した旨報告して失効手続きを中止して貰うことが出来た。この間約3時間だった。我が国が如何に優れているかを確 認してホッと安心して帰宅した。そこで初めて落ち着きを取り戻して遅い 昼食を取ることが出来た。

こんな恥ずかしいことを公開するかどうか今まで迷ったが、我が国の良さを皆様に知って頂きたくて報告する次第。尤も、銀行でも「カードは暗証 番号を知らない限り悪用は至難の業だから、先ずご安心を」と言われていたが、万が一と言うことを想定して悲観論者は慌てふためいていたのだった。お笑い下さい。
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やっぱり、日本は凄い国だわ。