米国と日本では富豪のスケールが違い過ぎるのかもしれない。 | 日本のお姉さん

米国と日本では富豪のスケールが違い過ぎるのかもしれない。

平井さんの日記が好きです。
最近、酒を飲み過ぎて腰が抜けて毎回大変なことになっているらしい。
腰が抜けるほど、飲んだらアカンやん。
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私の「身辺雑記」(292)
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平井 修一

■12月16日(水)、朝は室温14度、晴。10時からは電気屋さんが40万円の エアコンをとりつけに来た。30代だろう若い2人がテキパキと仕事をする のは、見ていても気持ちがいい。ALC板(軽量コンク
リート)には鉄筋が 入っているが、穴を開ける際に鉄筋を切ってしまうとまずいので、鉄筋の 位置を調べる小さな測定器を使っていた。

工具はほとんどすべて電動。あらゆる分野で技術革新が進んでいるのだろ う。工事後の掃除も電動掃除機。すごい世界だ。

それが12時過ぎに終わってから小生は今日もLDKの床のニス塗り。このと ころの疲れが残っているから、昼食はカレーヌードルでごまかした。20年 ぶりのジャンクフード。

しゃがんで作業をするから1日当たり塗れるのは4畳が限界だ。疲労困憊し て散歩不可。


ニスを買いに今日も建築金物店(雑貨屋)へ行ったが、9時になっても開 いていない。職人相手の商売だから昔は7時には開店していた。今は職人 は大手のホームセンターで早朝に買うから、町中の
建築金物店は素人相 手。早朝に開店する必要がないのだ。

大体、わが街の金持ちは元農家。今はほとんどがマンションやら商業ビル のオーナーに“出世”している。この建築金物店も昔は手広くやっていた が、今は店舗の半分はイオンになっていた。だい
たい、賃貸収入が多いか ら暇つぶしで商売をやっている感じ。ご主人は皆おっとりしている。

近所の金持ちは、父上が亡くなったら3階建て12戸のマンションを建て た。そして仕事を辞めて管理人をしている。まだ30代で、用水路沿いの散 歩道でよく会うから挨拶を交わすようになった(自宅
が禁煙なのだろう、 スマホをいじくりながら煙草をいつも吸っている)。賃貸収入があるから 宮仕えなんかバカ臭くてやってられないという気分なのだろう。金があれ ば
嫁さんも来るし、子供も生まれた。自宅も禁煙になったわけ。

山本夏彦翁の父君は莫大な遺産を相続したから、「父が働いているのを見 たことがない」と書いていた。趣味というか暇つぶしで文芸を嗜んでいた のである。

著作権の保護期間が50年から70年に延長されるようだが、作家などが亡く なれば孫までが無為徒食で暮らせることになる。果たしていいことなのか どうか。

大先輩の上司は趣味で歌謡曲の作詩をしていたが、ヒット曲が一発あっ た。その他は大して売れなかったろうが、この一発で印税収入は年400万 円だと言っていた。

作曲家とか作詞家の印税はだいたい5%が相場だろう。歌手はどうなの か。美空ひばりは10%ほどだったという。ひばりが歌ってこそヒットする のだからレコード会社も納得するしかない。

ひばりの遺産を相続した人は幸せなのだろうか。庶民には分からない世界 である。ビル・ゲイツはせっせと、慈善・教育活動に励んでいるそうだ が、日本人はそういうことにはあまり熱心ではない
ようだ。笹川陽平氏以 外に目立った人を知らない。

米国と日本では富豪のスケールが違い過ぎるのかもしれない。資産はあり 過ぎてもなさ過ぎても悩ましいことである。

■12月17日(木)、朝は室温14度、晴。カミサンはこのところ胃弱に悩ん でおり、朝食はしばらく作らなくていいと昨日言っていた。そんなことを していたらくたばってしまうから、梅干しとオカ
カ入りのお粥とシャケを 用意したら、まあまあ食べてくれた。

面倒だが、しばらくは油っ気なしの純粋和食でいくしかない。

洗濯物を干して10時から今日もニス塗り。「ライトオーク」というニスは とても気に入った。これでダイニングの20畳はすべて塗り終えた。キッチ ンの6畳はそのうちやろう。

年内には排水パイプの掃除、換気扇の掃除、ガスコンロの掃除、エアコン の掃除などをしなくてはならない。体はまったく無理が効かない。でも仕 事を終えた後の満足感はたまらなくいい。「やっ
たぜ、ベイビー!」と ビールで自褒めする感動。70歳くらいまで楽しみたいな。

カミサンの看取りもしなくてはいけないから、ある程度健康は保たなくて はいけない。再雇用のカミサンは好きなだけ働けるのだが、再来年(2017 年)の秋には65歳になるから、リタイアするとい
う。

元気なうちに世界漫遊するといい。それまでには胃弱を直しておかないと いけないが、さてさてどうなるものか。

夕食は餅入りオカメうどんを作る。出汁はカツブシと昆布で、純粋和風 だ。食べてくれるといいが・・・これから買い出しに行く。

忙しくてこのところ世間への関心が薄らいだ。老化とはそういうことでも あるのだろう。

犬などのペットの写真をもとにオリジナルのぬいぐるみを作る商売は絶対 当たる。ファミマが50店舗しかないときにわが街に誘致したら当たった。 築地銀だこも50店舗しかないとき投資しようかと研
究したが、2日間銀だ こを食ったらうんざりしたので止めた。

たこ焼きはたまに食べるからいいので、結局はジャンクフードだ。大阪人 は「築地銀だこはたこ焼きじゃない、邪道だ」と怒っているが、売れた方 が勝ちである。いずれにせよ築地銀だこの経常利
益は20億円(2014年)。 規模が小さすぎる。たこ焼きやお好み焼きではビルは建ちそうもない。 ニッチ産業のままだろう。

オリジナルのぬいぐるみ制作は絶対当たる。犬と猫だけで5000万匹もいる んだぜ。ヂヂババは4000万円、8000万円を詐取されている。金はある。可 愛いペットのソックリさんには10万、20万円でも喜ん
で払うだろう。やっ てみなはれ!早い者勝ち。(2015/12/17)