追突されたら | 日本のお姉さん

追突されたら

車を運転中に追突されたら

●警察を呼ぶ。示談はダメ。知人は、おじいさんが運転する車に追突され、その場ではなんともなかったので「あ~、いいですよ~。車だけ直してもらったら。」と言って別れ、車は直してもらったが半年後に手がしびれてきた。整骨院に行くと「あなたのクビ、変な風に曲がっていますよ。生まれつきか、それとも途中で変な衝撃が加わったからですね」と言われたそうだ。
示談にしていたし、警察にも届けていないから、治療費は全部知人もちで、長い間整骨院に通ったそうだ。しびれがとれるぐらいに回復したが、疲れると酷くしびれてくるそうです。

●加害者の運転免許、車のナンバープレート、車の車種、交差点の名前をスマホか携帯で撮影。
後で、保険会社や病院に聞かれます。自分の車の壊れ具合も撮影。友人が見たがるから。
●加害者の名前や携帯電話番号、住所、メルアド、家の電話番号など、なんでも聞いて記録。
●加害者の保険会社の名前を聞く。その場で加害者に保険会社に連絡してもらう。
●病院には行っておく。救急車に乗って行くほどでなくても、その日のうちに病院に行っておく。
首や背中が痛いと告げて診断書を書いてもらい、すぐ警察に持って行く。
●警察では、事故に関する質問をされ、事故当時に警察が調べた件が正しいか確認される。
その後、裁判になったら、加害者に対して厳しく接してほしいか、優しく対処してほしいか聞かれる。どのような答えでも、相手は人身事故を起こしたので罰金などで裁かれるが裁判になって裁判官が困った時に、そこに書いてある被害者の意見を参考に罰を下すらしい。
加害者になったら、被害者には、一緒に病院に行ったり、電話をして謝ったり、入院した場合はお見舞いに行ったりするべきだ。そうでないと、被害者が気を悪くする。警察の調書に「厳しく罰してほしい」と書かれる。
●警察は事故現場で加害者と事故の状況を確認。警察は被害者にも確認する。
●整形外科は、むち打ちでも、一応レントゲンを撮ってくれるが、たいていは骨には異常が無いと言われる。でも後で、いろんな症状が出ます。
●整形外科に「鍼灸整骨院に通いたいので、紹介書を書いてください」と頼んでおく。
●加害者の保険会社から電話が来るので、どこの整形外科に行ったのか伝える。車の修理もどの店でしたいかを伝える。保険会社は、所定の用紙に紹介書を書いてもらってほしいので、用紙を送ると言う。保険会社の担当者のフルメームは漢字でどう書くかなど詳しく聞いておく。病院がいろいろ書類を書くときに必要なのです。

●普通は自分が電話するより前に車の販売店など、修理したい店から連絡が来る。車を取りに来てもらって代車を受け取る。
●整形外科医に保険会社から送られた書類を渡すと、「医師会から紹介しないように言われていますので、自己判断で行ってください。紹介書は書きません」と断られる。
●断られたら、交通事故の被害者の首と背中のことを親身に考えてくれる整形外科医を探す。
●別の整形外科に毎週通い、体の具合を報告し、別に診断書を書いてもらう。
●保険会社が送ってくる病院名が書いた「認証書」に名前を書いてハンコを押して自分が通う病院を認証する。
●警察で事故証明をもらうための用紙をもらう。事故証明は郵便局に持って行き、その場で費用を払うと郵送されてくる。
●車が修理されて戻る。保険会社から確認のハガキが来る。
●後は、整形外科に毎週通いつつ、鍼灸整骨院に通う。
●事故で会社を休んだ場合や遅刻、早退した場合、病院に通うために会社を休んだりした場合は、きちんと記録しておく。保険会社が、一年間の給料から一日分を計算するように資料と請求書を送ってくるので、会社の経理にお願いして、必要な書類を出してもらい、自分で計算して請求する。これが非常に面倒くさい。病院に通った交通費かガソリン代も請求する。

●たいていは、追突されて直ぐに行った病院で一週間の頸椎捻挫・胸背部打撲と書かれるが、一週間で治るものではなく、「1ヶ月たってから」が痛い。
整骨院の医者には、最初からどこが痛いかきちんと告げておく。
●保険会社の社員に「むち打ちは3ヶ月で治ります」などと言われるが、治ったと思ったら、急にブリ返しがくる。ある時は、首。ある時は背中。ある時は腰。あるときは、頭痛と吐き気。
ある時は、寝ていても痛い。ある時は、歩いていると突然、腰が外れそうにグキッときて痛くなる。思い荷物はもてない。もてるけど、やたらしんどい。体がボロボロになったように感じる。
●3ヶ月たっても症状がどんどん移り変わっていって、新たに痛い部分が出てきても、保険会社の社員は、「それは事故の後遺症ではなく通常の腰痛でしょう」等と言って早く治療を止めさせようとしてくる。
●そこで整形外科医と鍼灸整骨院がまともであれば、保険会社に「もう少し治療が必要です」と言ってくれるが、そうでない場合は、普通は3ヶ月通院して終わるらしい。足首を捻挫しても3ヶ月は余裕でかかるもんです。首だって最低3ヶ月はかかります。
●一日に二回違う病院に行っても一回とカウントされる。鍼灸整骨院に行った日は、整形外科の半額しか慰謝料は出ない。(そんなことはないと言う人もあり。)
●出てきた慰謝料を承認するか不服とするかでもめる。
●しびれなどの後遺症が残った場合は、整形外科に診断書を医者が請求する額だけ(1万円ぐらい)出して書いてもらう。たいていは、後遺症を申請しても却下されるので、やるだけ無駄。後遺症があるのなら、保険会社に訴えてもらっておく。
●ある程度慰謝料をもらったとしても、雨の日の前や雨の日、疲れている日に痛みが出てくるので損した気分になることは間違いない。
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 以上のことを、被害者は追突されてあちこちが痛む身で行う。
会社も事故で休んだり早退して警察に行くなど周りにも迷惑がかかって肩身が狭い日々が続く。仕事はどんどん溜まっていく。首が痛くても仕事はしないといけない。会社に出たらすることが山盛り。
加害者は保険会社の社員が全部やってくれるので、楽なもんです。
特に紹介書を書いてくれない医者や、親身になってくれない保険会社の社員との会話がストレスになる。身体が痛くて辛いのに、追い打ちをかけるように嫌なことがいっぱい起こる。
交通事故の被害者と保険会社の真ん中に入って、被害者のストレスを軽減してくれるのは、弁護士しかないでしょう。鍼灸整骨院の医者が言うには、上手な保険会社の社員は、とても親身になってくれて、至れり尽くせりで、一切、被害者に嫌な思いをさせないそうです。

だいたい慰謝料は、保険会社や警察は、
自動車の修理代金がいくらだったかで適正価格かどうかが分かるらしい。
車の修理代は、被害者の車が1万キロか1万2千キロ以上走っていたら、
廃車扱いになって上限が30万円しかでないらしい。
30万円もらっても同じ車は帰ってこない。

被害者になると損なことばかりだ。
普段から、アメフトの選手並みに鍛えておくしかない。こちらが赤信号で停まっているのに突っ込んでくるんだから、それしか予防手段がない。それか、日本政府が早く、日本の車は自動制御で止まる車しか販売してはならないと法律で決めるか、
信号機が赤になったら、連動して自動的に周辺の車のスピードが落ちるようにするかじゃないかな。アフリカでは、市場の手前の道路が大きくえぐられていた。スピードを落とさないと車がジャンプするぐらいの大きな溝だった。運転手は自分の車が大事なので、市場の手前で車の速度を落とし、そろそろと溝を渡る。でも日本でそんなことをすると大渋滞が起こりそうです。

~~~~~~追記

●自分の車の保険会社に事故にあったことを告げてみてください。
もしかして、交通事故の被害者になった場合に少しお金を出してくれるサービスがついているかもしれません。
被害者になると何かと病院に通う交通費がかかるし、会社を遅刻したり早退したり有給休暇を使い切って欠勤になると、給料も減らされます。
身体はいつになったら治るのか分からないのにお金ばかりかかる。会社の帰りに病院に通うので、晩ごはんは外食になります。家に帰ってから作っていると、食べるのが夜の10時になります。
●会社を休んで給料が減らされている場合、会社に頼んで1か月ごとに保険会社に請求することができます。病院に通う交通費も1か月ごとにまとめて請求できます。
●自分の車の保険の種類によっては、弁護士費用無しに弁護士を使えます。
交通事故の被害者になるまえに、弁護士を使える保険に入っておくことをお勧めいたします。
むち打ちぐらいでは、自分でまじめに病院に通って保険会社に請求した方が、慰謝料を早くもらえるし、弁護士費用を出してくれる保険でないと、弁護士に払う費用が嵩張ってもらえる額が減るそうです。
●結局貧乏人は慰謝料を待てないので、自分で申請することになります。20万円の車の修理代がかかった人の慰謝料は40万円ぐらいで妥当らしい。交差点で横に衝突されて頭にコブができて腰をやられた人で車は修理できない状態で廃車になった場合、慰謝料は車の費用は抜いて100万円ぐらい。治療期間は、6、7か月ぐらい。追突されて、車の修理代が80万円かかった人の治療期間は、5,6か月ぐらいで、慰謝料は70万円ぐらい。いずれもコツコツ整形外科と鍼灸整骨院に通った場合です。交差点の角で車に轢かれて足の骨を折った人の慰謝料は100万円ぐらい。入院と通院が長引くので当然で安いぐらいです。

コツンと後ろに当てられて修理代が6万円だったのに、延々と病院に通って慰謝料を80万円ももらった人は明らかにぼったくりだそうです。
そんな一部のぼったくり人間のために、大きな病院の整形外科医に医師会が「鍼灸整骨院の紹介書を書くな」と言っているのです。(あるいは、医師会は、本気で鍼灸整骨院を信用していないかです)
一部のぼったくり人間のおかげで、本当にむち打ちで身体が痛い人が嫌な目に遭うのです。

整形外科医なんて、痛み止めと湿布しかくれないし、「骨には異常がありません」と言うだけで衝撃を受けて痛いところや緊張をほぐさないといけないところなど、全く治療してくれません。
骨に異常があってズレていてもひっぱって直せない。折れている部分を手術するなら整形外科医の出番でしょうが、それ以外の人の治療をするのは、鍼灸整骨院でしょう。