アライグマが繁殖中
015.11.6 11:26
アライグマ出没急増へ“包囲網” NPO、地域一体で生息域拡大阻止 兵庫・篠山
捕獲されたアライグマ。警戒心が強いため捕まえるのは難しい=兵庫県篠山市(大山捕獲隊提供)
在来の生態系に影響を及ぼすおそれのある「特定外来生物」に指定されているアライグマが全国で急増し、農作物に被害を与えている。平成25年度には農作物被害が年間計約3億4千万円に上った。繁殖力の強さから生息域が拡大しているが、警戒心が強いため捕まえるのは難しい。そんな中、兵庫県篠山市のアライグマ捕獲専門のNPO法人「大山捕獲隊」が実績を挙げている。過去5年間で約150頭を捕獲し、鳥取県全体での捕獲数に匹敵する年もあった。理事長の西牧正美さん(66)は「地域の協力が実績につながっている」と力を込める。
10月19日、同市の民家の庭で、大山捕獲隊のメンバーが4日前に設置したわなに雌のアライグマ(体重5・4キロ)がかかった。自宅に侵入し、壁が足跡で汚れるなどの痕跡に悩まされていた住民が同隊に対策を依頼していた。
「住民がアライグマに餌づけをしてくれたので、効果的にわなを仕掛けることができた」と西牧さんは説明する。
環境省によると、国内で野生のアライグマが確認されるようになったのは昭和30年代。農作物が食べられるほか、サンショウウオなど日本固有の生物が食べられたり、住宅や神社など建物が破損されるなどの被害が報告されるようになった。
アライグマは1回に平均3~4頭を出産するなど、繁殖力が高いため急増。捕獲数は、平成3年度に9頭だったが、24年度には約3万頭に上った。ただ、警戒心が強く、夜間に活動するため住民の目撃情報が得られにくいことなどから、捕獲するのは難しく、「個人や団体での捕獲実績は多くて年間で数頭」(篠山市の担当者)という。
同隊は、同市大山上地区にアライグマが出没するようになったことから22年に発足し、24年に法人化した。
アライグマの出没しやすい場所や好みの餌などを独自調査し、地区内にわなを仕掛けた。その後、地域住民に屋根裏などに住みついたアライグマの動画を見せるなどして、被害の実態や捕獲の必要性を説明。わなを設置した場所を記した地図を配布して見回りを依頼したり、出没場所を知らせてもらうなど協力も要請した。この結果、22年10月からこれまでに151頭のアライグマを捕獲した。25年度には41頭を捕まえ、実績は近隣の鳥取県の45頭に匹敵するという。
同隊は捕獲したアライグマを殺処分にしているが、毎年6月に慰霊祭で供養している。
この取り組みに、アライグマの生態に詳しい兵庫県森林動物研究センター(同県丹波市)の畑一志森林動物専門員は、「地域全体で計画的に取り組めば活動が長続きし、実績が上がることを証明している」と話している。
【アライグマ】北米原産。アニメの主人公として人気を博し、昭和50年代に大量輸入されたが、性格が凶暴のため遺棄されたり、飼い主から逃亡して野生化したりした。国内の生態系を脅かすとして平成17年に施行された外来生物法で特定外来生物に指定され、飼育や輸入が原則禁止されている。
http://www.sankei.com/west/news/151106/wst1511060029-n1.html
11月2日月曜日の夜、車で鍼灸整骨院に行く時に街の中で、アライグマを見てしまった。
民家の軒下で、車のライトに照らされた尻尾の白黒の輪っかの模様や顔をはっきりと見てしまった。普通に野良猫のように街の中にいた!!
アライグマ出没急増へ“包囲網” NPO、地域一体で生息域拡大阻止 兵庫・篠山
捕獲されたアライグマ。警戒心が強いため捕まえるのは難しい=兵庫県篠山市(大山捕獲隊提供)
在来の生態系に影響を及ぼすおそれのある「特定外来生物」に指定されているアライグマが全国で急増し、農作物に被害を与えている。平成25年度には農作物被害が年間計約3億4千万円に上った。繁殖力の強さから生息域が拡大しているが、警戒心が強いため捕まえるのは難しい。そんな中、兵庫県篠山市のアライグマ捕獲専門のNPO法人「大山捕獲隊」が実績を挙げている。過去5年間で約150頭を捕獲し、鳥取県全体での捕獲数に匹敵する年もあった。理事長の西牧正美さん(66)は「地域の協力が実績につながっている」と力を込める。
10月19日、同市の民家の庭で、大山捕獲隊のメンバーが4日前に設置したわなに雌のアライグマ(体重5・4キロ)がかかった。自宅に侵入し、壁が足跡で汚れるなどの痕跡に悩まされていた住民が同隊に対策を依頼していた。
「住民がアライグマに餌づけをしてくれたので、効果的にわなを仕掛けることができた」と西牧さんは説明する。
環境省によると、国内で野生のアライグマが確認されるようになったのは昭和30年代。農作物が食べられるほか、サンショウウオなど日本固有の生物が食べられたり、住宅や神社など建物が破損されるなどの被害が報告されるようになった。
アライグマは1回に平均3~4頭を出産するなど、繁殖力が高いため急増。捕獲数は、平成3年度に9頭だったが、24年度には約3万頭に上った。ただ、警戒心が強く、夜間に活動するため住民の目撃情報が得られにくいことなどから、捕獲するのは難しく、「個人や団体での捕獲実績は多くて年間で数頭」(篠山市の担当者)という。
同隊は、同市大山上地区にアライグマが出没するようになったことから22年に発足し、24年に法人化した。
アライグマの出没しやすい場所や好みの餌などを独自調査し、地区内にわなを仕掛けた。その後、地域住民に屋根裏などに住みついたアライグマの動画を見せるなどして、被害の実態や捕獲の必要性を説明。わなを設置した場所を記した地図を配布して見回りを依頼したり、出没場所を知らせてもらうなど協力も要請した。この結果、22年10月からこれまでに151頭のアライグマを捕獲した。25年度には41頭を捕まえ、実績は近隣の鳥取県の45頭に匹敵するという。
同隊は捕獲したアライグマを殺処分にしているが、毎年6月に慰霊祭で供養している。
この取り組みに、アライグマの生態に詳しい兵庫県森林動物研究センター(同県丹波市)の畑一志森林動物専門員は、「地域全体で計画的に取り組めば活動が長続きし、実績が上がることを証明している」と話している。
【アライグマ】北米原産。アニメの主人公として人気を博し、昭和50年代に大量輸入されたが、性格が凶暴のため遺棄されたり、飼い主から逃亡して野生化したりした。国内の生態系を脅かすとして平成17年に施行された外来生物法で特定外来生物に指定され、飼育や輸入が原則禁止されている。
http://www.sankei.com/west/news/151106/wst1511060029-n1.html
11月2日月曜日の夜、車で鍼灸整骨院に行く時に街の中で、アライグマを見てしまった。
民家の軒下で、車のライトに照らされた尻尾の白黒の輪っかの模様や顔をはっきりと見てしまった。普通に野良猫のように街の中にいた!!