寝屋川の“ネコじい“。
寝屋川事件で思わぬ注目の“ネコじい“。周囲は変人扱い、市役所も大迷惑!だが…
週プレNEWS 9月10日(木)6時0分配信
週刊誌には39匹飼っているとされたが、外に出しているのはこの愛猫「ニィー」
と彼女が産んだ子猫2匹の3匹だけという
この夏、人々を悲しみと憤りに包んだ寝屋川中学生殺害事件。
すでに同市在住の山田浩二容疑者(45)が死体遺棄の疑いで逮捕されたのだが、その報道がエスカレートする中、世間の注目を集めた人物がいる。
【画像】ネコじいの愛猫たち
それが山田容疑者の逮捕まで連日、TVなどメディアに登場していた「ネコじい」こと戸塚正樹さん(43)だ。
戸塚さんは被害者の中学生ふたりが殺害される直前、市内のコンビニの前で言葉を交わしていたと自らメディアに証言。そのひげ面にニットキャップ、首にはアクセサリー代わりにチェーンを巻くという独特のスタイルもあって、一部マスコミやネット民などから容疑者ではないか?との憶測が飛んだ。
「犯人が目撃者として証言するパターンはよくあること」「ネコじいが怪しい!」と“犯人”扱いを受けてしまったのだ。まったく気の毒としか言いようがない。
だが、その後も一部の女性週刊誌報道などで反響は収まらず、地元では様々な波紋を呼んでいるという。そもそも戸塚さんとは一体どんな人なのか? 寝屋川市を訪ね、地元の人々にその評判を聞いて
みた。
最初に耳にしたのはマイナス印象の評判だ。戸塚さんは文化住宅(賃貸の長屋風アパート)にたくさんの猫と一緒に暮らしている。近所の子供たちから、いつの頃からか「ネコじい」と呼ばれているのはそのためだ。
その文化住宅の玄関前にはポリバケツ、段ボール、ベニヤ板などがうず高く積まれていた。この光景を前に近所の住民がこうこぼす。
「あのゴミのようなものにはホンマ迷惑してますねん。今は敷地内にあるから法的には問題ないんやろけど。一時は敷地からはみ出るように置いてあった。それだけやない。猫のおしっこや糞があたりに散らばっていたこともあったなあ」
また、別の住民からはこんなグチも…。
「自転車を少しでも歩道にはみだすように停めていると、すぐに警察に通報しよる。それも1日に5回も6回も通報するので、そのたびに駆けつけなくてはいけない交番のお巡りさんのほうが困ってるやろ(苦笑)」
そのユニークな風貌に加え、ゴミ屋敷一歩手前の家にたくさんの猫と暮らす、その暮らしぶりに近所の人々からは「変人」のイメージを抱かれているようだ。
こうした近隣住民の声を本人はどう受けとめるのか? 自宅周辺で本人を待っていると、自転車に乗った戸塚さんがどこからか戻ってきた。早速直撃すると、ワイルドな風貌から受ける印象とは真逆な丁寧で礼儀正しい言葉遣い。その話も実に理路整然とし誠実に対してくれた。
「自宅前に知人から預かった資材や廃品を積み上げているのは確かです。でも手作業で解体し、少しずつ家庭ゴミとして捨てています。猫の糞尿については、外で飼っているのは3匹だけ。その3匹の糞も定期的に見回って掃除しています」
なるほど、ゴミが悪臭を放っているわけではないと。しかも少しずつ処分し、今では公道にはみ出すほどの量ではないとなれば、目くじらを立てることでもなさそう。猫も週刊誌報道では39匹との表記もあったが、3匹以外は完全室内飼いでそちらは現在14、5匹。それも繁殖して増えぬようケージに入れているとか。
それでは、すぐに警察に通報する行為については?
「自転車や店の看板が公道をふさいで通行人が不自由しているケースが少なくない。それが違法だから通報しています。苦情を直接言わないのは、対面して暴力トラブルなどになるのを防ぐためです」
どうやら、本人は周囲に迷惑をかけるどころか、市民たるもの法令を順守し平和に暮らすべきという正義感の持ち主のようだ。
にもかかわらず、戸塚さんに注がれるまなざしは今回さらに「変人」「迷惑者」扱いが増し、TVに顔が出て、犯人扱いされた直後には自宅の窓ガラスが割られることもあったという。
「今回の報道をきっかけに私が生活保護者だということも世間に知られてしまい…。寝屋川市役所に『ナマポ(生活保護)のくせに猫を飼っていいのか!』などと苦情が殺到し、迷惑をかけているということです。あまりの激しさに市担当者から『生活保護を受けていることをマスコミには喋らないででほしい』とお願いされたほどです」
実際、市役所は業務も滞(とどこお)るほどらしく、この件に関しては「一切答えられない」とのことだった。
生活保護者がペットを飼うことは行政も認めており、こうなると戸塚さんからすれば不当なバッシングだが…。ただ一方で、現地取材ではこんな好意的な反応を示す市民も少なくないことがわかった。
「ネコじい? 今では寝屋川の有名人ですわ。高校生にも人気でよく囲まれて写メを撮られています」(サラリーマン風の男性)
「最初にTVで見た時はその風体から怪しい人だと思っていたけど、もう見慣れてしまったのか、今はそうでもない。それどころか、だんだん垢抜けて男前にさえ見えるなあ」(中年男性)
こうしたプラス評価を伝えると、それまで表情の固かった戸塚さんが笑顔になった。
「山田容疑者が逮捕されて犯人の疑いが解けてからは、人々のまなざしがガラリと変わりました。町を歩いていると『あっ、ネコじいや』と指さされ、写メを撮られるようになりました(笑)」
確かにこの取材最中も20歳前後の見知らぬ若者グループから「ネコじい、早く家に帰らんとあかんぞ」との声をかけられ、「おー、わかったわかった」と笑顔で応える微笑ましいひと幕が…。
だが、その後も話を続けると戸塚さんの表情が再び曇り、その口から困惑とも怒りともつかぬ告発が飛び出た。「あの週刊誌に書かれたことはウソばっかりで…」というのだ。
●この続きは明日配信予定
(取材/ボールルーム)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150910-00053311-playboyz-soci
寝屋川事件で渦中の“ネコじい”が生活保護バッシングに心痛「女性週刊誌報道は嘘ばかり…」
週プレNEWS 9月11日(金)6時0分配信
寝屋川事件で渦中の“ネコじい”が生活保護バッシングに心痛「女性週刊誌報道は嘘ばかり…」
「生活保護の受給条件を超えてしまうほどの収入はないんです」と困惑するネコじいこと戸塚さん
寝屋川中学生遺棄殺人事件で「犯行」を疑われ、思わぬ“時の人”となった「ネコじい」こと、戸塚正樹さん(43)。
【画像】ネコじいの愛猫たち
その後、山田浩二容疑者(45)が逮捕され、戸塚さんへの容疑は晴れたものの、個性的すぎる容貌やキャラも興味を煽(あお)り、ネットや週刊誌で様々取り上げられ、生活保護を受けていることまで晒(さら)され騒動となっている。
だが、そんな報道には多くのねつ造があり、戸塚さん自身、被害者となっている実情が本人を直撃しわかった。一体、どんな嘘っぱちが流されたのか? 最初に戸塚さんが指摘したのが飼い猫の頭数だ。
「実は自分が『ネコじい』と呼ばれているということは、今回の報道で初めて知ったんです。外飼いの『ニイ』を抱いて公園で過ごすことはあったので、子供たちがそう呼ぶようになったのかな。ただ、自宅にいる猫たちは完全ケージ内飼育なので、外に出ることは一切ありません。
女性週刊誌には39匹もの猫を飼っていると書かれましたが、実際には17、18匹。自宅のケージ内で飼っているのが14~15匹で、『ニイ』とその子猫2匹の計3匹だけが外飼いです。記者さんから聞かれて『この辺りの猫は全部合わせても30匹くらい』と答えた覚えがあります。それをカン違いされて、メモに書いた『30』という数字も『39』に誤読したのと違いますか…」
また、被害者の平田奈津美さん、星野凌斗君を目撃した際の証言内容も事実と違うものが少なくないと困惑する。
「コンビニ前で私がふたりに会ったのは8月12日の10時半頃という報道もありますが、実際には午後9時頃やったと思います。ローソンの駐車場の車止めに腰かけて、外飼いの2匹の子猫をブラッシングしていたら、平田さんが『かわいい』と声をかけてきたんです。中学生の外出には遅い時間帯ですが、ちょうど夏休み中ということもあって、家族と出かけたレジャー帰りに子供だけがコンビニに寄ったのかなというくらいに考えていたんです」
報道ではその後、戸塚さんがカップ麺(めん)を食べていた星野君に「(麺が)のびているやろ」と声をかけたことになっているが、これも…。
「カップ麺を食べていたのは平田さんのほう。それも話しかけたのではなく、彼女が麺を一本づつゆっくり食べていたので、私がそう思っただけです。星野君はコンビニに出たり入ったりが多く、ひと言も会話は交わしていません」
その様子を見て少し心配になった戸塚さんは、平田さんに「親は?」「もう遅いけど、帰らんでええんか?」と問いかけたというが、
「それに平田さんが『(帰らなくても)いいよ』と答えたと報道ではありましたが、これもウソ。実際には『アハハ』と、ごまかすように笑っただけです。今思えば、ふたりはその時、野宿を考えていた。帰宅を心配するような質問をしてくる大人には関わりたくなかったのかなと」
ただ、こうした細かな誤報はニュアンスの曲解や、正しく伝わらなかった単純ミスと捉えることもできる。その一方で、戸塚さんが最も怒りを感じているのは某女性週刊誌が報じた以下のような記述だった。
“生活保護と空き缶回収で生計を立てる。自宅もある”――これにはため息をつきながら反論を語った。
「これだけ読めば、私が廃品回収の仕事で収入がたくさんあって、しかも家まで持っているように思えますよね。それで記事が配信されると、寝屋川市役所に『こんな人物が生活保護を受けるのはおかしい』とクレームが殺到するようになったそうです。
持ち家があるなんて、とんでもない! 住んでいるのは文化住宅で、長屋暮らし。もちろん、賃貸です。廃品回収の仕事も一日の売上げは400円ほどにすぎません。生活保護の受給条件を超えてしまうほどの収入はないんです」
そう言いながら見せてくれた日々の売上げ伝票には、確かに300~400円前後の数字が並んでいた。
そもそもは少しでも捜査に役立てばと応じた取材だったという。その正義感が仇(あだ)となって、犯人扱いに続いて生活保護を不正に受給しているのでは?などとバッシングされるハメになったというワケだ。
「最初はTVのカメラさんには首から下だけを映してもらっていた。ただ、そうやって顔を隠しても、首に巻いたチェーンですぐに私だとわかってしまう。『だったら、もういいや』と顔出しOKで取材に応じたんですが…」
と唇を噛む、戸塚さん。全くのいい迷惑でありバッシングの被害者だ。とはいえ、本人に後悔の念はないという。プライバシーを晒される危険を冒してでも、自らの証言を通じて伝えたかったことがあったからだ。
では一体、どういう願いを込めて証言者となったのか? 直撃インタビューで初めて明かされる「ネコじい」の壮絶な個人史、そして事件を風化させたくないという思いを次回配信ではお送りする。
●この続きは明日配信予定
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150911-00053376-playboyz-soci
(取材/ボールルーム)
壮絶な個人史!読みた~い。
壮絶な個人史。どんな個人史やろ?
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大阪中1遺棄 山田浩二容疑者「飼い猫の腐乱死体と暮らした過去」
女性自身 9月2日(水)6時2分配信
平田奈津美さん(享年13)と星野凌斗くん(享年12)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された山田浩二容疑者(45)。その後の報道で、山田容疑者は過去にも少年監禁事件など似たような犯行に及んでいたことが発覚。次々とその正体が暴かれてきた。
だが、彼の凶悪性の原点についてはいまだ明らかになっていない。そこで本誌はその片鱗を探るため、山田容疑者が育った大阪府枚方市へと再び向かった――。
両親と妹の4人家族だった山田容疑者は、枚方市内の公団住宅で幼少期を過ごした。そんな一家がこの公団から枚方市内の一戸建てに引っ越したのは、84年のこと。山田容疑者が中学2年生のときだった。当時のことを聞いてまわると、みな一様に「しゃべりたくない」と口を閉ざす。だが、あるひとりの住民がようやくその重い口を開いてくれた。
「お父さんはパン屋さんに勤めていて、お母さんもパートに出ていました。裕福な家庭ではなかったけど、2人と真面目に朝早くから一生懸命働いていました。お父さんもお母さんもとても大人しい性格で、近所付き合いはほとんどなかったみたいです」
当時から山田容疑者の非行ぶりは近所で有名だったという。物静かな両親には、彼を止める手立てがなかったのかもしれない。この住民は当時の一家の荒廃ぶりをこう続ける。
「とにかく汚い家でした。玄関の両脇には不要品が乱雑に放置されている状態で、2階のベランダにも子供のオモチャが散乱していたのを覚えています。このあたりの家はみんな玄関先に花や観葉植物を置いてキレイにしているんです。だからなおさらあの家の汚さが際立っていて、まるで“ゴミ屋敷”といわんばかりの荒れようでした」
中学を卒業しても山田容疑者は定職につくこともなく、その凶悪性はさらにエスカレートしていく。それに呼応するかのように、自宅の“異様さ”も次第に増していった。
「汚いだけではなく、だんだん異臭がするようになってきたんです。あの家庭では猫を飼っていたのですが、その猫が死んでしまったそうで……。なのに死体を敷地内にほったらかしたまま暮らしていて、そこから虫が湧くほどだったみたいです。異臭も、その腐乱死体から来ているものでした。ご近所さんが『こっちにまで虫が来るねん。臭いもそうやし、もう耐えられへん……』と言っていましたから、よく覚えています」
01年、一家は今回事件を起こした山田容疑者が住んでいた寝屋川市内のマンションへと引っ越している。そして翌02年、32歳のときに男子中学生への監禁事件で逮捕された。前出の近所の住民は、こう振り返る。
「たしかに中学生の時点で、もう歯止めがきかなくなっていたように思います。ただ、そのもっと前の段階で『ダメなことはダメ』ときちんとしつけができなかったんでしょうか。誰か、彼にものを言える人がいれば……。そう思わずにはいられません」
荒廃した思春期時代そのままに成長してきた山田容疑者。彼はもう、厳罰をもってしか止められない――。
【関連記事】
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150902-00010005-jisin-soci
山田浩二容疑者 窃盗や覚せい剤など前科10犯はゆうに超える
週刊女性PRIME 9月1日(火)11時0分配信
大阪府寝屋川市の中1男女が惨殺された事件で、平田奈津美さん(13)の死体遺棄容疑で8月21日に逮捕された契約作業員・山田浩二容疑者(45)。
山田容疑者は中学時代、窃盗、傷害などさまざまな犯罪に手を染めている。同じ中学生を監禁したのもこのころ。自分よりも弱い者しか標的にしない。何度も少年鑑別所の入退所を繰り返したという。
高校には進学しなかった。就職先など、どこで、どんな青春時代を送ったのかはわからない。しかし、2002年、32歳になった山田容疑者は凶悪な監禁事件を連発する。
寝屋川市香里新町の容疑者宅マンションに近い京阪・香里園駅前のロータリーで、犯行を目撃した男性が証言する。
「わしがパチンコに行こうと通りかかったら、車の後部座席に小学生ぐらいの男の子(実際は中学2年生)が乗っとって、泣き叫んどるんや。あとで知ったんは、“有り金、全部出せ”ゆうて脅しとったって。5時間ぐらい車で連れ回して逮捕されたんや」
狙ったのはやはり弱い立場の人間だった。中学生の所持金などたかが知れている。山田容疑者は「警察だ」と脅して携帯電話を奪い、粘着テープで顔を巻き、腕を後ろ手に縛った。
駐車場に置き去りにしており、まるで平田さんが放置された手口と同じだ。
「その前後に高校生男子2人を監禁した事件も起こしている。それを含めて容疑者は窃盗、傷害、覚せい剤など前科10犯はゆうに超えていますね」(全国紙記者)
容疑者は’09年から’14年秋まで刑務所に服役。もともとは「渡利浩二」だったが、「柴原浩二」に変わった。
「獄中結婚し、妻の姓を名乗ったんです」(同記者)
その女性には、平田さんや星野くんと同学年の娘がいた。容疑者は義理の娘の成長を楽しみにしていたという。
ところが服役中に離婚。昨年秋、旧知の男性と養子縁組し、現在の「山田浩二」として再スタートを切った。福島県で契約の除染作業員として、南相馬市や二本松市の宿舎での生活が始まった。
だが、名前を変えようとも、性分までは変わらなかった。今回の事件の約2か月前、山田容疑者からストーカー行為を受けた若い女性は話す。
「容疑者宅マンションから香里園駅へ行く抜け道で、遠くからつけられている感じがしたんです。みるみるうちに近づいてきて、最後はもう背中の後ろにいて、ガラケーで動画を撮るような“ピロ~ン”という音が聞こえました」
女性は、たまたま通りがかった郵便配達員に助けを求めて事なきを得たという。
「私の脇を追い越して逃げていきました。あのときの目つきは絶対に忘れません。犯罪者の顔でした。よくよく考えると、つきまとわれている感覚はこの1年で数回あった」
すべて山田容疑者の仕業ならば、出所後すぐに追いかけ回しはじめたことになる。ほかにも、容疑者宅マンション周辺では怪事件の情報が飛び交っている。
「おばさんもストーカーされていた」
「中年の男性が4、5人の男の子を連れ回していた」
などなど。わからないのが性癖だ。南相馬でいったん除染作業員を辞めざるをえなかったのは、「宿舎のルールを破って女性を連れ込んだから」(前出の記者)という。
しかし、若い男の子に対しても性的興奮を覚えていたという情報がある。
「街中でかわいい男の子を物色していた可能性は高い。被害者の中には、山田容疑者に性器をいじられた子がいるという。一方で知人に“ロリコン宣言”してみたり、職務質問された秋葉原で若い女の子をナンパするなど女好きの側面も。アンテナに引っかからないのは、オジサンだけというバイセクシャルではないか」(スポーツ紙記者)
美少年に近づく目的で、カメラマンや理容師を目指したとする情報もある。職務質問時に所持していたスタンガン、手錠、注射器は何に使うつもりだったのか。
逮捕時、山田容疑者は「同乗者がやった」と容疑を否認し、以降は黙秘を続けているという。
事件当日に大阪刑務所の知人に短時間面会していたり、星野くんの遺体のズボンのポケットに他人の精液入りのコンドームが入っていたりと、偽装工作のにおいも。フェイスブックでは平静を装う記述や食事の画像などをアップしている。
事件前の8月10日と、事件後の同15日に山田容疑者が立ち寄った千葉・幕張の隠れた名店『本家絶品!煮込みカツカレーの店』の並木道夫代表(40)は「福島から来たと言うし、正直、気分のいいお客さんでした」と振り返る。
「初来店のお客さんには煮込みカツカレーをすすめるんですが、大盛りを完食。“うまかったわ~”と言ってくれた。2度目はリピーターにおすすめのスタミナポークカレー大盛りを“これもうまかったわ~。ここハズレないわ~”と皿を舐めたぐらいキレイに食べてくれました。それだけに事件はショックで許せない」
山田容疑者は相手を見て態度をコロコロ変える。弱い子どもには容赦ない。
「8月28、29日は寝屋川の大きな祭りやったんやけど、今年はこの事件で自粛。阪神・淡路大震災以来の中止やわ」
と寝屋川の主婦が寂しそうにつぶやいた。
(取材・文/山嵜信明と本誌取材班)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150901-00017752-jprime-soci
週プレNEWS 9月10日(木)6時0分配信
週刊誌には39匹飼っているとされたが、外に出しているのはこの愛猫「ニィー」
と彼女が産んだ子猫2匹の3匹だけという
この夏、人々を悲しみと憤りに包んだ寝屋川中学生殺害事件。
すでに同市在住の山田浩二容疑者(45)が死体遺棄の疑いで逮捕されたのだが、その報道がエスカレートする中、世間の注目を集めた人物がいる。
【画像】ネコじいの愛猫たち
それが山田容疑者の逮捕まで連日、TVなどメディアに登場していた「ネコじい」こと戸塚正樹さん(43)だ。
戸塚さんは被害者の中学生ふたりが殺害される直前、市内のコンビニの前で言葉を交わしていたと自らメディアに証言。そのひげ面にニットキャップ、首にはアクセサリー代わりにチェーンを巻くという独特のスタイルもあって、一部マスコミやネット民などから容疑者ではないか?との憶測が飛んだ。
「犯人が目撃者として証言するパターンはよくあること」「ネコじいが怪しい!」と“犯人”扱いを受けてしまったのだ。まったく気の毒としか言いようがない。
だが、その後も一部の女性週刊誌報道などで反響は収まらず、地元では様々な波紋を呼んでいるという。そもそも戸塚さんとは一体どんな人なのか? 寝屋川市を訪ね、地元の人々にその評判を聞いて
みた。
最初に耳にしたのはマイナス印象の評判だ。戸塚さんは文化住宅(賃貸の長屋風アパート)にたくさんの猫と一緒に暮らしている。近所の子供たちから、いつの頃からか「ネコじい」と呼ばれているのはそのためだ。
その文化住宅の玄関前にはポリバケツ、段ボール、ベニヤ板などがうず高く積まれていた。この光景を前に近所の住民がこうこぼす。
「あのゴミのようなものにはホンマ迷惑してますねん。今は敷地内にあるから法的には問題ないんやろけど。一時は敷地からはみ出るように置いてあった。それだけやない。猫のおしっこや糞があたりに散らばっていたこともあったなあ」
また、別の住民からはこんなグチも…。
「自転車を少しでも歩道にはみだすように停めていると、すぐに警察に通報しよる。それも1日に5回も6回も通報するので、そのたびに駆けつけなくてはいけない交番のお巡りさんのほうが困ってるやろ(苦笑)」
そのユニークな風貌に加え、ゴミ屋敷一歩手前の家にたくさんの猫と暮らす、その暮らしぶりに近所の人々からは「変人」のイメージを抱かれているようだ。
こうした近隣住民の声を本人はどう受けとめるのか? 自宅周辺で本人を待っていると、自転車に乗った戸塚さんがどこからか戻ってきた。早速直撃すると、ワイルドな風貌から受ける印象とは真逆な丁寧で礼儀正しい言葉遣い。その話も実に理路整然とし誠実に対してくれた。
「自宅前に知人から預かった資材や廃品を積み上げているのは確かです。でも手作業で解体し、少しずつ家庭ゴミとして捨てています。猫の糞尿については、外で飼っているのは3匹だけ。その3匹の糞も定期的に見回って掃除しています」
なるほど、ゴミが悪臭を放っているわけではないと。しかも少しずつ処分し、今では公道にはみ出すほどの量ではないとなれば、目くじらを立てることでもなさそう。猫も週刊誌報道では39匹との表記もあったが、3匹以外は完全室内飼いでそちらは現在14、5匹。それも繁殖して増えぬようケージに入れているとか。
それでは、すぐに警察に通報する行為については?
「自転車や店の看板が公道をふさいで通行人が不自由しているケースが少なくない。それが違法だから通報しています。苦情を直接言わないのは、対面して暴力トラブルなどになるのを防ぐためです」
どうやら、本人は周囲に迷惑をかけるどころか、市民たるもの法令を順守し平和に暮らすべきという正義感の持ち主のようだ。
にもかかわらず、戸塚さんに注がれるまなざしは今回さらに「変人」「迷惑者」扱いが増し、TVに顔が出て、犯人扱いされた直後には自宅の窓ガラスが割られることもあったという。
「今回の報道をきっかけに私が生活保護者だということも世間に知られてしまい…。寝屋川市役所に『ナマポ(生活保護)のくせに猫を飼っていいのか!』などと苦情が殺到し、迷惑をかけているということです。あまりの激しさに市担当者から『生活保護を受けていることをマスコミには喋らないででほしい』とお願いされたほどです」
実際、市役所は業務も滞(とどこお)るほどらしく、この件に関しては「一切答えられない」とのことだった。
生活保護者がペットを飼うことは行政も認めており、こうなると戸塚さんからすれば不当なバッシングだが…。ただ一方で、現地取材ではこんな好意的な反応を示す市民も少なくないことがわかった。
「ネコじい? 今では寝屋川の有名人ですわ。高校生にも人気でよく囲まれて写メを撮られています」(サラリーマン風の男性)
「最初にTVで見た時はその風体から怪しい人だと思っていたけど、もう見慣れてしまったのか、今はそうでもない。それどころか、だんだん垢抜けて男前にさえ見えるなあ」(中年男性)
こうしたプラス評価を伝えると、それまで表情の固かった戸塚さんが笑顔になった。
「山田容疑者が逮捕されて犯人の疑いが解けてからは、人々のまなざしがガラリと変わりました。町を歩いていると『あっ、ネコじいや』と指さされ、写メを撮られるようになりました(笑)」
確かにこの取材最中も20歳前後の見知らぬ若者グループから「ネコじい、早く家に帰らんとあかんぞ」との声をかけられ、「おー、わかったわかった」と笑顔で応える微笑ましいひと幕が…。
だが、その後も話を続けると戸塚さんの表情が再び曇り、その口から困惑とも怒りともつかぬ告発が飛び出た。「あの週刊誌に書かれたことはウソばっかりで…」というのだ。
●この続きは明日配信予定
(取材/ボールルーム)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150910-00053311-playboyz-soci
寝屋川事件で渦中の“ネコじい”が生活保護バッシングに心痛「女性週刊誌報道は嘘ばかり…」
週プレNEWS 9月11日(金)6時0分配信
寝屋川事件で渦中の“ネコじい”が生活保護バッシングに心痛「女性週刊誌報道は嘘ばかり…」
「生活保護の受給条件を超えてしまうほどの収入はないんです」と困惑するネコじいこと戸塚さん
寝屋川中学生遺棄殺人事件で「犯行」を疑われ、思わぬ“時の人”となった「ネコじい」こと、戸塚正樹さん(43)。
【画像】ネコじいの愛猫たち
その後、山田浩二容疑者(45)が逮捕され、戸塚さんへの容疑は晴れたものの、個性的すぎる容貌やキャラも興味を煽(あお)り、ネットや週刊誌で様々取り上げられ、生活保護を受けていることまで晒(さら)され騒動となっている。
だが、そんな報道には多くのねつ造があり、戸塚さん自身、被害者となっている実情が本人を直撃しわかった。一体、どんな嘘っぱちが流されたのか? 最初に戸塚さんが指摘したのが飼い猫の頭数だ。
「実は自分が『ネコじい』と呼ばれているということは、今回の報道で初めて知ったんです。外飼いの『ニイ』を抱いて公園で過ごすことはあったので、子供たちがそう呼ぶようになったのかな。ただ、自宅にいる猫たちは完全ケージ内飼育なので、外に出ることは一切ありません。
女性週刊誌には39匹もの猫を飼っていると書かれましたが、実際には17、18匹。自宅のケージ内で飼っているのが14~15匹で、『ニイ』とその子猫2匹の計3匹だけが外飼いです。記者さんから聞かれて『この辺りの猫は全部合わせても30匹くらい』と答えた覚えがあります。それをカン違いされて、メモに書いた『30』という数字も『39』に誤読したのと違いますか…」
また、被害者の平田奈津美さん、星野凌斗君を目撃した際の証言内容も事実と違うものが少なくないと困惑する。
「コンビニ前で私がふたりに会ったのは8月12日の10時半頃という報道もありますが、実際には午後9時頃やったと思います。ローソンの駐車場の車止めに腰かけて、外飼いの2匹の子猫をブラッシングしていたら、平田さんが『かわいい』と声をかけてきたんです。中学生の外出には遅い時間帯ですが、ちょうど夏休み中ということもあって、家族と出かけたレジャー帰りに子供だけがコンビニに寄ったのかなというくらいに考えていたんです」
報道ではその後、戸塚さんがカップ麺(めん)を食べていた星野君に「(麺が)のびているやろ」と声をかけたことになっているが、これも…。
「カップ麺を食べていたのは平田さんのほう。それも話しかけたのではなく、彼女が麺を一本づつゆっくり食べていたので、私がそう思っただけです。星野君はコンビニに出たり入ったりが多く、ひと言も会話は交わしていません」
その様子を見て少し心配になった戸塚さんは、平田さんに「親は?」「もう遅いけど、帰らんでええんか?」と問いかけたというが、
「それに平田さんが『(帰らなくても)いいよ』と答えたと報道ではありましたが、これもウソ。実際には『アハハ』と、ごまかすように笑っただけです。今思えば、ふたりはその時、野宿を考えていた。帰宅を心配するような質問をしてくる大人には関わりたくなかったのかなと」
ただ、こうした細かな誤報はニュアンスの曲解や、正しく伝わらなかった単純ミスと捉えることもできる。その一方で、戸塚さんが最も怒りを感じているのは某女性週刊誌が報じた以下のような記述だった。
“生活保護と空き缶回収で生計を立てる。自宅もある”――これにはため息をつきながら反論を語った。
「これだけ読めば、私が廃品回収の仕事で収入がたくさんあって、しかも家まで持っているように思えますよね。それで記事が配信されると、寝屋川市役所に『こんな人物が生活保護を受けるのはおかしい』とクレームが殺到するようになったそうです。
持ち家があるなんて、とんでもない! 住んでいるのは文化住宅で、長屋暮らし。もちろん、賃貸です。廃品回収の仕事も一日の売上げは400円ほどにすぎません。生活保護の受給条件を超えてしまうほどの収入はないんです」
そう言いながら見せてくれた日々の売上げ伝票には、確かに300~400円前後の数字が並んでいた。
そもそもは少しでも捜査に役立てばと応じた取材だったという。その正義感が仇(あだ)となって、犯人扱いに続いて生活保護を不正に受給しているのでは?などとバッシングされるハメになったというワケだ。
「最初はTVのカメラさんには首から下だけを映してもらっていた。ただ、そうやって顔を隠しても、首に巻いたチェーンですぐに私だとわかってしまう。『だったら、もういいや』と顔出しOKで取材に応じたんですが…」
と唇を噛む、戸塚さん。全くのいい迷惑でありバッシングの被害者だ。とはいえ、本人に後悔の念はないという。プライバシーを晒される危険を冒してでも、自らの証言を通じて伝えたかったことがあったからだ。
では一体、どういう願いを込めて証言者となったのか? 直撃インタビューで初めて明かされる「ネコじい」の壮絶な個人史、そして事件を風化させたくないという思いを次回配信ではお送りする。
●この続きは明日配信予定
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150911-00053376-playboyz-soci
(取材/ボールルーム)
壮絶な個人史!読みた~い。
壮絶な個人史。どんな個人史やろ?
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大阪中1遺棄 山田浩二容疑者「飼い猫の腐乱死体と暮らした過去」
女性自身 9月2日(水)6時2分配信
平田奈津美さん(享年13)と星野凌斗くん(享年12)の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された山田浩二容疑者(45)。その後の報道で、山田容疑者は過去にも少年監禁事件など似たような犯行に及んでいたことが発覚。次々とその正体が暴かれてきた。
だが、彼の凶悪性の原点についてはいまだ明らかになっていない。そこで本誌はその片鱗を探るため、山田容疑者が育った大阪府枚方市へと再び向かった――。
両親と妹の4人家族だった山田容疑者は、枚方市内の公団住宅で幼少期を過ごした。そんな一家がこの公団から枚方市内の一戸建てに引っ越したのは、84年のこと。山田容疑者が中学2年生のときだった。当時のことを聞いてまわると、みな一様に「しゃべりたくない」と口を閉ざす。だが、あるひとりの住民がようやくその重い口を開いてくれた。
「お父さんはパン屋さんに勤めていて、お母さんもパートに出ていました。裕福な家庭ではなかったけど、2人と真面目に朝早くから一生懸命働いていました。お父さんもお母さんもとても大人しい性格で、近所付き合いはほとんどなかったみたいです」
当時から山田容疑者の非行ぶりは近所で有名だったという。物静かな両親には、彼を止める手立てがなかったのかもしれない。この住民は当時の一家の荒廃ぶりをこう続ける。
「とにかく汚い家でした。玄関の両脇には不要品が乱雑に放置されている状態で、2階のベランダにも子供のオモチャが散乱していたのを覚えています。このあたりの家はみんな玄関先に花や観葉植物を置いてキレイにしているんです。だからなおさらあの家の汚さが際立っていて、まるで“ゴミ屋敷”といわんばかりの荒れようでした」
中学を卒業しても山田容疑者は定職につくこともなく、その凶悪性はさらにエスカレートしていく。それに呼応するかのように、自宅の“異様さ”も次第に増していった。
「汚いだけではなく、だんだん異臭がするようになってきたんです。あの家庭では猫を飼っていたのですが、その猫が死んでしまったそうで……。なのに死体を敷地内にほったらかしたまま暮らしていて、そこから虫が湧くほどだったみたいです。異臭も、その腐乱死体から来ているものでした。ご近所さんが『こっちにまで虫が来るねん。臭いもそうやし、もう耐えられへん……』と言っていましたから、よく覚えています」
01年、一家は今回事件を起こした山田容疑者が住んでいた寝屋川市内のマンションへと引っ越している。そして翌02年、32歳のときに男子中学生への監禁事件で逮捕された。前出の近所の住民は、こう振り返る。
「たしかに中学生の時点で、もう歯止めがきかなくなっていたように思います。ただ、そのもっと前の段階で『ダメなことはダメ』ときちんとしつけができなかったんでしょうか。誰か、彼にものを言える人がいれば……。そう思わずにはいられません」
荒廃した思春期時代そのままに成長してきた山田容疑者。彼はもう、厳罰をもってしか止められない――。
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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150902-00010005-jisin-soci
山田浩二容疑者 窃盗や覚せい剤など前科10犯はゆうに超える
週刊女性PRIME 9月1日(火)11時0分配信
大阪府寝屋川市の中1男女が惨殺された事件で、平田奈津美さん(13)の死体遺棄容疑で8月21日に逮捕された契約作業員・山田浩二容疑者(45)。
山田容疑者は中学時代、窃盗、傷害などさまざまな犯罪に手を染めている。同じ中学生を監禁したのもこのころ。自分よりも弱い者しか標的にしない。何度も少年鑑別所の入退所を繰り返したという。
高校には進学しなかった。就職先など、どこで、どんな青春時代を送ったのかはわからない。しかし、2002年、32歳になった山田容疑者は凶悪な監禁事件を連発する。
寝屋川市香里新町の容疑者宅マンションに近い京阪・香里園駅前のロータリーで、犯行を目撃した男性が証言する。
「わしがパチンコに行こうと通りかかったら、車の後部座席に小学生ぐらいの男の子(実際は中学2年生)が乗っとって、泣き叫んどるんや。あとで知ったんは、“有り金、全部出せ”ゆうて脅しとったって。5時間ぐらい車で連れ回して逮捕されたんや」
狙ったのはやはり弱い立場の人間だった。中学生の所持金などたかが知れている。山田容疑者は「警察だ」と脅して携帯電話を奪い、粘着テープで顔を巻き、腕を後ろ手に縛った。
駐車場に置き去りにしており、まるで平田さんが放置された手口と同じだ。
「その前後に高校生男子2人を監禁した事件も起こしている。それを含めて容疑者は窃盗、傷害、覚せい剤など前科10犯はゆうに超えていますね」(全国紙記者)
容疑者は’09年から’14年秋まで刑務所に服役。もともとは「渡利浩二」だったが、「柴原浩二」に変わった。
「獄中結婚し、妻の姓を名乗ったんです」(同記者)
その女性には、平田さんや星野くんと同学年の娘がいた。容疑者は義理の娘の成長を楽しみにしていたという。
ところが服役中に離婚。昨年秋、旧知の男性と養子縁組し、現在の「山田浩二」として再スタートを切った。福島県で契約の除染作業員として、南相馬市や二本松市の宿舎での生活が始まった。
だが、名前を変えようとも、性分までは変わらなかった。今回の事件の約2か月前、山田容疑者からストーカー行為を受けた若い女性は話す。
「容疑者宅マンションから香里園駅へ行く抜け道で、遠くからつけられている感じがしたんです。みるみるうちに近づいてきて、最後はもう背中の後ろにいて、ガラケーで動画を撮るような“ピロ~ン”という音が聞こえました」
女性は、たまたま通りがかった郵便配達員に助けを求めて事なきを得たという。
「私の脇を追い越して逃げていきました。あのときの目つきは絶対に忘れません。犯罪者の顔でした。よくよく考えると、つきまとわれている感覚はこの1年で数回あった」
すべて山田容疑者の仕業ならば、出所後すぐに追いかけ回しはじめたことになる。ほかにも、容疑者宅マンション周辺では怪事件の情報が飛び交っている。
「おばさんもストーカーされていた」
「中年の男性が4、5人の男の子を連れ回していた」
などなど。わからないのが性癖だ。南相馬でいったん除染作業員を辞めざるをえなかったのは、「宿舎のルールを破って女性を連れ込んだから」(前出の記者)という。
しかし、若い男の子に対しても性的興奮を覚えていたという情報がある。
「街中でかわいい男の子を物色していた可能性は高い。被害者の中には、山田容疑者に性器をいじられた子がいるという。一方で知人に“ロリコン宣言”してみたり、職務質問された秋葉原で若い女の子をナンパするなど女好きの側面も。アンテナに引っかからないのは、オジサンだけというバイセクシャルではないか」(スポーツ紙記者)
美少年に近づく目的で、カメラマンや理容師を目指したとする情報もある。職務質問時に所持していたスタンガン、手錠、注射器は何に使うつもりだったのか。
逮捕時、山田容疑者は「同乗者がやった」と容疑を否認し、以降は黙秘を続けているという。
事件当日に大阪刑務所の知人に短時間面会していたり、星野くんの遺体のズボンのポケットに他人の精液入りのコンドームが入っていたりと、偽装工作のにおいも。フェイスブックでは平静を装う記述や食事の画像などをアップしている。
事件前の8月10日と、事件後の同15日に山田容疑者が立ち寄った千葉・幕張の隠れた名店『本家絶品!煮込みカツカレーの店』の並木道夫代表(40)は「福島から来たと言うし、正直、気分のいいお客さんでした」と振り返る。
「初来店のお客さんには煮込みカツカレーをすすめるんですが、大盛りを完食。“うまかったわ~”と言ってくれた。2度目はリピーターにおすすめのスタミナポークカレー大盛りを“これもうまかったわ~。ここハズレないわ~”と皿を舐めたぐらいキレイに食べてくれました。それだけに事件はショックで許せない」
山田容疑者は相手を見て態度をコロコロ変える。弱い子どもには容赦ない。
「8月28、29日は寝屋川の大きな祭りやったんやけど、今年はこの事件で自粛。阪神・淡路大震災以来の中止やわ」
と寝屋川の主婦が寂しそうにつぶやいた。
(取材・文/山嵜信明と本誌取材班)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150901-00017752-jprime-soci