戦時中の我が国の状態を知らぬ者が演じるな | 日本のお姉さん

戦時中の我が国の状態を知らぬ者が演じるな

3)戦時中の我が国の状態を知らぬ者が演じるな:前田 正晶

毎年今頃になると戦争の回顧や当時の戦いをドラマ化したり、小学校にも行っていなかった筈の所謂有識者の方にしたり顔で戦争否定論を語らせるのを嫌悪しています。

彼らに「英霊」と言う言葉が如何なる意味で使われていたかを経験的にご存じなのかと問い掛けたい。

ましてや真新しい軍服を着て長髪で演じるタレントや役者に何が解っているのかと詰問したい気
になります。

私は戦争関連のテレビ番組は見ないし新聞の記事も雑誌も一切読みません。

平和に馴れきった偏向したマスコミが戦争を特集するのは安保法制案反対派や、憲法第9条縋り付き一派の援護射撃だとしか思えないからです。

終戦時に中学1年だった私は戦争が如何なる悲しくもある悲惨なものかを見ていた年齢です。

国民が一致団結して天皇陛下のためにと言う精神的な旗印の下に銃後で支えていた時のことを、今になって当時の苦労も苦しみも身内を失う辛が想像できるのかと問いたいのです。

特攻隊で従容として死の飛行に出て行かれた若き世代の心も解らない連中が、そのことをドラマなどと言う不謹慎なものに仕上げて、戦争の悲惨さを見せようとか、聞かせようとする心根がイヤらしいと思うのです。

私にはあのような採り上げ方は明らかに自国の歴史を貶めるもので、間違っていると信じております。

今になって戦時中のことを知らぬ年代の者がしたり顔でドラマなや映画にするのは不謹慎だと言いたいのです。

あの当時の精神状態を今時の若者が如何にそれらしく装っても、あの時代の若者から高齢者の国を思う心情を再現できる訳がないと思うのです。

本気で「欲しがりません、勝つまでは」と誓ったお国のためを思う精神が、アメリカの戦後政策に骨を抜かれた世代が再現できる訳はないのです。

私は戦争肯定派では断じてありませんが、空疎な「戦争反対運動」を煽るためのドラマでも映画でも、当時の我が国を汚す愚かで不当な行為だ」と断じます。

安保法制案は断じて「戦争に我が子を出させられる」ものでも「徴兵制の再開」に導くものでもなく、第9条の曲解でもないと思います。

しかし反対勢力は反戦をBAKAにでも解りやすいプロパガンダに利用しています。

原発再稼働反対運動と同様に、低民度の一部の国民の皆様をおかしな方向に導く手段に有効活用しているとしか思えません。

マスコミは国民を誤った道に誘導する気ではありませんか。

矢張り何処かの誰かに振り付けられているようですね。