【おそロシア】プーチン大統領、クリミア併合で「核兵器を準備していた」
【おそロシア】プーチン大統領、クリミア併合で「核兵器を準備していた」
ロシア大統領 クリミア併合で核兵器準備を指示
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150316/k10010016891000.html
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記事によると
・ロシアのプーチン大統領は、去年、ウクライナ南部のクリミアを併合する過程で、情勢が不利になった場合に備えて、核兵器使用に向けた準備を指示していたことを明らかに
・プーチン大統領「(併合する過程で核兵器の)準備はできていた。クリミアは歴史的にわれわれの領土だ」「情勢が不利になった場合に備えてロシア軍に準備を進めるよう指示していた」
・「クリミアに駐留するウクライナ軍を武装解除させるため、軍の参謀本部の特殊部隊や海兵隊を派遣していた」
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「批判は見当違い」ロシア大使、広島市の抗議に反論
岡本玄2015年4月10日23時23分
クリミア半島の併合の際に核兵器使用の準備を検討したというロシアのプーチン大統領の発言に、広島市の松井一実市長が抗議文を送ったところ、駐日ロシア大使から9日付で「批判は完全に見当違い」と返書が届いた。日本が米国の「核の傘」に依存していると批判し、原爆を投下した米国に抗議すべきだと反論している。
広島市によると、松井市長は3日、プーチン大統領らに「強い憤りを覚える。核軍縮に誠実に取り組む義務がある」と抗議文を送った。
これに対し、アファナシエフ大使から9日にファクスで返書が届いた。
返書では米国のミサイル防衛システムの開発などを批判したうえで、「日本がどこの国の『核の傘』に依存しているかはよく知られている。被爆者の平和への思いと矛盾している」と批判。
さらに、「70年前、どの国が広島、長崎に原爆を投下したのか言及がない。この国こそ『抗議』の対象ではないか」と指摘している。
アファナシエフ大使は14日に初めて広島市を訪れる予定で、広島市国際交流課は「改めて市の考えを伝えたい」と話している。(岡本玄)
■アファナシエフ・駐日ロシア大使の返書(広島市が発表した仮訳)
2015年4月9日
広島市長 松井一実様
2015年4月3日の貴台の書簡を入念に拝読いたしましたが、ウラジーミル・プーチン大統領の実際の発言を誤って解釈した、根拠のない貴台の「抗議」は容認できない旨、お伝えしなければなりません。
貴台及び貴市職員には、ドキュメンタリー番組「クリミア―祖国への道」の台本を注意深くお読みいただきたいと思います。
また、ロシア連邦はNPTの寄託国の一つであり、それゆえNPT体制を強力に支持していることをお知りおきください。
我が国の様々な取り組みは、核兵器をはじめとする軍備の削減だけではなく、核兵器のない世界を目的としていますが、そのためには、当然のことながら、必要となる国際的環境の整備が求められます。
米国の一方的なミサイル防衛システムの開発や宇宙武装の脅威など、戦略的安定に悪影響を与える極めて破壊的な諸要素に対し、国際社会の注意を喚起しようとロシアが声を上げていることを、残念ながら貴台は見落としていらっしゃるようです。
また、日本がどこの国の「核の傘」に依存しているかはよく知られています。
このことは、貴台が的確に表現されているように、「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という言葉で表された被爆者の平和への思いとまったく矛盾しています。
当然、第2次世界大戦により70年前に3千万人が犠牲になったロシアや旧ソビエト連邦の国民は、どれほど平和が尊く貴重であるか熟知しています。
市長様、貴台の書簡には、70年前、どの国が実際に広島と長崎に核爆弾を投下したのかについては言及がありません。
しかし、それは世界中で知られています。
私が思いますに、この国こそ貴台の「抗議」の対象ではないでしょうか。
松井市長、残念ながら、貴台の批判は完全に見当違いです。
駐日ロシア大使 エヴゲーニー・アファナシエフ
◇
■松井一実・広島市長の抗議文
ロシア連邦大統領
ウラジーミル・プーチン閣下
駐日ロシア連邦大使館特命全権大使
エヴゲーニー・アファナシエフ閣下
繰り返される貴国の言動は、いかなる事情があるにせよ、被爆者の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」との平和への思いを踏みにじるものであり、強い憤りを覚える。
また、折しも今月27日から開催される核不拡散条約(NPT)再検討会議の成功に向け、平和首長会議を含め国際社会全体で真剣に取り組みを進めている中でのものであり、到底許し難い。
そもそも貴国にはNPT締約国として核軍縮に誠実に取り組む義務があるはずであり、NPT再検討会議を成功させるためにも、核兵器の非人道性に十分思いを致し、自らの責任を果たすよう強く要請する。
2015年4月3日広島市長 松井一実
http://www.asahi.com/articles/ASH4B6GCCH4BPITB015.html%20target=
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★ロシア、アメリカの原爆投下を批判 「法廷で裁かれるべきだ」
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは。
北野です。
原爆投下から70年。
ロシアは、「アメリカは法廷で裁かれるべきだ!」と主張しています。
↓
<ロシア、米の原爆投下を批判 「法廷で裁かれるべきだ」
朝日新聞デジタル 8月5日(水)23時52分配信
*
*
ロシアのナルイシキン下院議長は5日、広島、長崎への原爆投下は
国際法廷で裁かれるべきだという考えを明らかにした。
ロシアでは70年を迎える原爆投下について、高官の発言や催しが続いている。
米国の残虐行為を批判すると同時に、日本を降伏させたのは原爆ではなく旧ソ連の対日参戦だったという歴史認識を強調する狙いも込められている。>
普通の日本人なら「唐突な感じ」がするでしょう。
これは、なんなのでしょうか?
▼モスクワ国際関係大学に入学して驚いたこと
1990年、ソ連外務省付属モスクワ国際関係大学に入学した私。
まず、ソ連人が「とても親日」であることに驚きました。
他にもいろいろ驚いたことがあります。
たとえば、大学で「原爆投下」について、「人類史上最悪の残虐行為」と教えていたこと。
いまなら、すんなり受け入れられる話ですが。
「自虐史観」に染まっていた当時の私には、とても「新鮮」に感じられたのです。
「情報戦」という視点から考えてみましょう。
そもそもソ連は、「資本家階級を打倒するために建国された国」です。
そして、彼らから見るとアメリカは、「資本家階級の国」である。
だから、打倒しなければならない。
第2次大戦時、米ソは、対日本、対ナチスドイツで組んでいた。
しかし、戦後は、米ソ冷戦の時代になった。
アメリカはソ連を「悪魔化」し、ソ連もアメリカを「悪魔化」する。
「原爆投下」は、ソ連にとって格好の攻撃材料でした。
そして、徹底した反米教育の一環として、「アメリカは悪い国」の例として、「原爆投下」は使われたのです。
もちろん、「原爆投下」について、「史上最悪の残虐行為」という見方は正しいでしょう。
▼8月6日、モスクワで
広島への原爆投下から70年目の8月6日。
歩いていると、近所の男性が近寄ってきて、握手を求めました。
その顔があまりに深刻なので、「何事か?!」と驚きました。
すると彼は、「広島への原爆投下から今日で70年なんだね。日本は大変だったね」といいました。
うっすらと涙を浮かべています。
そして、彼はこんなことをいいました。
「アメリカは驚くほど残虐な国だ。きっと天罰が下るに違いないよ」
私はどうリアクションしたらいいかわからず、「スパシーバ」(ありがとう)といいました。
この日は、近所でいろいろな人に声をかけられ、「日本は大変だったね」といわれました。
▼米ロ歴史情報戦の現状
ソ連時代から「原爆=史上最悪の罪」と教えられてきた人たち。
そういう背景があるにしろ、下院議長の「アメリカは法廷で裁かれるべき」発言は過激です。
この盛り上がりはなんなのでしょうか?
もちろん、「クリミア併合」からつづいている米ロ対立が影響を与えていることは間違いありません。
しかし、それだけではないのです。
実をいうとロシアは、「アメリカによる歴史修正」に憤っている。
歴史修正とはなに?
1、ナチスドイツ戦でもっとも大きな役割を果たしたのはアメリカである。
ソ連は、ほとんど何もしなかった。
これが一つ。
第2次大戦の犠牲者数については、諸説あります。
しかし、ソ連の犠牲者は2200~2800万人で、「最大であった」ことを疑う人はあまりいません。
アメリカは今、「犠牲者数は多いけど、勝てたのはアメリカのおかげだよね」とプロパガンダしている。
それで、ロシア人は、怒っているのです。
もう一つ。
2、ソ連はナチスドイツから東欧諸国を「解放」したのではない。
「解放者」ではなく、「征服者」である。
ナチスドイツが追い出されソ連が入ってきたが、それで東欧の暮らしは「さらに悪くなった」
これは、ソ連から解放された東欧やバルト3国で流行りの見解です。
ロシアは、「アメリカがこの見方をひろめている」と考えている。
冷戦時代アメリカ西側陣営の一員だった日本人にも、わかりやすい見方。
しかし、ロシアがこれを認めると、「ソ連(=ロシアが中心)はナチスドイツ以下の存在だ」となってしまう。
それで、ロシアは反発しているのです。
アメリカは、日本にそうしたように、ロシアにも「自虐史観」を浸透させようとしている。
それでロシアは反発し、「おまえらこそ、ナチス以下だ!証拠は原爆投下だ!」と主張している。
< プーチン大統領の側近でもあるナルイシキン氏は5日、自身が主催した原爆問題についての専門家らによる会議で「広島、長崎への原爆投下はまだ国際法廷で裁かれていない。しかし、人道に対する罪に時効はない」と指摘した。
ナルイシキン氏は昨年来、今からでも米国の原爆投下についての責任を問うべきだという発言を繰り返している。
昨年12月には「来年は(ドイツによる第2次大戦の戦争犯罪を裁いた)ニュルンベルク裁判と広島・長崎への原爆投下が70年を迎える」
と、原爆投下とナチスの戦争犯罪を並べて言及。>
(同上)
日本がアメリカに「原爆投下を謝罪せよ!」といえば、喜ぶのは中国でしょう。
しかし、ロシアがアメリカを非難するのは、「どんどんやってくれ!」と思います。
客観的にみれば、原爆投下は、「人類史上空前絶後の残虐行為」であること、間違いないのですから。
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09年9月、アメリカに嵌められたロシア・ベド大統領は、プーチン首相を解任した。
命の危険を感じたプーチンは、日本に政治亡命する。
日本柔道界に保護され、稽古に励むプーチン。
しかし、日本政界は、彼を放っておかなかった。
行列をなして彼のもとへ訪れる日本の政治家たち。
その中に、再起を誓う矢部元首相の姿があった。
プーチンは、90年代アメリカの属国だったロシアを、どうやって「自立」させることに成功したのか?
懇願する矢部に 、つ いにプーチンは口を開き、その「秘密」
を語りはじめた。
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・核兵器を保有すれば、日本は自立できるのか……?
さて、首相に返り咲いた矢部は、はたしてプーチンの秘策に従って「日本自立」を成し遂げられるだろうか……?
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<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>
(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)
「100年に1度の大不況」はプーチンのせいで起こった?!
今明かされる驚愕の裏真実!(証拠つき)
2003年、フセイン政権を打倒したアメリカは、次にロシアの石油利権獲得を目指す。
ユダヤ系新興財閥ホドルコフスキーから、ロシア石油最大手「ユコス」買収の約束をとりつけることに成功したのも束の間。
プーチンはホドルコフスキー逮捕を命じ、ロシアの石油をアメリカに渡さない決意を示した。
しかし、ホドルコフスキーの後ろには、ロスチャイルド家、ネオコンの首領チェイニー米副大統領 が・・ ・。(証拠つき)
こうしてプーチン率いるKGB軍団と世界の支配者の壮絶な戦いが開始された。
08年のロシア-グルジア戦争でピークに達した米ロの争い。
なぜ両国は和解し、関係を「再起動」することに合意したのか?
プーチンとメドベージェフの対立。
そして、プーチンを裏切ったメドベージェフの背後にいた勢力とは?
大統領に返り咲いたプーチンは、どのようにアメリカに「とどめを刺す」のか?
豊富な資料と証拠で、あなたの世界観を一変させる真実の書。
「洗脳マトリックス」の心地よいぬるま湯につかっていたい方は、決して読まないでください。危険です。
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●Sさまからのメール
北野先生
リアルインサイト8月号でメソッドを解説されるのを楽しみにしていました。
ところが、来日中の無慈悲なメリーズをメルマガで読んでしまい、思わずメールしなくては、読者なのだから!
と勝手に思い込みw
抽象度に言及される先生の遊び心に、思わず奥山先生のマグカップでの黒コーヒーを吹き、アメリカ人の美人秘書は飛んできましたwww
今回の帰国、いろいろあったのだな。。。そんな印象ですが、詳細は後日メルマガか新刊で知りたいと思います。
楽しみです^^
時に、先生に年間コンサル契約も可能なのでしょうか?年に何度かの北野レポートでOKです。
以前にもお伝えしていますが、日本人の為の新産業に向けて準備中です。
主に退職自衛官(綺麗な自衛官)の受け皿と、地方の安定した長期で働ける、そんな事業計画を、右脳左脳カシカシしながら考えています。
奥山先生や和田先生など、同じ世代の方々と戦略的にフィクションを実現できたらいいな、日本の未来のために、と考えています。
北野先生レポートとは別に、準備が整ったら、北野先生へ表敬訪問したいです。
でも今すぐの話しではありません。
新産業。。。これって実現するのが、とても難しい、だからこそ右脳左脳カシカシなのです^^;
話しが飛びましたが^^;
先生とお会いした気分になれた、とんだハプニングのメルマガの感想でした。
草々
↓●編集後記へ
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●世界一わかりやすいアメリカ没落の真実【北野幸伯著】
RPE発行者・北野幸伯が、「アメリカ没落の真実」を世界一
わかりやすく解説します。
「住宅バブル崩壊」「サブプライム問題」「リーマン・ショック」等、一般的な説明ではありません。
「アメリカは、ドイツ、フランス、ロシア、中国等『多極主義陣営』に『意図的』に『没落させられた』」山盛り資料 ・証拠つきで、真実を暴露していきます。
おかげさまで、「メルぞう」ニュース・情報源部門、【歴代NO1】。
第10回、11回Eブック大賞・優秀賞連続受賞。
第12回Eブック大賞・最優秀賞受賞。
まだ読んでいない方、いますぐ歴史の真実を知ってください。
【完全無料】です。
ダウンロードは↓
http://tinyurl.com/pnx6e2m
★編集後記
原爆を投下したアメリカが、日本に「おまえらは悪い国だ」と説教する。
そして、ほとんどの日本国民がそれを信じていた。
「洗脳」は恐ろしいですね。
RPEジャーナル
北野幸伯
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