日本のデモには在日韓国朝鮮人も大量に紛れていますが主たるスポンサーは中国に間違いない
日本のデモには在日韓国朝鮮人も大量に紛れていますが主たるスポンサーは中国に間違いないでしょう。
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成27年(2015)7月23日(木曜日)
通算第4611号 <前日発行>
中国の代理人のごとき安保法制反対論
日本の左翼の反対論と新華社などの日本批判は同一線上
***************
衆議院を通過した安保法は参議院での議論のあと、たぶん衆議院に戻され可決される運びである。
中国の日本批判報道をみて驚いたのは「なんじゃこれは、日本の某新聞とまったく同じではないか」という印象である。日本の左翼と共闘しているのか、いや新華社は日本の某新聞を引き写しているのか。
新華社(7月17日)「第二次世界大戦中に日本軍の野蛮な侵略にあった国家の感情や抵抗は顧みられず、集団的自衛権を解禁する法案を強行的に議会を通過させた。これは残酷な歴史の教訓を無視し、平和憲法を破壊し」云々。
『環球時報』(同日付け)「日本はこの法律によって自ら米国と密接に繋がり、米国が主導する戦争に参加する意思表示であり、同時に中国を最大の仮想敵国と見なしている」(高洪・社会科学院日本研究所副所長へのインタビュー)
新華社の談話(同日)「日本は今後自由に海外派兵ができる。現行憲法を骨抜きにしたもので日本の平和理念を覆すものだ」(胡令遠・復旦大学日本研究センター主任へのインタビュー)
これらの内容は鳩山由紀夫・元首相が言ったように「日本が集団的自衛権を行使することは戦争への道を切り開くことを意味する」。
そして中国新聞社(国営通信社)は、日本の朝日、毎日、東京新聞の社説を援用し、韓国メディアの日本批判をも援用し、あたかも世界中で日本の安倍政権のやり方に反対しているような印象を作り出して報じた。
『人民日報』はこう結語した。
「カンボジア、タイ、ロシア、米英、仏蘭西のメディア報道や専門家の見方でも、日本の安保法制案の成立は地域の安全保障にとっての不安定要素になる」と。
しかし中国政府は珍しく日本批判を抑制し、「日本の戦後外交で重大な変化を示し、日本は専守防衛を放棄するのかという疑念を抱いている」(外交部、華春宝報道官)
こうみてくると、中国はやはり日本が怖いのであり、防衛力は弱いままがよいと考えていることだけは明らかだろう。
また同時に日本のメディアが今回の法案にけちをつけたことは、「中国の代理人」のごとき、あるいは裏で連携しているのか、つまり自主的志願的代理人なのか、「自覚のない代理人」なのかと峻別ができないまでも、この奇妙な論調の一致は共同謀議的な、同一線上にある。
日中の疑似論調の暗合にこそ疑問が生じる。つまり宣伝戦、心理戦においては、中国が日本より勝っている現実を物語っている。
△○□ ○△○ ◎◎◎
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「済南事件」、「通州事件」の殉難者慰霊祭のご案内です
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済南事件、通州事件の殉難者慰霊祭のご案内
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大虐殺の濡れ衣を着せられ、貶められつづける日本。しかし虐殺の被害者は日本人でした。
済南事件では居留邦人が14名、軍人26名が蒋介石軍によって、凄惨に殺害されました。この時の惨たらしい遺体の解剖写真を、国民党と中国共産党は「七三一部隊の生体解剖」だとか、「南京大虐殺」の証拠写真だといって悪用しており、アイリスチャンの著作も、これを検証もしないで転用しています。
通洲事件では日本人居留民ら二百数十名が惨殺されました。むごたらしい写真をかれらは日本軍の悪行だと逆宣伝しています。
この殉難者を慰霊する慰霊祭が下記の要領で開催されます。
記
とき 8月1日午後一時
ところ 靖国神社本殿
受付 靖国神社境内能舞台前で午前11時から
玉串料 千円
祭文 小堀桂一郎先生
世話人 佐藤守 西川京子 藤岡信勝 戸井田徹(敬称略)
主宰 済南、通州両事件殉難者慰霊祭実行委員会(責任者 水間政憲)
連絡先 (090)5560-9728
読者の声 どくしゃのこえ
♪
(読者の声1)安倍首相がテレビに出たのは良いことである。しかし何故公共放送(?)のNHKではないのか。政府は官房機密費をテレビ会社に払って出演していると思うが、おかしいと思う。
本来NHKに毎週時間をとって安倍首相が国民に直接政治状況を説明するのが筋である。それをこの重大時に民間テレビから声が掛かるのを待つとは、国政を国民から委託されている民主主義の権威と重責を理解していないと言わざるを得ない。
NHKも首相談話を放送しないのでは存在意義はない。
国民はくだらないお笑い番組のために高い視聴料金を払っているのではないからだ。NHK関係者の放送事業の私物化と国民からの乖離が目立つ。
政府は定期的にNHKに時間枠を取り重要政策について国民に直接説明すべきだ。ギリシャ危機でもギリシャの首相はテレビで国民に呼びかけている。あの米国のルーズベルトは戦前既にラジオで全国放送をしていた。炉辺談話だ。
いくら安倍さんが参議院で熱心に安保法案を説明しても、肝心の広報機関を持たないので、国民には正しく伝わらず、当然支持率も下がる。ぜひ国民に直接語りかけて欲しい。国民は待っている。
(東海子)
♪
(読者の声2)「戦争法案反対!」を叫ぶデモのいかがわしさ、見る人が見れば一発でわかりますが、テレビばかり見ている情報弱者はコロリと騙されるのでしょうね。
そのデモのやり方について「短足おじさんの一言」というブログで興味深い指摘をしています。
『日本とタイのデモの共通点』としてタクシン派による反クーデターデモとの類似点を
指摘。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1141.html
(引用開始)「つまり英語のプラカードは上掲タイの事例の場合はタイ人向けではない、欧米メディア向け。そして如何して欧米メディア向けにプラカードを作るのか???
理由は「スポンサー様」にこんなにアピールしてますよと言う事を見せるためだった。
タイの場合はスポンサー様はタクシンだが、その裏にいるのは中共である。だから中国
様にアピールするためには英語のプラカードが必要だった。
そしてその写真には共通点がある。
「英語の言葉づかいも同じ、下品さも同じ、そして何とピースマークも同じ」。
これはタイのデモも日本のデモも「スポンサー様は同じ」と言う証拠ではないだろうか。
スポンサーは中国様、こうなんでしょうね」
(引用終り)
日本のデモには在日韓国朝鮮人も大量に紛れていますが主たるスポンサーは中国に間違いないでしょう。
中国が反対することは日本にとっていいことですから「安全保障関連法案」が参議院で早期に可決されることを望みます。
(PB生、千葉)
♪
(読者の声3)youtubeのおかげで、居ながら戦前の優れた日本映画が観賞できます。よい映画には「時代の空気」が封じ込められています。
昭和13年1月早々に封切された「五人の斥候兵」は、戦場が高粱畑で華北のように見せていますが、頑強な敵のトーチカやかつてない苦戦は、当時進行中の第二次上海事変にほかなりません。岡田部隊長はなぜこんな戦争がと不審なまま、軍人として、東洋平和のためとのみ信じ悲壮な使命感を部下と共にして死地にむかいます。
www.youtube.com/watch?v=CoIn1Yh0-s4
英米、蒋介石、ソ連中共サイドの攻勢としての盧溝橋以来のシナ事変の真相は、当時は五里霧中でしょう。
しかし早くも昭和12年9月の『思想』誌に、和辻哲郎が「日本の悲壮な運命」を指摘する一文を寄せているのを知り、慧眼に驚きました。
戦後70年の何とかにも、是非このようなロングスパンの格調があってほしいのですが。
引用が長いので恐縮ながら、その前に二点だけ。。。
一.本稿で、和辻は主として英米のconventional(慣習的)な敵意を指摘しており、共産勢力の企画的な敵意については論考していないし、同じく、戦時の言論として、国内的な不都合事もここでは論考していない。
二.1930年前後の中国内地の交通や経済の発展と、満洲の発展それ自体が、ナショナリズムを高揚させ、政治主張を先鋭化させます。
孫文や後藤新平の時代に可能だったかもしれない満洲問題の「ゴール」が、遠くへ動いていたことを、基本的に抗し難い現実と認識していれば、リットン報告に対して別の対処があったのでないか。蛇足でした。
引用開始――
「日本は近代の世界文明の中にあってきわめて特殊な地位に立っている国である。20世紀の進行中には、おそかれ早かれ、この特殊な地位にもとづいた日本の悲壮な運命が展開するであろう。あるいはすでにその展開が始まっているのであるかも知れぬ。
日本のこの特殊な地位は世界史的に規定せられているのである。
世界史上にこれまで高貴な文明を築いたものは、西アジア・ヨーロッパ文化圏のほかにインド文化圏、シナ文化圏を数えることができるが、近代以後にあっては、ヨーロッパの文明のみが支配的に働き、あたかもこれが人類文化の代表者であるかのごとき観を呈した。
従ってこの文明を担う白人は自らを神の選民であるかの如くに思い込み、あらゆる有色人を白人の産業のための手段に化し去ろうとした。
もし19世紀の末に日本人が登場し来なかったならば、古代における自由民と奴隷とのごとき関係が白人と有色人との間に設定せられたかも知れぬ。
しかるに日本人は、長い間インド及びシナの文化の中でそだって来た黄色人であるにかかわらず、わずかに半世紀?! ?間に近代ヨーロッパの文明に追いつき、産業や軍事においてはヨーロッパの一流文明国に比して劣らざる能力を有することを示した。
さらに精神文化においても、インド人やシナ人自身がすでにその本質的な把握を失い去っている高貴な古いインド文化、シナ文化を、今なお生ける伝統として血肉の中に保存し、これに加えてギリシア文化の潮流に対しても新鮮な吸収力を有することを示した。
この現象が、ヨーロッパの文明のみを人類の文化の代表と考えて白人を神の選民とするヨーロッパ人の確信に、不安な動揺と脅威とを与えたのである。
だから20世紀が「黄禍」という標語とともに幕を開いたのは偶然でない。
近代文明の点においてはなおきわめて幼稚であった40年前の日本の勃興が、直ちにジンギスカンのヨーロッパ席捲を連想せしめたごときも、日本人の能力がいかにヨーロッパ人にとって予想外であったかを示しているのである。
日本人のつとめたこの役割は、本質的な方向から言えば、十億の東洋人の自由の保証である。
この自由なくしては、公正な意味において、人類の文化を云為することはできない。
しかしながら、この新しい事態は、白人の希望に反して目前に成熟しつつあるのであって、いまだ十分にその承認を得てはいない。
白人は本能的にこの事態を好まないのみならず、また彼らの産業の利害がこの承認を拒否する。
たとえば英国の産業は日本の産業に対して公平な競争を拒んでいる。
その理由は日本の労働者の生活程度が低いからである。
彼らによれば労働者の低き生活程度、従って低き文明にもとづく日本人の産業が、高き生活程度、従って高き文明にもとづく英国人の産業を脅かすことは、まさしく文明にとっての危険である。
文明のために日本の競争は防圧せられねばならぬ。
しかるに英国の労働者の労銀が高いということは、四億のインド人を手段とするという立場に立つがゆえに可能なのである。
文明の防衛とは四億のインド人を奴隷状態に置くことの防衛にほかならぬ。
しかもこの防衛を脅かすものは、有色人もまた白人と同じき権利を有することを事実上立証した日本人である。
してみれば日本人は二重の意味において英国人の生活を脅かしていることになる。
これは一例であるが、日本人はかかる?! ?方で「世界」に、すなわち白人の世界に、危険をもたらしたのである。
もし近代文明の方向が護り通さるべきであるならば、危険な日本は抑圧せられねばならぬ。
この点において白人の国々はすでに連係して日本に対抗して来たのである。
世界大戦後の平和会議において日本の提案した人種平等案は、世界史上画期的な意義を有するにかかわらず、できるだけ小さく取り扱われた。
そうしてその後まもなく、ワシントンの軍縮会議は、世界平和の美名の下に、シナを媒介に用いつつ日本を抑圧することに成功した。
日シ間の離間はこの時以来拍車をかけられたのである。
英人がインドの資源を開発し、米人がアメリカの資源を開発することは、すべて文明の進歩を意味したが、日シ連携の下に日本がシナの資源を開発することだけは、あくまでも妨害さるべきことなのである。
シナにおける抗日の激成は?! ?日本を抑圧するもっとも有効な手段として、シナ側の以夷制夷と相表裏しつつ、きわめて巧みに推し進められた。
日本が発展することは常に抑圧に値する。
発展の度が高まれば抑圧の度も高まるであろう。
これが日本の運命なのである。
日本人がその発展を断念しない限り、日本人は悲壮な運命を覚悟しなくてはならぬ。
軍事的な運動を始めると否とにかかわらず、この運命は逃れられない。
しかもこの運命を護り通すことは、究極において十億の東洋人の自由を護ることである。
その実現は容易でないにしても、方向はそれを目ざしている。
人類の文化が正当に云為され得るのは、かかる自由が保持された上でなくてはならない。―後略―
(石川県、三猫匹)
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宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成27年(2015)7月23日(木曜日)
通算第4611号 <前日発行>
中国の代理人のごとき安保法制反対論
日本の左翼の反対論と新華社などの日本批判は同一線上
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衆議院を通過した安保法は参議院での議論のあと、たぶん衆議院に戻され可決される運びである。
中国の日本批判報道をみて驚いたのは「なんじゃこれは、日本の某新聞とまったく同じではないか」という印象である。日本の左翼と共闘しているのか、いや新華社は日本の某新聞を引き写しているのか。
新華社(7月17日)「第二次世界大戦中に日本軍の野蛮な侵略にあった国家の感情や抵抗は顧みられず、集団的自衛権を解禁する法案を強行的に議会を通過させた。これは残酷な歴史の教訓を無視し、平和憲法を破壊し」云々。
『環球時報』(同日付け)「日本はこの法律によって自ら米国と密接に繋がり、米国が主導する戦争に参加する意思表示であり、同時に中国を最大の仮想敵国と見なしている」(高洪・社会科学院日本研究所副所長へのインタビュー)
新華社の談話(同日)「日本は今後自由に海外派兵ができる。現行憲法を骨抜きにしたもので日本の平和理念を覆すものだ」(胡令遠・復旦大学日本研究センター主任へのインタビュー)
これらの内容は鳩山由紀夫・元首相が言ったように「日本が集団的自衛権を行使することは戦争への道を切り開くことを意味する」。
そして中国新聞社(国営通信社)は、日本の朝日、毎日、東京新聞の社説を援用し、韓国メディアの日本批判をも援用し、あたかも世界中で日本の安倍政権のやり方に反対しているような印象を作り出して報じた。
『人民日報』はこう結語した。
「カンボジア、タイ、ロシア、米英、仏蘭西のメディア報道や専門家の見方でも、日本の安保法制案の成立は地域の安全保障にとっての不安定要素になる」と。
しかし中国政府は珍しく日本批判を抑制し、「日本の戦後外交で重大な変化を示し、日本は専守防衛を放棄するのかという疑念を抱いている」(外交部、華春宝報道官)
こうみてくると、中国はやはり日本が怖いのであり、防衛力は弱いままがよいと考えていることだけは明らかだろう。
また同時に日本のメディアが今回の法案にけちをつけたことは、「中国の代理人」のごとき、あるいは裏で連携しているのか、つまり自主的志願的代理人なのか、「自覚のない代理人」なのかと峻別ができないまでも、この奇妙な論調の一致は共同謀議的な、同一線上にある。
日中の疑似論調の暗合にこそ疑問が生じる。つまり宣伝戦、心理戦においては、中国が日本より勝っている現実を物語っている。
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「済南事件」、「通州事件」の殉難者慰霊祭のご案内です
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済南事件、通州事件の殉難者慰霊祭のご案内
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大虐殺の濡れ衣を着せられ、貶められつづける日本。しかし虐殺の被害者は日本人でした。
済南事件では居留邦人が14名、軍人26名が蒋介石軍によって、凄惨に殺害されました。この時の惨たらしい遺体の解剖写真を、国民党と中国共産党は「七三一部隊の生体解剖」だとか、「南京大虐殺」の証拠写真だといって悪用しており、アイリスチャンの著作も、これを検証もしないで転用しています。
通洲事件では日本人居留民ら二百数十名が惨殺されました。むごたらしい写真をかれらは日本軍の悪行だと逆宣伝しています。
この殉難者を慰霊する慰霊祭が下記の要領で開催されます。
記
とき 8月1日午後一時
ところ 靖国神社本殿
受付 靖国神社境内能舞台前で午前11時から
玉串料 千円
祭文 小堀桂一郎先生
世話人 佐藤守 西川京子 藤岡信勝 戸井田徹(敬称略)
主宰 済南、通州両事件殉難者慰霊祭実行委員会(責任者 水間政憲)
連絡先 (090)5560-9728
読者の声 どくしゃのこえ
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(読者の声1)安倍首相がテレビに出たのは良いことである。しかし何故公共放送(?)のNHKではないのか。政府は官房機密費をテレビ会社に払って出演していると思うが、おかしいと思う。
本来NHKに毎週時間をとって安倍首相が国民に直接政治状況を説明するのが筋である。それをこの重大時に民間テレビから声が掛かるのを待つとは、国政を国民から委託されている民主主義の権威と重責を理解していないと言わざるを得ない。
NHKも首相談話を放送しないのでは存在意義はない。
国民はくだらないお笑い番組のために高い視聴料金を払っているのではないからだ。NHK関係者の放送事業の私物化と国民からの乖離が目立つ。
政府は定期的にNHKに時間枠を取り重要政策について国民に直接説明すべきだ。ギリシャ危機でもギリシャの首相はテレビで国民に呼びかけている。あの米国のルーズベルトは戦前既にラジオで全国放送をしていた。炉辺談話だ。
いくら安倍さんが参議院で熱心に安保法案を説明しても、肝心の広報機関を持たないので、国民には正しく伝わらず、当然支持率も下がる。ぜひ国民に直接語りかけて欲しい。国民は待っている。
(東海子)
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(読者の声2)「戦争法案反対!」を叫ぶデモのいかがわしさ、見る人が見れば一発でわかりますが、テレビばかり見ている情報弱者はコロリと騙されるのでしょうね。
そのデモのやり方について「短足おじさんの一言」というブログで興味深い指摘をしています。
『日本とタイのデモの共通点』としてタクシン派による反クーデターデモとの類似点を
指摘。
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1141.html
(引用開始)「つまり英語のプラカードは上掲タイの事例の場合はタイ人向けではない、欧米メディア向け。そして如何して欧米メディア向けにプラカードを作るのか???
理由は「スポンサー様」にこんなにアピールしてますよと言う事を見せるためだった。
タイの場合はスポンサー様はタクシンだが、その裏にいるのは中共である。だから中国
様にアピールするためには英語のプラカードが必要だった。
そしてその写真には共通点がある。
「英語の言葉づかいも同じ、下品さも同じ、そして何とピースマークも同じ」。
これはタイのデモも日本のデモも「スポンサー様は同じ」と言う証拠ではないだろうか。
スポンサーは中国様、こうなんでしょうね」
(引用終り)
日本のデモには在日韓国朝鮮人も大量に紛れていますが主たるスポンサーは中国に間違いないでしょう。
中国が反対することは日本にとっていいことですから「安全保障関連法案」が参議院で早期に可決されることを望みます。
(PB生、千葉)
♪
(読者の声3)youtubeのおかげで、居ながら戦前の優れた日本映画が観賞できます。よい映画には「時代の空気」が封じ込められています。
昭和13年1月早々に封切された「五人の斥候兵」は、戦場が高粱畑で華北のように見せていますが、頑強な敵のトーチカやかつてない苦戦は、当時進行中の第二次上海事変にほかなりません。岡田部隊長はなぜこんな戦争がと不審なまま、軍人として、東洋平和のためとのみ信じ悲壮な使命感を部下と共にして死地にむかいます。
www.youtube.com/watch?v=CoIn1Yh0-s4
英米、蒋介石、ソ連中共サイドの攻勢としての盧溝橋以来のシナ事変の真相は、当時は五里霧中でしょう。
しかし早くも昭和12年9月の『思想』誌に、和辻哲郎が「日本の悲壮な運命」を指摘する一文を寄せているのを知り、慧眼に驚きました。
戦後70年の何とかにも、是非このようなロングスパンの格調があってほしいのですが。
引用が長いので恐縮ながら、その前に二点だけ。。。
一.本稿で、和辻は主として英米のconventional(慣習的)な敵意を指摘しており、共産勢力の企画的な敵意については論考していないし、同じく、戦時の言論として、国内的な不都合事もここでは論考していない。
二.1930年前後の中国内地の交通や経済の発展と、満洲の発展それ自体が、ナショナリズムを高揚させ、政治主張を先鋭化させます。
孫文や後藤新平の時代に可能だったかもしれない満洲問題の「ゴール」が、遠くへ動いていたことを、基本的に抗し難い現実と認識していれば、リットン報告に対して別の対処があったのでないか。蛇足でした。
引用開始――
「日本は近代の世界文明の中にあってきわめて特殊な地位に立っている国である。20世紀の進行中には、おそかれ早かれ、この特殊な地位にもとづいた日本の悲壮な運命が展開するであろう。あるいはすでにその展開が始まっているのであるかも知れぬ。
日本のこの特殊な地位は世界史的に規定せられているのである。
世界史上にこれまで高貴な文明を築いたものは、西アジア・ヨーロッパ文化圏のほかにインド文化圏、シナ文化圏を数えることができるが、近代以後にあっては、ヨーロッパの文明のみが支配的に働き、あたかもこれが人類文化の代表者であるかのごとき観を呈した。
従ってこの文明を担う白人は自らを神の選民であるかの如くに思い込み、あらゆる有色人を白人の産業のための手段に化し去ろうとした。
もし19世紀の末に日本人が登場し来なかったならば、古代における自由民と奴隷とのごとき関係が白人と有色人との間に設定せられたかも知れぬ。
しかるに日本人は、長い間インド及びシナの文化の中でそだって来た黄色人であるにかかわらず、わずかに半世紀?! ?間に近代ヨーロッパの文明に追いつき、産業や軍事においてはヨーロッパの一流文明国に比して劣らざる能力を有することを示した。
さらに精神文化においても、インド人やシナ人自身がすでにその本質的な把握を失い去っている高貴な古いインド文化、シナ文化を、今なお生ける伝統として血肉の中に保存し、これに加えてギリシア文化の潮流に対しても新鮮な吸収力を有することを示した。
この現象が、ヨーロッパの文明のみを人類の文化の代表と考えて白人を神の選民とするヨーロッパ人の確信に、不安な動揺と脅威とを与えたのである。
だから20世紀が「黄禍」という標語とともに幕を開いたのは偶然でない。
近代文明の点においてはなおきわめて幼稚であった40年前の日本の勃興が、直ちにジンギスカンのヨーロッパ席捲を連想せしめたごときも、日本人の能力がいかにヨーロッパ人にとって予想外であったかを示しているのである。
日本人のつとめたこの役割は、本質的な方向から言えば、十億の東洋人の自由の保証である。
この自由なくしては、公正な意味において、人類の文化を云為することはできない。
しかしながら、この新しい事態は、白人の希望に反して目前に成熟しつつあるのであって、いまだ十分にその承認を得てはいない。
白人は本能的にこの事態を好まないのみならず、また彼らの産業の利害がこの承認を拒否する。
たとえば英国の産業は日本の産業に対して公平な競争を拒んでいる。
その理由は日本の労働者の生活程度が低いからである。
彼らによれば労働者の低き生活程度、従って低き文明にもとづく日本人の産業が、高き生活程度、従って高き文明にもとづく英国人の産業を脅かすことは、まさしく文明にとっての危険である。
文明のために日本の競争は防圧せられねばならぬ。
しかるに英国の労働者の労銀が高いということは、四億のインド人を手段とするという立場に立つがゆえに可能なのである。
文明の防衛とは四億のインド人を奴隷状態に置くことの防衛にほかならぬ。
しかもこの防衛を脅かすものは、有色人もまた白人と同じき権利を有することを事実上立証した日本人である。
してみれば日本人は二重の意味において英国人の生活を脅かしていることになる。
これは一例であるが、日本人はかかる?! ?方で「世界」に、すなわち白人の世界に、危険をもたらしたのである。
もし近代文明の方向が護り通さるべきであるならば、危険な日本は抑圧せられねばならぬ。
この点において白人の国々はすでに連係して日本に対抗して来たのである。
世界大戦後の平和会議において日本の提案した人種平等案は、世界史上画期的な意義を有するにかかわらず、できるだけ小さく取り扱われた。
そうしてその後まもなく、ワシントンの軍縮会議は、世界平和の美名の下に、シナを媒介に用いつつ日本を抑圧することに成功した。
日シ間の離間はこの時以来拍車をかけられたのである。
英人がインドの資源を開発し、米人がアメリカの資源を開発することは、すべて文明の進歩を意味したが、日シ連携の下に日本がシナの資源を開発することだけは、あくまでも妨害さるべきことなのである。
シナにおける抗日の激成は?! ?日本を抑圧するもっとも有効な手段として、シナ側の以夷制夷と相表裏しつつ、きわめて巧みに推し進められた。
日本が発展することは常に抑圧に値する。
発展の度が高まれば抑圧の度も高まるであろう。
これが日本の運命なのである。
日本人がその発展を断念しない限り、日本人は悲壮な運命を覚悟しなくてはならぬ。
軍事的な運動を始めると否とにかかわらず、この運命は逃れられない。
しかもこの運命を護り通すことは、究極において十億の東洋人の自由を護ることである。
その実現は容易でないにしても、方向はそれを目ざしている。
人類の文化が正当に云為され得るのは、かかる自由が保持された上でなくてはならない。―後略―
(石川県、三猫匹)
宮崎正弘の新刊
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四刷出来! ロングセラー驀進中!
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宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗し ついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
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――戦後70年を迎え「歴緯線」の日本攻撃の総仕上げに動く中国と韓国。反日式典が目白押しで「旅順大虐殺」「関東大虐殺」など新たな日本攻撃を用意する両国だが、実態経済はボロボロで、中国が推し進めるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は空中分解が必至、政治も混迷を極め崩壊寸前。
――中韓の共闘も完全に失敗し、中国は日本にすり寄り、韓国は完全に見捨てられる!
今後の東アジア情勢の変化を両ウオッチャーが分析した決定版!
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『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
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――AIIBはうまく行くはずがない
――共産党が運転する?「このバスには乗らない方が良い」
――中国の在庫一掃処分のはけ口に利用される懼れ大
――英国はじめ独仏が加盟申請したのは打算と思惑がある
――ロシアは本気で参加しているのではない。中国の風下に立つだろうか?
――アジア外交の攪乱が目的の「銀行もどき」は政治工作の武器なのだ
――日米カナダの不参加は見識である
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宮崎正弘『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
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―そうか、こういう発想もあるのか!
大反響、防衛論壇に新しい波紋
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衝撃と憂国の建白書!
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宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済! こうして突破できる日本経済』
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――アベノミクスで円安、株高、そして地方創成によって景気回復
――日本経済はこうすれば立ち直る(ワック 定価994円)
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宮崎正弘のロングセラー
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『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円)
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)
<宮崎正弘の対談シリーズ>
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宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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