太平洋クロマグロを絶滅から守ろう! | 日本のお姉さん

太平洋クロマグロを絶滅から守ろう!

太平洋クロマグロを絶滅から守る会
太平洋クロマグロは絶滅危惧種です。そのクロマグロに対して我が国は資源回復に向けての有効な資源管理を怠っています。日本海では6月から8月の産卵期になるとたくさんのクロマグロが産卵場に集まってきます。それを待ち伏せて一網打尽にするまき網漁が毎年大々的に行われています。これが資源の減少に大きく影響していることは疑いのない事実です。すでに資源は極めて深刻な状態です。一刻も早く産卵期のまき網漁を禁止にするべきです。

水産庁が資源管理を怠った結果、太平洋クロマグロが初期資源の3.6パーセントまで減少して、昨年11月に絶滅危惧種に指定されました。このままでは次世代の漁師がクロマグロ漁で生活していくことも、我々国民が天然の太平洋クロマグロを食べることも出来なくなります。

毎年、産卵の時期になると市場には産卵直前のクロマグロが売れ残るほど大量に並び価格はキハダマグロやメバチマグロ、さらには輸入物の冷凍マグロより安くなるほど暴落しています。そしてクロマグロ漁で生活している地方の零細漁業者の生活は、大手水産会社のまき網漁によって危機的状況にまで追い込まれています。暴落するほど漁獲するまき網漁を即刻禁止して、親魚には資源回復のために産卵させるべきです。

長崎の離島である壱岐と対馬の零細漁業者は、資源を危惧し、今後の生活を続けるために産卵に集まる親魚に卵を産ませたいと考えて今年から3年間産卵期を禁漁にしました。その零細漁業者が禁漁している海域で、ニッスイなどの大手水産会社のまき網船が産卵にきた親魚をまき網で一網打尽にしています。

我々国民にはそのように横暴な漁をするまき網船は泥棒猫にしか見えません。

※ほとんどの釣り人と釣り船もこの離島の漁師に協力して産卵期の釣りを今年から自粛しています。

まき網船のよるクロマグロ漁は、最新式のソナーを使い魚の群れを見つけ、数キロの網を広げて一網打尽にする魚法です。クロマグロ全体水揚げの50%~60%を大手数社が占有している状況であり、水産資源に多大なダメージを与えています。

水産先進国では資源が減少して持続可能が難しいと判断すると資源に対してダメージが大きいまき網船を厳しく規制、さらにまき網船に対する監視と監査を強化して厳格な管理体制をしきますが、水産庁は国際標準的な管理対策を実施していません。

水産庁は、資源回復に必要不可欠な親魚削減シミュレーションを怠り、親魚に規制が掛からない仕組みを零細漁業者に強要しています。また零細漁業者への説明会で水産庁は「まき網は産卵期しか効率よく漁獲できないので、この時期はまき網船に漁獲させてください」というお願いをしています。

水産庁は資源管理をしていると言い続けていますが、資源管理をしていれば資源は増えるはずですが、先進国の中で日本だけ資源が減り続けています。

水産庁は、農林水産省設置法に定める水産庁の任務である水産資源の適切な保存及び管理を怠たり、その不作為を今後も続けていくと言わざるを得ません。

水産資源は国民の財産です。一部漁業者(大手水産会社、漁業団体)のものではありません。水産資源は地方で生活していく漁師とその家族を支え、そして釣り客、釣り船など観光収入にも繋がっています。次世代の資源を我々の世代が借りて使っているという認識をしなければなりません。我々には次世代のためにこの美しい自然とともに、水産資源も残す義務があるのです。

また離島の漁業を守ることは過疎化に歯止めがかかり、それは地方創生にも繋がります。


水産庁と大手水産会社による地方破壊を防ぐため、産卵期のまき網漁の禁止を求める抗議デモを実施します。

宛先

農林水産大臣 林 芳正 様


【デモに関して】
デモはこのキャンペーンとは連動していません。別に申し込んでください。
デモ参加申込みメールアドレス mogi@sfpc.jp

警視庁へのデモの許可は申請済みです。ご参加を頂ける方は下記集合場所にお集まりください。

日程 平成27年8月3日(月) 13:00~16:00
場所 水産庁前とニッスイ本社前
集合 日比谷公園霞門前 13:00集合
内容 抗議のビラ1万枚配布、TVマスコミへの取材

宛先
水産庁
https://www.contact.maff.go.jp/voice/sogo.html
日本水産
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