チュウゴクが、アメリカを軽視するからこうなる | 日本のお姉さん

チュウゴクが、アメリカを軽視するからこうなる

チュウゴク、めっちゃかっこ悪いね。アメリカを軽視するからこうなる。

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成27年(2015)6月16日(火曜日)弐
中国軍事委員会副主席の訪米にオバマは会見せず、ゴルフ
「南シナ海は中国領であり、米国は言葉を慎め」と傲慢
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氾長龍(中国中央軍事委副主席=事実上の軍トップ)が、孫建国(副参謀総長)らを引き連れて訪米した。
6月12日にワシントン入りしたが、結局、カーター国防長官から「南シナ海の埋め立て工事を中止せよ」と言われ、きわめて冷たい雰囲気のなかで米中軍事交流となった。
オバマ大統領は、軍人等とは接見せず、ゴルフに興じていた。
国務省ではケリー長官が交通事故で入院のためアントニー・ブリンケンン長官代理が接見した。
大統領補佐官のライスは会見に応じたものの実のある成果はなかった。
ペンタゴンでは19発の礼砲で歓迎の儀式はおこなわれたものの、カーター国防長官の「南シナ海における一方的な埋め立て工事の中止」要求に対して中国側は「南シナ海(かれらは『南海』と呼称する)は昔から中国領であり、米国は言葉を慎むべきだ」と、ひっくりかえるような暴言を続けた。
また中国側のスポークスマンは『米中関係の重要性と大局を鑑みれば、南シナ海の問題など小さな問題に過ぎない』とも発言している。
米中軍事交流プログラムの一環行事とはいえ、これほど冷たいムードで行われた会談も珍しく、西太平洋における共同軍事演習(救援活動)へ中国軍は昨年に引き続き参加することなど、また軍人らの『文化交流』は続けることなどが決まったと在米華字紙が伝えている。
樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1253回】
――「清人の己が過を文飾するに巧みなる、實に驚く可き也」(尾崎10)
尾崎行雄『遊清記』(『尾崎行雄全集』平凡社 大正十五年)
台湾北部の要衝といえば、太平洋岸の基隆、台湾海峡に面する淡水、その両地の中央部に位置する台北だろう。基隆と淡水へのフランス海軍の攻撃に対し、清国側の防戦情報が錯綜する。奮戦敢闘なのか。はたまた惨敗遁走なのか。いずれにせよ現地からの情報は一定しない。どうやら各地の軍事や行政の責任者が論功行賞を第一に考え、虚偽・粉飾報告をしているらしい。かくて尾崎は、「清人の己が過を文飾するに巧みなる、實に驚く可き也」と。
「10月半ばの日曜日。その日は「冷氣甚だ嚴。次で雨至り冷氣?々嚴」。さすがの尾崎も「孤客天涯の愁を知る」などと、柄にもなく寂しさが募ったようだ。折よく客があり、「清國當今の情形を話」してくれた。さて客とは岸田吟香か、はたまた小室信介か。
「支那政府の衰壞今日に至て極まる」と、客が切り出す。全文を書き写すべきかと思うが、相当の長文であり敢えて概略を現代風に書き改めてみたが・・・思えば明治17(1884)年の26歳の若者の文章を、130余年後の平成27年に60代後半が現代風に置き換えるのに四苦八苦するとは。何とも情けなく、猛省するしかない。それはともかくとして、
――中国政府の崩壊ぶりは、現時点で極まったというべきだ。外交部は外交の大権を預かり極めて重要な任務を遂行すべきなのに、担当幹部は海外の事情に全く疎く、その昔に外国を蛮夷として扱った感覚のままに欧米諸国に対応しようとする。そこで彼らは一時の弥縫策を弄そうと苦心惨憺しているわけだ。欧米諸国なんぞは蛮夷にすぎないと振る舞ってみせるが、それは国内向け。だが、その国内向けの詐術に気づいた欧米諸国の外交官から詰問されると、ありとあらゆる美辞麗句や身勝手な言い訳を並べて誤魔化す。全く恥というものを知らない。
相手が鋭敏で中国側の底意を見破って糾弾するや、直ちに手の平を返すかのように平身低頭だ。そして「これは旧来からの方法で、こうでもしなければ国民の中の孔孟の道を弁えない『教外の民』を手懐けることはできないわけでして・・・」と、言い訳がましく口にする。国内向けと外国向けの姿勢の使い分けを、外国人は「嘘つき外交部」と嘲り笑う。
官吏は黄金(ワイロ)の多少に応じで任命し、解雇する。黄金が多くなかったら、高い官位に就けるわけがない。科挙という官吏採用試験があるとはいうが、試験官に対する受験者の付け届けがモノをいうわけで、試験成績の優劣は余り意味がない。だから科挙試験の合格者といっても、地方試験である郷試合格者の秀才、上級レベルの会試合格者の挙人、皇帝の面前での最終試験の殿試に合格した進士であれ、全ては黄金の多少に拠るわけだ。
中国人の著書に「委重資而得官(「重資=大金」ニ委ネ官ヲ得ル)」との表現が見えるが、それは如何に頭脳が優れていようが、莫大な黄金を贈らないとゼッタイに官吏になれないということを指摘した言葉だ。
ならば科挙合格者で官吏に採用された者の全部が金持ちの息子かというと、必ずしもそうではない。貧乏人の子弟でも多くの黄金を贈りさえすれば、官吏になれる。そのカラクリはというと、将来有望な若者がいれば、スポンサーが現れるのだ。殊に最終試験の皇帝の面前での口頭試問である殿試に受験しようなどという飛び切り優秀な若者が北京に到着するや、四方八方から金持ちが現れ、大金を手にスポンサーとして名乗り出る。
提供された大金を試験官に贈って合格し高い官位に就くなた、今度は収賄に努め金銭を掻き集め、利息付きでスポンサーに返礼する。そこでスポンサーは時に初期投資の数10倍の利益を得ることだって珍しくない。中国では、官位もまた利殖のための投機商品――
尾崎は「亦以て清廷の外交法、及び考課任用法の一斑を窺ふに足れり」と綴るが、あるいは共産党政権の「外交法、及び考課任用法の一斑」にも通ずるような・・・。
(読者の声1)日曜放送のTBSドラマ「天皇の料理番」をずっとみています。原作の杉森久英氏(故人)は憂国忌の発起人であったように尊皇の心厚く、三島先生を高く評価されていた方ですが、このドラマもTBSにしては珍しく大日本帝国と皇室尊崇を前面に押し出した作品だと思います。
昨夜のドラマの中でパリのセーヌ河畔で画家役の桐谷健太が主役の佐藤健にむかって「日本一の料理人は天皇陛下にお返しなくてはいけない」と叫ぶシーンがあって感動しました。
「これは本当にTBSなのか?」って。
モデルとなった「天皇の料理番」秋山徳蔵氏も終生お仕えした昭和天皇に対する尊皇心が極めて厚かったそうです。あと残りの放送を楽しみにしています。
(武蔵国杉並住人)
(宮崎正弘のコメント)杉森さん、思い出すことが山のようにあります。同じ石川県人ということで格別に親しくしていただきましたが、氏が晩年、『諸君!』に連載されたアジア旅行記(台湾、香港、シンガポール、タイ、そしてアラブのどこかの国があった)を小生の企画で単行本にしたこともあります。
「『アジアの旅、味な旅』ってタイトルは如何でしょうか?」と提案したのですが、センスがなじまず、『アジアの憂鬱』という題名に氏は頑固に拘りました。題名が時代にマッチしなかったのか、あまり売れませんでしたが(苦笑)。
氏の紹介で香港に伊達順之介の次男(伊達政之氏)を訪ね、すっかり意気統合したこともありました。
当該作品は往時のベストセラーですが、小生は読んだことがなく、テレビは見ておりませんが、場面が想像できます。
(読者の声2)三島由紀夫研究会から「会員例会」のお知らせです。講師は荒岩宏奨氏です。一般の方も入場できます。
1)日時: 平成27年6月29日(月)18時半~(18時開場)
2)会場: ホテル・サンルート高田馬場大会議室
(JR・東西線・西武新宿線「高田馬場」駅前)
http://www.jalan.net/uw/uwp0400/uww0401init.do?yadNo=334165&jcstm=
3)講師: 荒岩宏奨(あらいわ ひろまさ)氏(展転社編集長)
4)演題: 蓮田善明と三島由紀夫
5)内容: 戦前『文藝文化』を主催し、少年三島由紀夫に多大の影響を与えたといわれ、終戦時マレーで壮烈な自決を遂げた蓮田善明の「みやび」の思想と「死生観」につき論ずる。
6)講師略歴:昭和56年山口県生まれ。広島大学教育学部卒。プログラマー、雑誌編集者を経て現在株式会社展転社編集長。
7)会費:一般二千円、会員千円
(読者の声3)『日本の誇りを守る講演会』~大東亜戦争の真実~のご案内
――日本はアメリカを中心とする西洋列強に追い詰められ大東亜戦争に立ち上がりました。正真正銘の自衛戦争でしたが、西欧列強の世界植民地体制を打破することによってのみ自存自衛が成リ立つという状況にありました。日本が明治以来目標とし、またベルサイユ条約で公式に提案し、また「大東亜会議」で宣言した「人種平等」の実現は、大東亜戦争によってついにもたらされたものでした。
――侵略者はアメリカであることの証明、日中戦争は中国が引き起こしたことの証明、人種平等という世界史の一大転換をもたらした大東亜戦争などにつき説明します。
とき 6月21日(日) 14時開演(開場13:30)
演題 『人種平等をもたらした大東亜戦争』
講師 茂木弘道氏(史実を世界に発信する会事務局長)
ところ 調布市民文化会館たづくり
[所在]調布市小島町2-38-1 [電話] 042-441-6145
[交通]京王線調布駅中央口より徒歩3分
資料代 500円
申し込み:080-8020-9400(水之江)
Email: matsukishoji@yahoo.co.jp
茂木弘道(もてき・ひろみち)プロフィール( 昭和16年東京?生まれ。東京大学経済学部卒業。(株)世界出版代表取締役)
「世界に史実を発信する会」事務局長として国際的に仕掛けられた“歴史戦争”の迎撃に取り組む。最新刊の共著 『The Truth about Comfort Women』(日本語版『慰安婦の真実』
史実を世界に発信する会)で慰安婦=性奴隷説のウソを世界に発信中
■映画『凛として愛』の上映(68分)があります。
*案内チラシ:http://www.sdh-fact.com/CL/japan.pdf
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『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)
<宮崎正弘の対談シリーズ>
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宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮?正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
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