ガザからのロケット弾がイスラエルに着弾しているにもかかわらず国際社会は何も非難しない | 日本のお姉さん

ガザからのロケット弾がイスラエルに着弾しているにもかかわらず国際社会は何も非難しない

2015年 6月7日(日)
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*トルコで本日の総選挙に向けて野党が集会を行っていたところ、会場
で爆発が起き少なくとも2人が死亡、約100人が負傷。(H,Y)
*「イスラム国」が化学兵器の製造技術を持つ外国人技術者を集めてい
ると、オーストラリアのビショップ外相が警告。クルド人勢力による
と、イスラム国はすでに塩素ガスを攻撃に使用している。(Y,P)
*キプロスの警察が、爆発物の原料を大量に準備しテロを準備した容疑
で2人目の容疑者を逮捕。ヒズボラの関与が疑われている。一人目の
レバノン出身のカナダ人容疑者は、容疑を否定している。(H,P)
*シナイ半島でのテロ活動に関与したとの理由で、エジプトの裁判所は
ハマスをテロ組織だと判断していたが、上級裁判所が判決を取り消す
ことを決定。ハマスとエジプトの関係改善の可能性も。(Y,H,P)
*イエメンの反政府勢力フーシ派がスカッドミサイルを発射。サウジア
ラビアは、パトリオットミサイルで迎撃に成功したという。(H,P)
*昨年夏のガザ戦争中にガザの多くの子供たちが死亡したとの報告書を、
国連の調査機関が潘事務総長に提出。イスラエルとハマスを子供の人
権侵害者のリストに入れるかどうか、事務総長が判断へ。(P,H,Y)
*ヨルダン国内で自治政府への反発が強まり、自治政府高官約30人の
ヨルダン国籍を剥奪する可能性があると、アラブ系紙が報道。(P)
*ガザからイスラエル南部にロケット弾1発が着弾。
「イスラム国」傘 下のサラフィ系勢力が犯行声明。イスラエルは空爆で報復。(P,Y,H)
2015年 6月8日(月)
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*トルコ総選挙で与党のAKPが第一党の座を維持。
しかし、過半数に は届かず、大統領権限を強化する憲法改正は難しい情勢。(P,Y,H)
*ガザからの砲撃を受け、地元代表に南部担当の国防軍司令官が状況を説明。現時点ではガザへの再侵攻の予定は無いと語った。(P)
*米国の通販大手アマゾン社で「イスラム国」が出版した英語版の雑誌が2週間ほど販売されていた。アマゾン社は販売中止を決定。(H)
*ガザからのロケット弾がイスラエルに着弾しているにもかかわらず国際社会は何も非難しないと、ネタニヤフ首相。
「イスラエルがガザを報復攻撃すれば、すぐに沈黙が破られるだろう」と皮肉った。(Y,H)
*ネタニヤフ首相がフランスのオランド大統領と電話会談。
フランスのオレンジ社がイスラエルから撤退する方針を表明したことも話題にな
り、大統領はイスラエルボイコットに反対だと語った。(Y,H,P)
*イスラエルは西岸地区のパレスチナ人の村、スシヤを移転させる計画を進めており、家屋の取り壊しを予定。パレスチナ人住民は反対しており、自治政府のハムダラ首相とEU関係者が村を訪問する。(P)
*イスラエルでは多くの中国人建設労働者が働いているが、中国側が「入植地では働かせない」という条件を新たに提示。
中国側は「政治的な理由ではなく、安全を考慮してのこと」と説明している。(H)
*ガザからのロケット砲撃が増える中、イスラエルで行われた意識調査で「近い将来、ハマスとまた戦争になる」との回答が82%。(Y)
*ガザの商業関係者に6カ月間の通行許可が発行されたと、パレスチナのメディアが報道。
イスラエル政府は公式には何も説明せず。(H)
2015年 6月9日(火)
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*国連の潘事務総長が、子供の権利を侵害している組織のリストに、イスラエルとハマスを入れないと発表。
しかし、ガザ作戦中に不必要な軍事力行使がされたとして、イスラエル国防軍を非難した。(P,Y,H)
*エルサレムで生まれた米国人のパスポートに出生地をイスラエルと記すことを可能にする法律を、米国の最高裁が「憲法違反」だと認定。
外交方針の決定は議会ではなく大統領の権限だとの理由。(P,Y,H)
*ペレス前大統領が、パレスチナとの和平交渉を再開するよう政府に呼びかけ。
アラブ人の人口増加率が大きいため、二国家に分割しない場合は、イスラエルが「アラブ人の国家になりかねない」と警告。(Y)
*ディモナの核施設と砂漠で、放射性物質を混ぜた「汚い爆弾」によるテロへの対応実験が2010年から行われていたことが判明。(H)
*イスラエルがパレスチナとの二国家共存を実現できれば、10年間で千二百億ドルの利益があると、米国のシンクタンクが予想。(H,Y)
*イスラエルを訪問中のチェコの外相が、イスラエルの入植活動を非難。
チェコは以前からEU内でも親イスラエルの立場だが、その国から入植活動に対する非難発言があったことは、関係者には衝撃。(Y)
*EUなどが要求する入植地産品の表示を、自主的に義務付ける法案を左派のメレツ党が国会に提出。
ボイコットの動きに反対するネタニヤフ首相は、強く反発してメレツ党に法案撤回を要求している。(H)
*オランダの首都アムステルダムで親パレスチナ勢力が国防軍やイスラエルへの抗議デモ。
悪魔の姿をしたネタニヤフ首相の写真も。(Y)
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp