頂門の一針より。↓
◎インドの熱波、死者2000人超える 南部2州で大きな被害
【AFP=時事】インド政府当局は30日、同国で数週間続いた熱波による死者が2000人を超えたと発表した。
同国南部のアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)とテランガナ(Telangana)両州では、5月中旬以降、熱波による死者が計1979人を記録。東部オリッサ州(Orissa)で17人、他地域全体で9人が死亡し、同国内の死者数合計は2005人に達した。
インドでは毎年真夏になると、貧しい人々を中心に数百人が死亡するが、国際災害データベースEM-DATによると、今回インドを襲った熱波による死者は2541人が死亡した1998年に次ぎ同国史上で2番目、全世界でも史上5番目の多さだった。
被害の大きいアンドラプラデシュ、テランガナ両州では熱波から身を 守るための教育キャンペーンを実施している。テランガナ州の災害管理責任者を務めるB.R.ミーナ(B.R. Meena)氏は、パンフレットや地元メディアを利用し、外出を避けたり、十分な水分を摂取するよう人々に促している。
「当州での死者数は現在までで合計489人。熱波がやや弱まったこと と、当局による教育キャンペーンの成果で、28日から熱波による死者は出 ていない」とミーナ氏は語る。
また5月中旬以降、死者1490人を記録した隣接するアンドラプラデ シュ州でも、熱波の対処方法を伝える広報キャンペーンを実施している。 同州の災害管理責任者トゥルシ・ラニ(P. Tulsi Rani)氏は、「ここ数 日で、死者は明らかに減少した」とAFPに話した。
このところの暑さのため305人が死亡した同州プラカサム (Prakasam)地区の保健当局者は、ここ数日間で状況は改善し、熱中症の 症状で病院を訪れる人も減少したと話す。
インドでは30日、各地で最高気温が45度を記録しした。首都ニューデリー(New Delhi)の天気予報では、インドのいくつかの州で今週も高い気温が続くと警告している。南部のケララ(Kerala)州では今週にもモンスーンによる雨季が始まると予報されているが、インドの乾燥地帯に雨が降るのは数週間先だとみられている。【翻訳編集】 AFPBB News
AFP=時事 5月31日(日)8時37分配信
◎<小笠原沖地震>エレベータ停止6000台 多数足止め
休日の夜、小笠原を震源とする巨大地震で東京や近県が大きな揺れに見舞われた。首都圏の高層のビルや住宅では一時多数のエレベーターが止まり、人びとが地上に下りられなくなった。東京都内では鉄道が一時運転を見合わせ、駅員たちは足止めを食う利用者への説明に追われた。
エレベーターを管理する三菱電機ビルテクノサービス(東京)によると、地震直後、関東地方のビルなどで最大約6000台が停止した。安全 を確認して順次運転を再開しているが、同社は「復旧にはまだ時間がかかる」としている。ビル管理の日本ビル・メンテナンス(同)にも問い合わせの電話が殺到。社員は「何件ぐらい対応しているのか分からない。把握できていない」と話した。
東京都港区の六本木ヒルズでは52階の展望フロアにつながるエレ ベーターが停止。買い物客ら100人以上が取り残された。52階にいた 横浜市の男性(38)は「何分か揺れてびっくりしたが、大きな混乱はな かった」。非常用エレベーター2基は動いており、客は順次スタッフの誘 導で地上へ下りた。
横浜・みなとみらいの横浜ランドマークタワーでも69階(高さ 273メートル)の展望台「スカイガーデン」で客約160人が取り残さ れ、「かなり揺れるね」とおびえた様子だった。展望台のカフェの男性店 員(26)は「7年間このビルで働いているが、これほど揺れたのは初め てだ」。
東京・芝浦の48階建てマンションでもエレベーターが一斉に停止し た。
高層階に住む男性会社員(40)によると横揺れが約3分間続き、建 物がきしむような音も響いたという。エレベーターは深夜も動かず、住民 が我が子を「もう少しだよ」と励ましながら非常階段を上っていた。
エレベーターの停止について、古村孝志・東大地震研究所副所長は 「今回の地震は、人が揺れを感じやすい短周期の揺れが長く続いた。震源 が浅い地震で起きやすい長周期の揺れは少なかった。エレベーターは地震初期のP波(縦波)を感知するセンサーが働いて止まったとみられる」と話す。毎日新聞 5月30日(土)22時18分配信
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東京にいる知人が地震のせいで、食器のいくつかが壊れたと言っていた。