南シナ海での覇権争い、11カ国が軍事力を拡充―シンガポール華字紙
南シナ海での覇権争い、11カ国が軍事力を拡充―シンガポール華字紙
2015年05月27日
南シナ海の領有権をめぐる緊張が高まるなか、米中、ASEAN6カ国に加えて、日韓インドも合わせた11カ国が海上軍事力の増強を競い合っている。27日付で聯合早報網が伝えた。
米国は軍事衝突に備え、同海域に最新鋭のF-35ステルス戦闘機を配備した。各国の軍事力上昇に伴い、米中、ASEANの争いから、日本、韓国、インドも巻き込まれた計11カ国による争いとなっている。専門家は、紛争海域で衝突が発生すれば、状況をコントロールするのは難しいとの見方を示している。
英シンクタンク、国際戦略研究所(IISS)アジア事務所のティム・ハクスリー事務局長は「これらの国が競い合って海上軍事力を増強し、攻撃範囲や殺傷力が高まっている。万が一、対立が発生したら、情勢はそれに伴って悪化し、致命的な衝突に発展する恐れがある」と警告している。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
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