米軍、南シナ海の偵察強化へ 中国は「挑発」に相当と警告 | 日本のお姉さん

米軍、南シナ海の偵察強化へ 中国は「挑発」に相当と警告

米軍、南シナ海の偵察強化へ 中国は「挑発」に相当と警告
CNN.co.jp 2015年 5月14日(木)13時4分配信
ワシントン(CNN) 米国は14日までに、偵察機と艦艇の配備を通じて南シナ海での領有権を主張する中国を牽制(けんせい)する考えを明らかにした。同海域で続く中国と周辺諸国の領有権争いに対して、直接的な関与を強める動きとみられる。
東アジアの地域情勢をめぐり、特定の当事国に公然と肩入れするのを避けてきた米国だが、ここへきて従来の方針を大きく転換した格好だ。
米海軍は声明を出し、沿岸海域戦闘艦(LCS)「フォートワース」が1週間にわたる南シナ海スプラトリー(南沙)諸島周辺での偵察を終え、補給のためにフィリピンに到着したと伝えた。
海軍によれば最新鋭のLCSが南沙諸島付近の公海に展開したのはこれが初めて。南沙諸島をめぐっては、中国、ベトナム、フィリピン、マレーシアが領有権争いを繰り広げている。
声明によると米海軍は今後数年間に4隻のLCSを東南アジアに投入予定。南シナ海などでの監視活動を常に実施する見通しだという。
今回のパトロール中、フォートワースは中国軍の複数の艦艇と遭遇。米海軍は、フォートワースが中国の誘導ミサイルフリゲート艦に追跡された際の写真を公開した。
一方、中国国営新華社通信が13日に報じたところによると、同国の外務省報道官は南シナ海の航行の自由について中国政府がこれを支持するとしながらも、米国はその権利を慎重に行使するべきだと発言。米軍のいかなる行動も挑発的と見なされる可能性があると警告したという。
南沙諸島では、中国が領有権の対立する島々で3050メートルの滑走路の建設などを進めており、緊張が高まっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150514-35064496-cnn-int