尖閣海域に中共海軍がいよいよ出現しました。
こんにちは。
エンリケです。
尖閣海域に中共海軍がいよいよ出現しました。
すぐに戦争、戦闘という話ではないですが、国益を守るためのステージは一つ上がりました。
平時⇒グレーゾーンへと。
ただ現時点でもわが国は、わが領域を守るために、敵の占領を未然に排除するための初期消火としての攻撃力を発揮できず、占領されて初めて奪回するしかできません。
こういう現実をあなたはどう考えるでしょうか?
(*)事態区分についてはコチラをご覧ください。
では、きょうも【最新軍事情報】をお楽しみください。
-----ちょっと雑学--------------------------------------------------
【安保闘争参加者への企業の評価】
●一次安保に参加した学生
⇒思考力ある学生として誠に妥当な姿勢。リーダー達は男らしく立派。
どしどし採用
●二次安保に参加した学生
⇒岸信介の改定はわが国にとってよいものになった。これに反対してる
ということは頭の悪さを証明。⇒まったく採用せず。マスコミのみが採用
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憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会 https://kenpou1000.org
※共同代表者は櫻井よし子さんら。代表発起人には、桜林美佐さんや小川榮太郎さん、すぎやまこういちさん、舞の海さんなど錚々たる方々が。
あなただけでなく、ご家族やご親戚、ご近所やお友達など身近な方に拡散、
ご署名ください。できますから。
● 最新軍事情報
◆-----【軍事理解のための「3つの土台」】-----◆
1.せめてこれくらいは国民として把握しておきたい軍事の常識
⇒軍事は政治の延長線上にあるもので、決して特別なものではない。だから、軍事を忌み嫌う人は、政治を正しく理解することが出来ない。一方で、軍事を必要以上に神聖なものと捉える人も、全体を見誤まる。
2.国民の軍事理解でイチバン欠けている部分
⇒国際政治がバランスオブパワーの関係で成り立っているということを知らない。一方で、そのようなことを知らないお人好しが、あたかも善良な人であるかのように捉えられる傾向にある。残念ながら、現実の国際社会は単なる仲良しクラブにあらず。
3.ナゼ国民は、軍事理解に乏しいのか?
⇒自国への帰属意識が希薄であるため。守るべき対象(日本)を感じることが出来ないのだから、軍事を理解することなど到底不可能。国家観に対する教育を怠ってきたことのツケ。
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■【時事通信】尖閣周辺で中共海軍フリゲートを確認
防衛省は8日、中共海軍のジャンダオ級フリゲート艦1隻が沖縄県・尖閣諸島沖の東シナ海を航行するのを確認したと発表した。
接続水域での航行や領海侵入はなかった。自衛隊が同型艦を確認したのは初めて。(2015/05/08-19:16)
⇒尖閣をめぐる事態は、平時からグレーゾーン事態に変わった(*)ということです。わが国が何もしなくても事態はエスカレートした。この事実を国民は重く受け止める必要があるでしょう。
(*)事態区分についてはコチラをご覧ください。
(※)排他的経済水域(EEZ)、接続水域、領海の図
このままいくと尖閣は竹島の二の舞になるでしょう。
改憲・廃憲・停憲ができない以上、国益を守るために自衛隊が動くための一刻も早い法整備が求められます。長島代議士もおっしゃってましたが、南シナ海事態とそっくりの推移です。いよいよです。
事態がエスカレートした事実から目をそむけてはいけません。
「日本人は確かに目覚めたが、二度寝する癖がある」という名言を思い起こすことが必要でしょう。
国内には、見て見ぬふりをする二度寝の悪いクセが出てきた感を覚えます。
【中共南西沙諸島侵略の歴史】
昭和45年(1970)
南ベトナム政権が海底油田を発見。
昭和54年(1979)
中越戦争。中共、ベトナムに対して西沙諸島の領有権を主張。
昭和57年(1982)
国連海洋法条約締結。沿岸国に大幅な海洋資源の権利が認められる。
一気に中共の武力進出は強まった。
昭和63年(1988)
スプラトリー諸島のジョンソン礁(赤瓜礁)でベトナム軍と衝突。
ベトナム兵士100人を機銃掃射で殺害。
平成4年(1992)
領海法を制定。軍に「領海侵犯者を実力で退去させる権限」を与える
平成7年(1995)
フィリピンが領有権を主張するミスチーフ礁(美済礁)を占領。
平成14年(2001)
中共、「南沙諸島の主権が中共にあるのは疑いようのない事実。
南沙諸島でのいかなる活動も、中共領土への侵犯行為であり違法である」
との声明。
平成15年(2002)
「南シナ海行動宣言」合意。東南アジア諸国は事実上現状追認を強いられた。
平成27年(2015)
5月8日:米国防総省、「中国の軍事・安全保障に関する年次報告書」で
南沙諸島で中共の埋め立てが4倍になっていることを明らかに。
ファイアリー・クロス礁で滑走路建設に着手し、ガベン礁でヘリポートを
整備。5か所のうち4か所が、昨年12月時点で「埋め立て作業からイン
フラ整備に移っている」とし、複数の港湾や通信・偵察施設、後方支援
施設、少なくとも1か所の飛行場を建設していると分析
【中共の尖閣侵略の歴史】
●昭和43年(1968)
国連アジア極東経済委員会(ECAFE)が調査報告書「支那・東支那海と
朝鮮海峡の海底地層と石油展望」を発表。尖閣諸島一帯に豊富な石油
資源が埋蔵されている可能性が高いと指摘
●昭和46年(1971)
6月17日、佐藤・ニクソンが沖縄返還協定に調印。
12月30日、沖縄返還協定に対して、中共外交部が声明を出し、尖閣諸島
の領有権を主張する。
●昭和53年(1978)
4月:約100隻の中共漁船が尖閣諸島に接近し、領海侵犯、領海内操業を行う。
10月23日:日中平和友好条約批准書交換。来日したトウ小平に
「尖閣諸島領有権問題を当面の間棚上げして貰いたい」と提案され了承する。
●平成4年(1992)
中共が領海法を制定。「釣魚台(尖閣諸島)」の領土編入を一方的に宣言。
●平成7年(1995)
中共が日本領海域で本格的に資源調査開始。
●平成8年(1996)
7月、「日本青年社」が北小島にソーラーシステム灯台を設置する。
●平成10年(1998)
6月24日、香港活動家による抗議船「釣魚台号」など6隻が尖閣諸島海域に侵入。
活動家の魚釣島上陸を、海保が実力阻止する。
●平成11年(1999)
4月、中共が平湖ガス油田プラントを建設。
●平成12年(2000)
4月、「日本青年社」が魚釣島に神社を建立。
●平成13年(2001)
5月:「日本人の会」(顧問:西村眞悟)のメンバーが尖閣に上陸。
●平成15年(2003)
12月26日:廈門市で開催された全世界華人保釣フォーラムで
「中共民間保釣連合会」結成
●平成16年(2004)
11月10日 : 漢級原子力潜水艦領海侵犯事件が発生。中共海軍の漢型原潜が
石垣島周辺海域を領海侵犯。政府は海上警備行動を発令。
中共が「白樺ガス田(支那呼称:春暁)」建設に着手、採掘には米国・英国・オラ
ンダの石油企業が1社ずつ参加。
●平成17年(2005)
11月9日:台湾で尖閣諸島の領有権を主張する団体中華保釣協会が設立。
中共や在外華僑の反日活動家と連携するとみられている。
12月8日:中共国家海洋局所属の海洋調査船「海監46号、海監51号」2隻が
初めて、尖閣諸島付近の日本領海内を約9時間半にわたって侵犯(尖閣諸島
領海内侵入事案)。
翌日、中共国家海洋局海監総隊の孫書賢副隊長が「中共も(主張するだけで
なく)管轄海域内で存在感を示し、有効な管轄を実現しなければならない」と
述べ、海洋調査活動を強化する方針を示した。
ちなみに翌年2月16日に国家海洋局の孫志輝局長が「実際の行動で中共の
立場を示した」と述べ、中共の主権を主張する目的で侵入したことを明らかに
している。
12月19日:12月8日の尖閣諸島沖の日本領海に中共の海洋調査船が侵入し
た問題で沖縄県議会が「尖閣諸島は沖縄・石垣市に属する、我が国固有の
領土である」として中共政府に抗議する決議を全会一致で採択。
●平成21年(2009)
2月1日:海保が尖閣諸島周辺の監視態勢強化のため、PLH型巡視船を常駐化。
報道から約1週間後、中共外交部当局者が北京の日本大使館に「日本が行動
をエスカレートさせれば、中共は強硬な反応を示さざるを得ない」と抗議。
●平成22年(2010)
9月7日:支那漁船が海保巡視艇に体当たり。民主党政権は、海保が現場を
撮影した動画を国民に公開せず。
その後11月に海保職員が動画をYouTube上に流出させ、全国民の前に尖閣
問題の現実が明らかになった。
●平成23年(2011)
3月2日:中共海軍のY8情報収集機とY8哨戒機の2機が尖閣諸島の北50、60
キロまで接近。自衛隊の戦闘機が緊急発進。防衛省は「中共軍機が日支中間
線を超え尖閣諸島にここまで近づくのは初めて」とした。
3月7日:東シナ海の監視活動を行っているとされる中共国家海洋局ヘリコプタ
ーが、日支中間線付近で、警戒監視中の海上自衛隊護衛艦の約70メートル
まで異常接近。その周囲を1周した。国際慣例上、それ以上近づいてはいけない
とされる距離を超えていた。
3月26日:中共国家海洋局のヘリコプター「Z9」が日支中間線付近で海自
護衛艦「いそゆき」に異常接近し、周りを1周した。
4月1日:中共海監所属の「Y12」プロペラ機が日支中間線の西側で海自護衛
艦「いそゆき」に異常接近し、上空を2周した。
7月31日:中共の海洋調査船「北斗」が、尖閣諸島魚釣島北北西約61キロ地点
のわが排他的経済水域内で、ワイヤー状のもの4本を曳いた状態で航行してい
るのを海保航空機が確認。無線で調査中止を呼びかけたが返答がなく、およそ
9時間後に日本の排他的経済水域から離れた。
9月8日:中共軍のY8情報収集機1機が、尖閣諸島の北100~150キロまで近づ
いたため、空自戦闘機が緊急発進。日支中間線を越えた。
9月25日:中共の海洋調査船「北斗」が、尖閣諸島久場島北北東121キロ地点のわが排他的経済水域内で、ワイヤー状のもの3本を曳いた状態で航行しているのを海上保安庁の航空機が確認。事前通報で示された海域から西に約20キロ離れた海域で調査していたため、無線で警告、およそ4時間半後に事前通報で示された海域に向かった。
9月29日:中共の海洋調査船「科学3号」が、尖閣諸島久米島北西約246キロ
地点のわが排他的経済水域内で、ワイヤー状のものを曳いた状態で航行して
いるのを海保航空機が確認。事前通報で示された海域と異なる海域で調査し
ていたため、無線で警告したが応答はなかった。同船は同日午後8時35分頃にも、尖閣諸島久場島北約45キロ地点のわが排他的経済水域内でワイヤー状のものを曳いた状態で航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認。事前通報で示された海域と異なる海域で調査していたため、無線で警告したところ、午後
9時5分頃に事前通報で示された海域に向かった。
10月7日:中共の海洋調査船「北斗」が、尖閣諸島大正島北約155キロ地点の
わが排他的経済水域内を航行しているのを海保航空機が確認。事前通報で
示された海域と異なる海域で調査していたため、無線で警告したが応答はな
く、約2時間半後に事前通報で示された海域に向かった
●平成24年(2012)
1月17日:中共機関紙、人民日報の記事は「釣魚島と周辺諸島に命名する
企ては公然と中共の核心的利益を損なう振る舞いだ」などとし、中共政府及
び政府系報道機関を含め初めて尖閣諸島を核心的利益と表現。
3月3日:日本政府は排他的経済水域の基点で名称の無い沖縄・尖閣諸島
周辺の4島を含む39の離島の名称を決定。中共国家海洋局は、尖閣諸島
周辺の71島に対し中共側の標準名称を公表し、一部の島を中共の領海基点
と「正式」に定めた。
3月16日:中共国家海洋局所属の「海監50」と「海監66」が接続水域に進入。
うち1隻が25分間に渡って領海を侵犯。
3月21日:人民日報に掲載されたインタビュー記事で、中共国家海洋局の海監
東海総隊責任者は、2012年3月16日に行われた尖閣諸島周辺での海洋調査
船の活動について「日本の実効支配打破を目的とした定期巡視」と述べる
4月 石原東京都知事、募金を集めて尖閣諸島を購入する計画をワシントンで表明。
5月22日:中共の王家瑞中共共産党対外連絡部長は、北京で行われた江田五月元参院議長との会談の中で「中共にとって釣魚島もウイグルも核心的利益だ」と述べる。同年5月3日の習近平中共国家副主席や同年5月13日の温家宝中共首相の核心的利益発言は世界ウイグル会議問題を指すとの見方があったが、中共高官が尖閣諸島を核心的利益と公言したのは初めて。
7月、民主党野田首相、尖閣国有化方針を発表。
7月4日:香港に本部があり中共本土が資金源となっている世界華人保釣連盟の台湾人活動家を乗せた遊魚船1隻と台湾の海岸巡防署の巡視船4隻が魚釣島の領海を侵犯。接続水域内で海保巡視船「みずき」と接触。
7月11日 : 中共国土資源省国家海洋局所管の海洋環境監視監測船隊(海監総隊)の孫書賢副総隊長が、「もし日本が釣魚島(尖閣諸島)問題で挑発し続けるなら、一戦も辞さない」と発言し、また南シナ海の南沙諸島問題についてベトナムやフィリピンに対しても同様に一戦も辞さないと発言。
7月11日 - 7月12日:7月11日に中共の漁業監視船「漁政35001・同204・同202」の3隻が領海侵犯。
漁政は海保の退去の呼びかけに対して「妨害をするな。直ちに中共領海から
離れなさい」「魚釣島を含む島嶼(とうしょ)には中共の領土である」などと返答。
また翌12日にも漁政35001が領海侵犯をして徘徊。
8月16日 : 香港の保釣行動委員会らの活動家14名を乗せた抗議船「啓豊2号」
が魚釣島の領海を侵犯。うち7名が島に上陸、島で待ち構えていた警察官と
海上保安官に逮捕された。また漁船に残っていた活動家も逮捕。中共の報復
措置を恐れた民主党政権により活動家らは起訴されず、翌17日に強制送還さ
れた。尖閣諸島に中共の活動家が上陸したのは2004年以来8年ぶり。この逮捕
を受けて支那各地で破壊活動を伴った反日デモが繰り広げられた。
9月3日 : 人民日報、中共国家海洋局が尖閣諸島、スカボロー礁(黄岩島)と
西沙諸島の周辺海域を人工衛星や航空機で遠隔監視する「海域動態監視観
測管理システム」の範囲内に組み込んだと報じる。
9月11日 尖閣国有化。支那全土で排日運動激化。
9月13日 : 中共政府、尖閣諸島の領海基線を記した海図を国連に提出。
9月14日 支那の海洋監視船6隻が領海侵入。
9月16日 : 中共外交部、「国連大陸棚限界委員会」に排他的経済水域を日支
中間線を越え沖縄トラフまでとする大陸棚自然延長の案を正式に提出すると発表
12月13日 : 海監4隻が領海侵犯。国家海洋局所属の航空機1機が魚釣島を
領空侵犯。中共機の領空侵犯は史上初。中共機は海保の巡視船の退去命令
に「ここは中共の領空である」と返答。領空侵犯を受けて空自がF15J戦闘機8機と早期警戒機E-2Cをスクランブル発進させたが、中共機は既に領空外に飛び去った後だった。
12月14日 : 前日の領空侵犯に関し米国政府は中共政府に懸念を直接伝え、
日米安全保障条約の適用対象であることなど、従来の方針に変更はないとも
伝えたことを米国国務省は記者会見で明らかにした。
12月27日 : 時事通信は北京の中共外務省档案館(外交史料館)が所蔵する1950年5月15日に作成された「対日和約(対日講和条約)における領土部分
の問題と主張に関する要綱草案」(領土草案、計10ページ)の原文コピーを入手公表。
この「領土草案」の「琉球の返還問題」の項目には「琉球は北中南の三つに分かれ、中部は沖縄諸島、南部は宮古諸島と八重山諸島(尖頭諸嶼)」という記述があり、「尖頭諸嶼」という名称を用いた上で尖閣諸島を琉球の一部に含めている。また「琉球の境界画定問題」の項目には「尖閣諸島」という言葉が明記され、「尖閣諸島を台湾に組み込むべきかどうか検討の必要がある」という文言がある。「釣魚島」の文言はない。これは少なくとも1950年の段階では、中共政府が尖閣諸島を台湾の一部ではなく琉球の一部と考えていたことを示している。またこの領土草案は2012年12月時点には非公開とされた。
12月29日 : 在日中共大使館は、ホームページ上に「領土草案」に対するコメント
を発表。この中で、この文書に署名がないことを言挙げ「日本側が無署名の参
考資料を使って、自己の誤った立場を支えようと企てているのは、自信のなさの現れだ」「日本側がどんな小細工をしようとも、釣魚島が中共に属するという基本的事実を揺るがすことはできない」とした。中共の主要メディアは、一部の
ニュースサイトを除き、この問題を報じていない。
●平成25年(2013)
4月23日:海監8隻が領海侵犯し、「頑張れ日本!全国行動委員会」メンバーが
乗り込んだ漁船10隻の内の9隻の漁を妨害。これに対して海保巡視船20隻
以上が警戒にあたったが、漁船は海保の指示で危険を避ける為に石垣港に
引き返した。中共公船の8隻同時の領海侵犯は尖閣諸島国有化以降最多。
これと同時に、中共戦闘機などの軍用機延べ40機が日本の防空識別圏を侵犯。これに対応するために空自のF-15J戦闘機がスクランブル発進。
10月から「尖閣諸島に関する動画」を日本語版と英語版でYouTubeに掲載していた外務省は12月、支那語版等9言語版を追加。これに対し、中共と台湾が反発。
10月に北京で行われた日支平和友好条約35周年を記念する有識者フォーラムにおいて、唐家セン元中共外相が「尖閣諸島をめぐる日支対立の責任は、40年間の「棚上げ」を破った日本側にある」と発言。
●平成27年(2015)
3月16日 : わが外務省は中共政府が1969年に発行した「尖閣諸島を日本語
名で表記した地図」をホームページに掲載(他にも中共機関紙が尖閣諸島を
日本領土と示している資料等も提示)。中共政府は、国連アジア極東経済委員会が69年に東シナ海に石油埋蔵の可能性があるとの報告書を発表した後の、71年から領有権を主張し始め、地図もそれとともに改変させてきた経緯を中共政府が発行してきた地図を掲載して説明。中共政府の主張の矛盾を指摘。
これに対し中共政府は翌17日、「1、2枚の地図を探したところで覆せない」
「必要ならば中共に属していることを示す地図を100枚、1000枚でも探し出せ
る」と主張。
■豪国防相、次期潜水艦選定にわが国の参加要請
豪国防大臣よりわが防衛相に対し、通常型潜水艦に関するわが国の長年の実績と技術力を踏まえ、豪州の将来潜水艦を日本と共同して設計・建造することが可能か検討したい、わが国に、豪州の将来潜水艦の選定に向けた手続に参加して欲しい、との要請あり。
■CV-22が横田に配備?
オスプレイには色々仕様があり、
海兵隊のMV-22は沖縄に配備されますが、空軍のCV-22については
嘉手納基地配備が予定されていましたが横田基地配備に変わるとの話です。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM09H0Z_Z00C15A5NNE000/
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015050900042
このあたりを見れば、やっぱそうだったのかなあ。
と残念な感じを持ちますね。
ひとことでいえば、軍の兵器や装備のプレゼンス効果を無視してるよね、という印象です。
わが世論がオスプレイに対してどういうイメージを持っているかといえば、実際のところは別にして「第一線に出動する最先端の軍用機」というものです。
沖縄への負担を考慮、という点で嘉手納配備が難しい、のなら、三沢に配備するのが自然では?と思いますね。
横田からは、単なる輸送部隊の一員という印象しか受けず、第一線というイメージは持ちがたいです。
一方三沢のイメージは、すぐに動く第一線戦闘部隊。
わが世論に与える印象はまるで違いますよね。
実際はいろいろ理由もあるとは思うのですが・・・
わが防衛は、現憲法がある限り「楯の自衛隊」と「矛の米軍」という構図から抜け出せません。
矛役となる米軍には、わが世論への配慮も心がけていただきたいものです。
とともに、わが自主防衛の実現に向けた具体的な前進も求められます。
■ネパールで展開中の米軍派遣部隊
ネパールで展開中の米軍派遣部隊は、505統合任務部隊(指揮官:3海兵遠征軍司令官(沖縄 うるま) ウィスラー海兵中将)
■ナポリ統連合軍司令部が演習でルーマニアに一部移動
150505のDefencenewsによると、NATOの3コ統連合軍(ブルンセム、リスボン、ナポリ)のひとつナポリ統連合軍司令部が、6月に12日間にわたって実施されるNATO軍演習にあたり、司令部の一部機能をルーマニアに派遣。統連合
司令部機能を通じて演習を支援するとのことです。
http://www.militarytimes.com/story/military/2015/05/05/nato-to-briefly-move-hq-to-romania-from-naples/26911281/?hootPostID=cbe1cb08741fae9de4449badb6bdd1af
司令部の一部が派遣されるのは、ルーマニア中部の町Cincu(ブカレストの北西180キロ)。
同時期に、バルト方面でNATO打撃部隊が実施する連合海軍演習など、NATO軍・米軍による演習が、ポーランド、バルト諸国、バルチック海で実施されます。演習には、NATO加盟21カ国から1000人規模の部隊が参加します。
なお、米欧州陸軍がバルト諸国で地上軍演習を実施している間、米海軍は、黒海でミサイル防衛を担当する軍艦を展開させるそうです。
ナポリ統連合軍(Allied Joint Force Command Naples、略称:JFC-Naples)は欧州連合軍最高司令部の下にあり、NATO軍事部門の地中海戦域を
担当しています。
司令官は米欧州集団海軍司令官(兼ねるアフリカ集団海軍司令官)が兼務しており、連合陸軍(スペイン、マドリード)、連合海軍(イタリア、ナポリ)、連合空軍
(トルコ、イズミル)を従えています。
1951年に編成された南部欧州連合軍(AFSOUTH)を母体に、2004年3月15日にNATOの組織改編に伴い改編され、地中海戦域のNATO構成国軍を統括する為に稼動しています。
ナポリ統連合軍は、バルカン半島の諸紛争に介入してきたことで知られ、
最近では、対リビア作戦(「オデッセイの夜明け作戦」など)の支援で知られています。
【大山巌墓所修復事業】
2016年は大山巌没後100年です。那須塩原にある大山の墓所は、公的管理で
なく子孫が維持管理しています。東日本大震災で被害を受け修復が必要です
が現在も終わってません。
大山巌墓所修復事業へのご協力を募っております(大山格)
http://okigunnji.com/?p=1889
● 編集雑記
日下公人さんの推薦本にはまず外れがありません。
一番最近知ったものでは、
原勝郎博士の「日本通史 」
もそうでした。
この本は、大正時代にオールジャパンで作った
「外国に日本を伝えるため創られたわが国史の通史」です。
だから原本は英文です。その原本を翻訳し、時代に伴う留意点を適切な解説で補強して、昨年祥伝社から出版されました。
わが国を知らない外国人向けに英語で書かれていたので、内容が明晰です。そのため文章がわかりやすいです。
だけでなく、
書かれている内容のバランス感覚が抜群で、読んで面白いです。
国史をきちんと身につけて、子供や孫に伝えてゆきたいと思っているが、毎日忙しいし、いまさら歴史の基礎から学ぶのも大儀だ・・・
そう思っているあなたにピッタリです。
偏ったイデオロギーに汚染されていない健康なわが国史を総合的に俯瞰できる。
わが国史への妥当な座標を自分の中に創ることができる。
そういう欲求に応えてくれる、現在最高の国史書と思います。
(エンリケ航海王子)
発行:おきらく軍事研究会(代表・エンリケ航海王子)
◎軍事情報 のバックナンバーはこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0000049253/index.html