犯罪のインフラ「FC2動画」の実質的運営者を逮捕 | 日本のお姉さん

犯罪のインフラ「FC2動画」の実質的運営者を逮捕

性行為ライブ配信にメス…犯罪のインフラ「FC2動画」の実質的運営者を逮捕
産経新聞 2015年4月23日(木)10時13分配信
わいせつな動画や著作権法違反にあたる映像などが投稿される事件が相次いでいる動画投稿サイト「FC2動画」で、性行為のライブ配信に関与したとして、京都、三重、島根、山口、高知の5府県警合同捜査本部は23日、公然わいせつの疑いで、大阪市北区中之島のインターネット関連会社「ホームページシステム」代表、足立真容疑者(39)を逮捕した。捜査関係者によると、容疑を否認している。さらに関係者の逮捕状を取っており、容疑が固まり次第逮捕する。捜査本部は同社がFC2の日本側の実質的な運営者とみており、運営の実態解明を進める。
捜査関係者によると、足立容疑者は昨年6月、FC2で性行為をライブ配信した男(31)=公然わいせつ罪で有罪確定=と共謀し、わいせつな動画を不特定多数に閲覧可能な状態にした疑いが持たれている。
捜査本部は昨年9月、男の配信を手助けしたとして公然わいせつ幇助(ほうじょ)容疑で同社などを家宅捜索。FC2は米国の法人が運営しているとされていたが、日本国内では同社が実質的に運営していたとみて調べていた。
法人登記によると、同社は前身である有限会社が平成14年に設立され、20年に株式会社化。資本金は1億円で、インターネットを利用した情報提供サービスやサーバーの設置・管理などを行っているとされる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150423-00000513-san-soci
2014.9.30 13:13
「犯罪のインフラ」FC2にメス 実態解明なるか
わいせつ動画や著作権法違反の動画などが数多く投稿され、捜査関係者から「犯罪のインフラ」とまで呼ばれるようになっていた動画投稿サイト「FC2動画」をめぐり、京都府警などは30日、捜査員約60人態勢で、大阪市北区のインターネット関連会社「ホームページシステム」などの家宅捜索に着手した。京都府警は同社がサイトを実質的に運営していた可能性が高いとみており、運営実態の解明に乗り出した。
同社の本社が入る同区中之島のビル。30日朝、黒いかばんなどを持った捜査員が相次いで入った。報道関係者も集まり、警備員に何があったのかと問い合わせるテナント関係者もいた。
FC2動画を運営する米国法人「FC2」の公式サイトによると、法人は1999年に設立され、本社は米ラスベガスにあるとされる。米国に拠点を置きながら、主に日本向けのサービスを展開し、事業を拡大してきた。
投稿動画の視聴回数に応じ、換金可能なポイントが投稿者に与えられる仕組みを定着させ、過激な動画を呼び込むことでネットユーザーの人気を集めていた。
「帽子君」と名乗り、自身の性行為をライブ配信したとして京都府警に公然わいせつ容疑で逮捕された大阪市北区の男(31)は、昨年12月から約3千万円の売り上げを得ていたとされる。
人気ドラマなどをFC2に無断で投稿したとして、警視庁や神奈川県警などに著作権法違反容疑で逮捕された男も3年半の間に300万円以上を稼いでいた。
これまで摘発が投稿者に限られ、運営側に及んでいなかった背景には、サイトが米国で運営されているとみられていたことが大きい。京都府警に公然わいせつ容疑で現行犯逮捕された男も、「FC2は海外のサーバーなので大丈夫だと思った」と供述していた。
警視庁などは9月25日、米国の運営法人に対し違法な動画投稿を防ぐための措置を講じるよう通知したが、今回の強制捜査で、日本国内での運営実態についてどこまで解明が進むのか注目されている。
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/140930/evt14093013130037-n1.html