アシアナ機着陸失敗 計器誘導受けられない東側から進入 | 日本のお姉さん

アシアナ機着陸失敗 計器誘導受けられない東側から進入

アシアナ機着陸失敗 計器誘導受けられない東側から進入 異常低空の原因を調査
2015.4.15 10:25
広島空港でソウル発のアシアナ航空162便エアバスA320型機が着陸に失敗した事故で、同機が計器で正確に誘導できない反対の東側から滑走路に進入し異常な低空で主脚を滑走路手前の無線アンテナ(高さ約6・4メートル)に接触させていたことが15日分かった。
風向きの関係から、反対からの進入になったとみられるという。計器の誘導を受けられず、天候不良も重なり、機長が滑走路の場所を誤認して事故につながった可能性もあり、国土交通省などが詳しい状況を調べている。
国交省などによると、広島空港は標高が約330メートルの山間部に位置。霧などの影響を受けやすく、より精度が高い計器着陸装置(ILS)と呼ばれる無線アンテナが空港東側に整備されていたという。
アシアナ機は、滑走路手前約320メートルにある、このILSに接触。国交省によると、アンテナの半分くらいが損傷しているという。
ILSは、滑走路の西側に向けて電波を出し、航空機を誘導。しかし、反対の東側からの進入には、対応していなかったという。国交省は「広島空港で多い風向きを考慮し設置されていた」と説明している。
ただ、当時の風向きの関係から、アシアナ機は東側からの進入になり、計器誘導を受けられない状態だった。また、当時は、雨風が強いなど条件も重なっていたという。
機長は、自動操縦から手動に切り替えて着陸体勢に入っていたとみられ、視界不良などで滑走路の場所をより手前に誤認していた恐れもある。また、局地的な乱気流に巻き込まれた可能性もあり、運輸安全委員会は、航空事故調査官3人を現地に派遣し、異常な低空となっていた原因などを調べる。

<広島空港>アシアナ航空機パイロット 手動で高度下げ進入
毎日新聞 4月15日(水)1時11分配信
アシアナ航空162便の広島空港への侵入経路
広島県三原市の広島空港で、14日午後8時5分ごろ、韓国・仁川(インチョン)発のアシアナ航空162便(エアバスA320)が着陸時に滑走路をそれて停止した滑走路逸脱事故。国土交通省によると、事故機は衛星からの信号を受けながらパイロットが手動で高度を下げる方式で広島空港に進入した。事故当時は雨で視界が悪かったとみられ、パイロットが滑走路の場所を誤認し、早めに高度を下げた可能性もある。【佐藤賢二郎】
<アシアナ機事故>低空で進入か、アンテナに接触
毎日新聞 4月15日(水)11時26分配信
着陸に失敗し、滑走路脇に大きくそれて停止したアシアナ航空機。着陸帯には機体を引きずった跡が残る=広島県三原市で2015年4月15日午前9時49分、本社ヘリから三浦博之撮影
広島空港(広島県三原市)で韓国・仁川発広島行きアシアナ航空162便(エアバスA320)が着陸の際に滑走路から外れた事故で、同機は左側水平尾翼の折損に加え、左右の主翼や左側主脚が壊れ、胴体後部の下側にこすったような痕跡があることが国土交通省への取材で分かった。国交省は15日、負傷者の数を乗客25人、乗員2人の計27人と発表。重傷者はいないという。同省によると、アシアナ機は進入する航空機に電波を発射して誘導する「ローカライザーアンテナ」(着陸誘導用アンテナ、高さ6.4メートル)に接触。アンテナは滑走路の東端から325メートル離れていることから、かなり低い高度で空港に進入したとみられる。
【旅客機と接触して壊れた無線誘導装置】
国交省運輸安全委員会は15日午後にも航空事故調査官5人を派遣し、原因の本格究明に乗り出す。広島県警は同日午前に捜査本部を設置し、現場検証を開始。運輸安全委と合同で調べを進め、業務上過失致傷容疑などでの立件を視野に入れて捜査する。原因究明のポイントとなる事故機の進入時の高度については、低空でレーダーでは捕捉できないため、機体の損傷状況の確認やパイロットら関係者への聴取に加え、フライトレコーダー(飛行記録装置)とボイスレコーダー(音声記録装置)の記録の分析などを進める。
国交省によると、乗客73人と乗員8人が乗ったアシアナ機は14日午後8時5分ごろ、電波の誘導を使わず、滑走路の東側から西に向かって着陸を試みた。アンテナと接触した後で滑走路を西に進んだが、途中で左(南方向)にそれ、180度回転して機首を真東に向けた形で滑走路の中央付近に停止した。
台地上にある広島空港は地形的に霧が発生しやすく、最も精度の高い「カテゴリー3」と呼ばれる計器着陸システム(ILS)が配備されている。空港周辺は東から風が吹くことが多く、旅客機は通常、向かい風となる西側から着陸するため、ILSも西側からの進入だけに対応している。事故当時、風は北西方向から吹いており、アシアナ機は向かい風となる東側から空港に進入した。ILSは東側からの着陸には対応していなかった。
同機は左側の水平尾翼が中央部分で折れ、なくなっていることが14日夜の時点で分かっていたが、新たに擦過でできたとみられる胴体後部下側の痕跡や、機体左側のエンジンカバーの破損などが見つかった。国交省は機体を大修理する必要が生じることから「航空事故」に該当すると判断している。
国交省は14日、乗客の数を74人としていたが、15日に73人と訂正。日本人46人の他、中国人9人、韓国人8人など計9カ国の乗客がいた。【高橋咲子、高橋一隆、佐藤賢二郎】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150415-00000027-mai-soci
広島空港でアシアナ機が滑走路をそれて停止、23人けが
TBS News-i 2015/4/14 22:34

午後8時ごろ、広島空港に着陸したアシアナ航空の航空機が滑走路をそれて停止し、多数のけが人が出ています。今のところ、重傷者はいないということです。
広島空港事務所と消防などによりますと、午後8時5分ごろ、広島空港に着陸しようとした韓国・インチョン空港発のアシアナ航空の航空機が滑走路をそれて停止しました。 乗員乗客82人は全員、機外に脱出し
ましたが、乗客23人がけがをし、17人が病院に運ばれました。いずれもけがは軽いということです。(14日22:19)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2737081
アシアナ機は主翼が一部破損、広島空港は滑走路閉鎖
TBS News-i 2015/4/15 00:49
広島空港で起きたアシアナ機の着陸事故の最新情報です。
事故を起こしたアシアナ航空162便は、東から滑走路に進入し、滑走路の中ほどで南側にそれて停止しました。ただ、機体の先頭部分が東側を向いていることから、回転して止まったものではないかとみられます。 機体の後ろの部分が滑走路に接触し、火柱が上がったという情報もあります。乗員乗客82人のうち23人がけがをしましたが、重傷者はいないとのことです。 機体は主翼の一部が折れるなど大きく破損しているほか、空港にある電波による着陸誘導システムの一部が破損するなどしています。滑走路は閉鎖されたままで、15日の朝もすでに国内線16便の欠航が決まっています。(15日00:01)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2737211