AIIB= 安倍内閣にとって第3の神風である。 | 日本のお姉さん

AIIB= 安倍内閣にとって第3の神風である。

AIIB= 安倍内閣にとって第3の神風である。
前号を読まないとなんのこっちゃわかりません。
しかし、AIIBは、使い方次第でまさに【神風】です。
そして、実際、アメリカで変化がはじまっています。
▼韓国、新たな反日プロパガンダ
中国、韓国の反日プロパガンダは、休むことを知りません。
「アメリカ、カナダ、オーストラリア、そして全世界に慰安婦像をたてよう!」
運動につづいて、新たな手段で、ウソをひろげようとしています。
どうやって?
韓国政府は、慰安婦被害者口述記録集「トゥリナヨ(聞こえますか)」というのをつくった。
FOCUS-ASIA.COM 4月12日によると、
<冊子は「日本軍の従軍慰安婦の真実を知らせる」目的で、韓国政府と民間が共同で作成したもの。
ハングル語版のほか英語版も作成し、米国などに広く配布する計画だという。>
<同社は「トゥリナヨ」英語版2万冊を米国とカナダの学校や図書館、主な政治家らに配布することになっている。
特に政治家には、発行の趣旨を強調するため、ただ発送するだけではなく、政治家が参加するイベント会場にハン代表が持参して手渡す方式をとっているのだという。>(同上)
アメリカとカナダの図書館に配る。
そして、政治家さんたちには、「手渡し」する。
で、アメリカの学校も図書館も、政治家さんも、「日本軍が韓国人女性20万人を強制連行し性奴隷にした説」が「ウソ」だとは知りません。
読んで、「日本はなんちゅうひどい国だ!」となる。
これだけ読んだら、またゲンナリですね。
私もこういう話を聞くと、冗談ではなく「胸が痛く」なります。
しかし、今回は、第3の神風が吹いている最中ですから、アメリカ側の対応が変わってきているのです。
▼アメリカ政治家は、慰安婦証言集受け取りを【拒否】する
FOCUS-ASIA.COM 4月12日を見てみましょう。
<12日の韓国・クキニュースによると、韓国政府が発行し、配布を進めている初の慰安婦被害者口述記録集「トゥリナヨ(聞こえますか)」が、米国の政治家に続々と受け取りを拒否されているという。
記事によると、冊子は「日本軍の従軍慰安婦の真実を知らせる」目的で、韓国政府と民間が共同で作成したもの。ハングル語版のほか英語版も作成し、米国などに広く配布する計画だという。
ところが、英語版の米国での配布を担当する韓国系企業「メディア・ジョア」のハン・ジス代表が11日、「英語版を配布する過程で、少なくない米政治家にきっぱりと本を拒絶され、非常に驚いている」と明かしたのだ。>
アメリカの政治家にわたしにいったら、「いりません!」ときっぱり拒否されて驚いたというのです。
具体的にどんな感じだったのでしょうか?
<同社は「トゥリナヨ」英語版2万冊を米国とカナダの学校や図書館、主な政治家らに配布することになっている。
特に政治家には、発行の趣旨を強調するため、ただ発送するだけではなく、政治家が参加するイベント会場にハン代表が持参して手渡す方式をとっているのだという。
だが、「保守的な共和党議員の多くは最初から遠慮なく拒絶するし、民主党議員でも一部は納得できない理由で本を拒絶している」(ハン代表)のだという。
配偶者が韓国人のアジア系下院議員も「公人として民間が配布する本は受け取れない」と拒絶したという。>
共和党議員は遠慮なく拒絶。
民主党議員も一部拒絶。
奥さんが韓国人の議員も拒絶。
で、ハンさんは拒絶の理由をどう分析しているのでしょうか?
<拒絶の理由についてハン代表は「安倍首相の米国上下院合同演説を控え、米国の与野党の議員が日本政府の顔色を見ている」と分析しているという。
安倍首相の演説直前に韓国政府が制作した冊子を受け取れば、強大な資金力を持つ日本政府と財界が支援を拒否することを、米政治家が懸念したためという論理だ。>
安倍総理が米議会で演説するので、拒否したと見ているのですね。
▼大切な、「○○国から見ると」という視点
人間誰でも、「自分のことわかって欲しい」と思っています。
そういう人間が集まってできているのが国なので、国レベルでも「私の国をわかって欲しい」と思うのです。
しかし、人間社会でもそうですが、もっと大事なのは、「相手を理解しよう」とする視点です。
アメリカの政治家の態度が変わって韓国側は驚いた。
「なんじゃこりゃ!」と。
しかし、世界で起こっていることをみれば、「なぜ変わったのか?」は明白です。
中国主導でアジアインフラ投資銀行(AIIB)を立ち上げる。
アメリカはこれを、「わが国の覇権への挑戦だ!」と警戒します。
それで同盟国に、「おい!AIIBに入るなよ!」と要請したり、脅したりした。
しかし、3月12日にイギリスが裏切り、つづいてドイツ、フランス、イタリア、スイス、ルクセンブルグ、オーストラリアなどがつづいた。
韓国は、「アメリカも怖いし、中国も怖いし、どうしよう・・・」と悩んでいた。
でも、結局、「みんな裏切ったからいいか!」となり、AIIB参加をきめた。
私は、「アメリカを裏切ったのが悪」とはいいません。
どんな国でも、「勝つほうにつきたい」という願望をもっています。
その読みが正しいとは思いませんが、欧州、オーストラリア、韓国は、「アメリカとつきあうより、中国にすりよったほうが【お得】だぞ!」と判断したのです。
それはそれでいい。
しかし、世の中すべては「因果関係」で成り立っていることも、知っておく必要があります。
中国がAIIBを立ち上げれば、アメリカは「覇権への挑戦だ」と考える。
すると、アメリカは当然「反撃」に出ることでしょう。
韓国がアメリカを裏切って中国についた。
日本は、アメリカを裏切らなかった。
当然アメリカの政治家さんたちは、「韓国は裏切った。日本は裏切らなかった」と考える。
ハンさんが「慰安婦証言集」をもってきても、
愛国的な政治家さんは、「裏切り者の韓国から本なんかもらえるか!」と考えるでしょう。
節操のない政治家さんは、「裏切り者と見られている韓国とつきあっても損だ」と考えるでしょう。
それで、今後、アメリカが親日になり、反中、反韓になるのは、当然のながれ。
日米の利害が一致しているのですから、アメリカはもはや慰安婦問題で日本をバッシングする理由はないのです。
もちろん政治的決定が下々まで広がっていくには多少時間がかかります。
しかし、安倍総理がうまく演説され、アメリカの政治家、国民を味方につけることができれば、
「○○市で慰安婦像設置が拒否された!」
というニュースを、私たちは頻繁に聞くようになるでしょう。
どうすれば、安倍総理は、アメリカをがっちり味方につけることができるのでしょうか?
知りたい方は、こちらをご一読ください。
http://archive.mag2.com/0000012950/20150409171216000.html
【安倍総理必読】★アメリカをがっちり味方にする議会演説のやり方
(@議会演説草案、総理官邸にも送っておきました。)
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