これは予測できない事故で小学生のせいでも、両親のせいでもない。 | 日本のお姉さん

これは予測できない事故で小学生のせいでも、両親のせいでもない。

子供が蹴ったボールで事故、親の賠償責任認めず 最高裁
朝日新聞デジタル 4月9日(木)14時50分配信
小学校の校庭から蹴り出されたサッカーボールが原因で交通事故が起きた。ボールを蹴った小学生(当時)の両親に賠償責任はあるのか――。そうした点が争われた裁判の判決が9日、最高裁であり、第一小法廷(山浦善樹裁判長)は「日常的な行為のなかで起きた、予想できない事故については賠償責任はない」との初の判断を示した。
両親に賠償を命じた二審の判決を破棄し、遺族側の請求を退けた。
民法は、子どもが事故を起こした場合、親などが監督責任を怠っていれば代わりに賠償責任を負うと定めている。これまでの類似の訴訟では、被害者を救済する観点から、ほぼ無条件に親の監督責任が認められてきた。今回の最高裁の判断は、親の責任を限定するもので、同様の争いに今後影響を与える。
事故は2004年に愛媛県今治市の小学校脇の道路で起きた。バイクに乗った80代の男性がボールをよけようとして転倒し、足を骨折。認知症の症状が出て、約1年半後に肺炎で死亡した。遺族が07年、約5千万円の損害賠償を求めて提訴。二審は、ボールを蹴った当時小学生だった男性の過失を認め、「子どもを指導する義務があった」として両親に計約1100万円の賠償を命じた。両親が上告していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150409-00000031-asahi-soci
バイクに乗った80代の男性は小学校の脇の道路を通るときは、ボールが来るかもしれないと予測するべきである。
つまり、小学校の脇の道は避けるべきであった。
そして、80代の男性はボールが飛んできてもうまくよけられなくて転倒する可能性が高い。バイクに乗るのは元々危険であった。
ボールが飛んで来る以外にもバイクで道を走っているといろいろな予期せぬことが起きるのである。その時に、若者と同じようには機敏に対応できないものである。
そういうことを承知の上で小学校の脇の道を通ったのであるとしたら、
80代の男性が自分の身体能力を過信していて転倒したと言うしかない。
小学校からボールが飛んで来るというのは、たまにあることだと思う。
そして転倒してから寝たきりになって認知症になるのは、実は80代のご老人ならありがちな事なのです。これは年齢的に仕方が無い。
弟の嫁のお母さんも道で転倒して骨折してから急に容態が悪くなって天国に行ってしまった。
お年寄りは寝たきりになると、血流が悪くなり、血管が脳や心臓に詰まるなどして死んでしまうことがあるのです。
会社の社員のおばあさんも、足を骨折して病院に入院中に足がどんどんむくんできてそのままお亡くなりになった。
お年寄りはよく転んで大たい骨の付け根を折るが、病院ではすぐに人工の関節に交換してしまいます。
お年寄りが長期入院すると、認知症になったり、筋肉が衰えて寝たきりになったりするからです。
このバイクに乗った80代の男性は 足を骨折して入院中に認知症になったのかもしれない。骨折を境に一気に体調が悪くなったのでしょうが、1年半もたっているし直接骨折のせいで死亡されたというわけではなく、肺炎で死亡されている。80歳のお年寄りは、どんな理由でも体調が悪くなってしまうものです。遺族が07年、約5千万円の損害賠償を求めて提訴とあるが、5千万円はいくらなんでも金額が高すぎるでしょう。高く請求して半額ぐらいをいただくという弁護士の手かもしれないが、ちょっとぼったくろうとし過ぎな感じがする。働き盛りの40代のお父さんなら5千万円を求めても変ではないと思うが、、、。
二審は、ボールを蹴った当時小学生だった男性の過失を認め、「子どもを指導する義務があった」として両親に計約1100万円の賠償を命じたとあるが、両親が子供を指導してもボールが小学校の外に飛んでいくというのは仕方が無いことだと思う。最高裁の判断は、「日常的な行為のなかで起きた、予想できない事故については賠償責任はない」というもので、これでいいんじゃないかとわたしも思う。
小学生がワザと80歳の老人を蹴ってバイクを転倒させたわけでもない。普通に小学校の中でボールで遊んでいただけなのだ。
80代の老人がバイクに乗っていて転倒しないという保証はどこにもない。
老人にもいろいろな過失があったと思う。
同じようなことが起きても、ボールをちゃんとよけて転倒しない80代の老人だっていたはず。
~~~~~~~~~~~~~~~
ボールをよけて転倒して骨折して寝たきりになると直ぐ認知症になる可能性がある80代の人が
バイクに乗って小学校の脇の道を通ることが非常に危険なことで「世の中の迷惑」だと思うのだ。
だからと言って、80代の老人が悪かったわけではない。転倒して骨折したのは、80代なんだから仕方が無い。転倒しても若い人なら骨折してなかったかもしれない。
これは予測できない事故で小学生のせいでも、両親のせいでもない。