子連れ避難は想像以上に危険! | 日本のお姉さん

子連れ避難は想像以上に危険!

子連れ避難は想像以上に危険!絶対備えておくべき「被災ママ」の心得とは
2015年03月08日 13時00分 提供:WooRis
WooRis(ウーリス)
大地震がやってきて避難しなければならなくなったら……。小さいお子さんのいるご家庭では、親子でどうやって避難所まで行くか、考えたことがあるでしょうか。
道路がガレキでふさがれたり、避難する人波にもまれたり、という非常時は、ふだん出かけるときよりもずっと移動が困難になります。避難の方法を間違えれば、非常事態の中でお子さんとはぐれてしまうかもしれませんし、命の危険にもさらされてしまいます。
誰もが余裕のない非常時は、周囲に手助けしてもらうのも難しいもの。幼い命を守れるのは、やはりお母さんです。今回は、子連れで避難をするときの注意点について、NPO法人ママプラグの書籍『被災ママ‌812人が作った 子連れ防災手帖』を参考にお伝えします。
■ベビーカーで避難しない
「人が押し寄せる中、ベビーカーごと階段を下りるのはムリ」、「ガレキや倒壊した壁が道をふさぎ、粉塵も舞っていた」という東日本大震災の被災者の経験談があります。こんなときにベビーカーで避難するのは危険。やめた方がいいでしょう。
ベビーカーでのお出かけ先で地震に遭うことも考えられますよね。そんなときのために、ベビーカーで出かけるときでも、いつも簡易抱っこひもを用意しておくことをおすすめします。
■歩ける子でも抱っこして
ガラスの破片やガレキが散らばっていたり、電柱が倒れていたりする道。そこを小さな子どもが歩くのは困難でしょう。また、人波に押されて、子どもとつないだ手が離れてしまう心配もあります。
少し歩ける子でも、小さい子どもの場合は抱っこして避難した方がいいでしょう。
また、抱っこで避難する場合でも、子どもに靴をはかせておくことを忘れずに。そのまま避難生活に入った場合、自分に合ったサイズの靴がなかなか手に入らないそうです。覚えておいてくださいね。
おんぶする子どもがいる場合は、お母さんから見えづらいですから、防災ヘルメットをかぶせるなどして、危険から守るように注意しましょう。
■万一はぐれたときのことを想定しておく
小さな子どもとは絶対にはぐれないようにしなければなりませんが、万一はぐれてしまったときのことも想定しておきましょう。
まず、子どもを探すことになる場合に備えて“家族写真”を持っておくと便利です。
また、子どもの避難バッグには、連絡先や名前を書いたパーソナルカードを入れておきましょう。生年月日やアレルギーの有無を書いたり、保険証や母子手帳のコピーも入れたりしておけば、より安心です。
ただし、防犯上のことを考えて、避難バッグの外から名前がわからないように気をつけましょう。
いかがでしたか。子連れでの避難は大変。お子さんの命を守ってあげるために、余裕のあるうちに、意識を高めておくことが大切です。今回の内容を参考にしながら、ぜひ避難の方法について考えてみてくださいね。

避難民でごったがえしている時に、階段で誰かが転んだら下にいた人は死んでしまうかもしれない。階段や歩道橋は危険だと思っておいた方がいい。
普段から体を鍛える。子供を連れて逃げる訓練をしておく。
家族でバーベキューをしてもいいエリアに出かけて煮炊きをして災害時にも外で暮せる練習をしておく。カバンの中に常にお菓子や水筒、懐中電灯や簡易トイレやビニール袋などの防災グッズを入れておく。イザという時には、手持ちの物しか持ち出せないと思う。ペットを助けたい場合は、常に食料を大めに購入してキャリアケースを玄関に置いておくことかな。