他に方法は無かったのか?
コアラ686頭「間引き」=地方政府が極秘に―豪
時事通信 3月4日(水)10時34分配信
【シドニー時事】オーストラリア南東部ビクトリア州政府が、増え過ぎたコアラを「間引き」するため、686頭を致死注射で殺処分していたことが分かった。オーストラリアン紙が4日報じた。全国的には絶滅も危ぶまれており、州政府の判断に批判の声が上がっている。
間引きはケープオトウエイ地域で、2013年9月から14年3月にかけて3回に分けて行われた。8000頭ものコアラが過密状態で生息し、エサとなるユーカリの葉が減少。関係者は同紙に「餓死を回避するため、安楽死以外に選択肢がなかった」と証言した。
コアラ「間引き」、やめない=地方政府幹部が反論―豪
時事通信 3月4日(水)14時46分配信
【シドニー時事】オーストラリア南東部ビクトリア州政府が増え過ぎたコアラを極秘に「間引き」していた問題で、ネビル州環境相は4日、「エサ不足による餓死を避けるには不可欠な措置だった」と主張し、批判にもかかわらず今後も殺処分を続ける考えを示した。豪メディアが報じた。
環境相は「コアラは弱っていて、移動させるのも難しかった」と説明。2013年から14年にかけ、686頭を「安楽死」させたと認めた。今後も必要に応じて殺処分を行うが、手続きは公表するとしている。