魚の方が肉より高いから、自然と肉食に偏るんだと思う。
魚の方が肉より高いから、自然と肉食に偏るんだと思う。
母親がおいしく魚を調理できなかったら、子供は魚嫌いになるし、母親が魚の料理の仕方を子供に教えないと、子供は大人になっても魚をうまく調理できずどんどん魚から離れていく。
でも、回転すしは食べている。みんな、おいしく安く食べることができるのなら
魚を食べたいのだと思う。
富山県から大阪に来た知人は、大阪では魚を食べないと言っていた。
スーパーに並んでいる魚は目がどんより濁っていて古そうで食べたくないそうだ。
富山県では、つねに新鮮なおいしい魚を食べていたので、大阪でまずそうな魚を買ってまで食べる気が起こらないのだと言っている。
地域によっては、魚をたくさん食べる家もあるのだ、きっと。
友人は、子供の頃に魚を食べすぎてあんまり好きではなくなったと言っていた。
その友人はひじきも、びわも好きではない。家で毎日食べていたからお金を出して買うものではないのだそうだ。
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日本人の肉食化は急速に進行中 穀類魚介類を抜き圧倒的伸び
2015年03月01日 16時00分 提供:NEWSポストセブン
肉を食べる日本人が増えた
日本人の草食系男子は嘘だった!? 日本人は総務省が発表した2014年の家計調査で、日本人の食についての新しい傾向がわかった。日本人の食卓が変わりつつある。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が解説する。
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先日、総務省が発表した2014年の家計調査の結果に、日本人の食傾向の変化を明確に捉える大きな変化があった。家計調査(総世帯)で初めて「肉類」が「穀類」「魚介類」を超えたのだ。いまや「日本の食」の主役は完全に「肉」に移行したと言っていい。以下にこの数年の家計調査の「穀類」「魚介類」「肉類」の支出金額を挙げて比較する。
2011年 穀類6万5432円 魚介類6万4441円 肉類6万0392円
2012年 穀類6万5707円 魚介類6万3620円 肉類5万9192円
2013年 穀類6万4477円 魚介類6万4282円 肉類6万2156円
2014年 穀類6万3156円 魚介類6万4782円 肉類6万6498円
並べてみると明らかである。穀類は漸減し、魚類は横ばい。肉類のみが明らかに伸びている。参考までに2004年の数字はこうだ。
2004年 穀類7万2265円 魚介類7万7280円 肉類5万8250円
この10年で穀類への支出は13%減、魚介類は16%減。対して肉は14%増。2014年の数字で穀類、魚介類を上回っただけでなく、増加傾向、減少傾向を見てもこの10年で肉類は生活のなかで重要なポジションを占めるようになった。とりわけこの数年「肉ブーム」と言われていた外食はともかく、家計調査ではそれほど伸びていなかったのが、最新の調査で4342円、パーセンテージにして7%増と一気に伸びたのは、「肉食」がハレの外食から「家メシ」に持ち込まれたことを意味する。
さらに細かく2013年と2014年の内訳を比較してみると、肉はもはや「ブーム」を超えた「食文化」に定着しつつあることがわかる。
2013年 牛肉1万5547円 豚肉1万9302円 鶏肉1万198円 合いびき肉1440円 他の生鮮肉1748円 加工肉1万3921円
2014年 牛肉1万6440円 豚肉2万1028円 鶏肉1万1093円 合いびき1659円 他の生鮮肉1771円 加工肉1万4507円
驚いたことに、すべての数字が前年を上回っている。通常、家計調査の年ごとの傾向を見ていると今回の「肉類」のようにジャンル自体が伸びていても、内訳にはマイナス成長となっている項目が必ずある。だが今回の「肉類」の躍進は、すべての肉がそれぞれ前年超えを達成した。それも「ハレの肉」の代名詞である牛肉よりも豚肉や鶏肉、合いびき肉のほうが伸び率が高い。ハム、ソーセージ、ベーコンのような加工肉に関しても、それぞれが前年を上回っており、家庭の食卓への「肉」の強靱な定着度を伺わせる。
実は2013年の時点で「2人以上の世帯」の家計調査では「肉類」が「穀類」「魚介類」を追い抜いていたが、その差はごくわずかで、しかも「2人以上の世帯」限定だった。
2012年 穀類7万9406円 魚介類7万7803円 肉類7万5714円
2013年 穀類7万8027円 魚介類7万8739円 肉類7万9327円
2014年 穀類7万6782円 魚介類7万8739円 肉類8万5930円
ところが2014年は「総世帯」でも肉類が両者を超え、さらに「2人以上の世帯」では6000円以上、8%超という圧倒的な伸びを見せた。日本の食文化において「肉」が堂々と主役を張る時代が到来したと言えるのかもしれない。
明治に起きた「牛鍋」ブームは、その後「すき焼き」という料理になって、家庭の食卓に上るようになった。から揚げや餃子などは第二次戦後、大衆的な飲食店で提供されるようになった後、家庭の食卓へと入っていった。食文化は、外食から家庭の食卓に持ち込まれるようになって醸成する。
ちなみに総務省統計局は、今年2015年1月分の家計調査から外食における「洋食」分類を「洋食」と「焼肉」に分割し、「焼肉」という項目を独立させた。こんな小さなところからも日本における「肉食文化」の定着は伺える。
http://news.ameba.jp/20150301-295/