日本赤軍の城崎容疑者、きょう逮捕へ 米国から帰国予定
日本赤軍の城崎容疑者、きょう逮捕へ 米国から帰国予定
朝日新聞デジタル 2月20日(金)5時45分配信
インドネシアで１９８６年、日本大使館に爆発物が撃ち込まれた事件で、警視庁が国際手配していた日本赤軍メンバー、城崎勉容疑者（６７）が２０日午後に米国から帰国することが捜査関係者への取材で分かった。同庁は現住建造物等放火未遂の疑いで同日中に逮捕する。
城崎容疑者はジャカルタの米大使館が砲撃された事件に絡み、９８年２月に米連邦地裁で禁錮３０年を言い渡され、米国の刑務所に収監された。今年１月、釈放され、収容施設に移っていた。
公安部によると、城崎容疑者は米大使館が砲撃されたのと同日の８６年５月、ジャカルタの日本大使館近くにあるホテルの部屋に発火装置を仕掛け、ホテルを燃やそうとした疑いがある。公安部は、城崎容疑者がこの部屋から日本大使館に爆発物を撃ち込んだ後、証拠隠滅を図ったとみている。
城崎容疑者は、共産主義者同盟赤軍派に参加。強盗罪などで服役中の７７年、日本赤軍が日航機を乗っ取って拘束メンバーの釈放を求めたダッカ事件で、政府の「超法規的措置」で釈放され、日本赤軍に加わった。
朝日新聞社
テロリストは、釈放したら他所でテロを起こすから、釈放してはダメ。