イスラム過激派武装集団でいいんじゃないの。 | 日本のお姉さん

イスラム過激派武装集団でいいんじゃないの。

NHKが「イスラム国」をやめて「イスラミック ステ-ト」に変えたらしい。
でも、ユナイテッド ステ-トに似ていて、よりかっこよくなって国っぽくなっている。イスラム過激派武装集団でいいんじゃないの。
「ダーイシュ」はダルビッシュに似ていて覚えやすい。でも、彼らの付けた名前の頭文字を使うのは忌々しく感じる。
日本のイスラム教徒がイスラム=悪というイメージで迷惑を蒙っていると言っている。
でも、異教徒どもに弓を引くのは、イスラムの特徴だ。
イスラムは、ある地域を占領したら現地の者に、「イスラム教徒になるか、それとも死ぬか」と問い、みんなを力でイスラム教徒にしてきたのだ。インドネシアも元々ヒンドゥ―教だったのに、ほとんどの者がイスラム教になってしまった。バリにいるのは、ジャワ島から逃げたヒンドゥー教徒たちだ。
イスラム過激派は、コーランの教えに忠実な連中。他の連中は時代に合わせてリベラルにしているが、コーランの教え通りにしている過激派を理解できる連中。

どっちがコーランに忠実なイスラム教徒かと言えば、過激派の方がより忠実なのだ。

イスラム国と呼ぼうがイスラミックステートと呼ぼうがイスラムの本質は変わらない。過激派の方がイスラムの本質に従っている派なのだ。騙されてはいけない。イスラムとは、そういうものなのだ。イスラム教徒がいるところに過激派の信者は必ず出てくる。イスラム国のネットの宣伝で急に目覚めたイスラム教徒も過激派になる。2世3世が過激派になる。元々犯罪者気質の者が急に真面目なイスラム過激派になる。それをどうやって止めるかという話だ。コーランがある限り過激派は出てくるから止めることはできないということだ。
ただ、自分の国の中でイスラム過激派になってテロを起こすことを奨励する指導者がいたら、テロリストを養成する危険な人物として国外退去してもらうことはできると思う。

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イスラム国の操縦士焼殺、狙いは「恐怖」による優位性 専門家
2015年02月06日 16:44 発信地:ベイルート/レバノン

イスラム国の操縦士焼殺、狙いは「恐怖」による優位性 専門家 写真拡大

都内で、ヨルダン軍パイロットのモアズ・カサスベ中尉についてのニュースを映したテレビ画面の前を通り過ぎる人(2015年2月4日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI 【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問
合せはこちら .

【2月6日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic
State、IS)」は、これまで公開した映像のなかでも最も残虐なものであるヨルダン空軍パイロット焼殺動画を見せることで、アラブ諸国や西側諸国を脅し、イスラム国に対する攻撃を停止に追い込もうとしている。既に斬首や投石による殺害などの残虐行為によって知られるイスラム国は、今回のパイロット虐殺によりさらなる優位に立とうとしていると、専門家らは指摘している。

過激派組織の活動に詳しいローマン・カイエ(Romain Caillet)氏はこの映像について、「有志連合に対するメッセージだ。『おまえの兵士らは、さらにおぞましい映像に登場することになり、おまえの国の世論に長期にわたるダメージを与える』」と述べた。

ヨルダン軍パイロットのモアズ・カサスベ(Maaz al-Kassasbeh)中尉は、米国主導の有志連合による対イスラム国の空爆に戦闘機パイロットとして参加していたが、昨年12月にシリアで墜落し、イスラム国に身柄を拘束された。ヨルダンは、カサスベ中尉の解放と引き換えに、ヨルダンが収監中のサジダ・リシャウィ(Sajida al-Rishawi)死刑囚を釈放する用意があると表明
していた。

だがヨルダンの国営メディアは3日、カサスベ中尉は先月3日に殺害されていたと報じたことから、イスラム国は最初から人質交換に応じるつもりはなかった可能性が示された。アブダビ(Abu Dhabi)拠点の研究所、デルマ
・インスティトゥート(Delma Institute)のハッサン・ハッサン(Hassan Hassan)氏は、イスラム国は人質交換よりも、殺害による衝撃とプロパガンダ効果を選んだと指摘する。

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■有志連合への「最大限の苦痛」

ハッサン氏は、「今回はイスラム国にとって、有志連合、特に同連合に参加するイスラム諸国に、最大限の苦痛を与える絶好の機会だった」「映像の主な目的は、米国のイスラム国との戦いを支援するイスラム教徒への報復は想像を絶するものになる、というメッセージを送ることだ」と説明した。

イラクの安全保障専門家、ヒシャム・ハシミ(Hisham Alhashimi)氏も同意見だ。ハシミ氏は、今回の残酷な殺害方法は「目には目を」の格言を想起させることが目的だったと指摘する。「イスラム国はヨルダン空軍を恐怖に陥れ、自身の手中にわたったパイロットは誰でも同じ運命をたどることを示そうとしている。あのパイロットはイスラム国に(空爆で)火を浴びせた。だから『目には目を』の決まりにのっとって焼かれたのだ」

また、シリア情勢の専門家、英エジンバラ大学(University of Edinburgh)のトマス・ピエレ(Thomas Pierret)氏は、イスラム国は最大限の効果を得るためにこれまでの手法の
「革新」を余儀なくされたと分析する。

「イスラム国は、ニュースサイクルの論理の範囲内で行動している。大衆が全てのものに慣れてしまったら、注目を集めるために『革新』を行わなければいけない」

「イスラム国はこれまで人質を斬首する手法を多用しており、新鮮さが薄れてしまった。捕虜を生きながら焼くことは最大限の『バズ』(話題)を集めるための方法だった」
■焼殺に対するイスラム教徒の反感

イスラム国は焼殺という殺害方法を正当化するため、カサスベ中尉の焼死体を写した映像に合わせて、イスラム原理主義者や過激派が信奉する13世紀のイスラム法学者イブン・タイミーヤ(Ibn Tamiya)の言葉「おぞましい死
によって敵を撃退できるのであれば、それは正当な聖戦だ」を挿入した。インターネット上では、過激派を支持する人たちが、カサスベ中尉の焼殺がイスラム教の下で正当化されうることの「証拠」だとするアラビア語やその他の言語の文献を投稿した。

だがイスラム法学者らは、イスラム国がイスラム教の戒律を破り、残虐行為を正当化するために、イスラム教の聖典コーランから都合の良い部分だけを選んでいると批判する。過激派はコーランから「敵からやられたのと同じ方法で敵を罰せよ」という一節を引用するが、この続きに当たる「だが、我慢することができるのであれば、その方が良い」との文言は無視している。また、拷問や焼殺を禁じた預言者ムハンマドの教えを指摘する人たちもいる。

ハッサン氏は、今回の動画が、イスラム国への賛否を決めかねているイスラム教徒でさえも反対派へと変え、逆効果をもたらす可能性があると指摘する。ヨルダンでは、カサスベ中尉の死には何ら不快感を持たないイスラム原理主義者たちでさえもが「彼の殺害方法とその公開方法に異議を唱えている」という。(c)AFP/Rana Moussaoui
http://www.afpbb.com/articles/-/3038987?pid=0

「イスラム国」やめました
堀潤 | ジャーナリスト/NPO法人8bitNews代表
2015年2月11日 2時52分

■東京・南大塚のモスクを訪ねた

きょう(10日)午後、東京・豊島区南大塚にある日本イスラーム文化センターを訪ねた。白いタイル張りで細長い4階建ての建物。緑色の小さなドーム屋根が一目で礼拝施設だということを教えてくれる。入り口には、英語、アラビア語、日本語で(モスク)と書かれている。笑顔で出迎えてくれたのは、文化センター事務局長のクレイシ・ハルーンさん。今から約30年前、パキスタンからIT技術者として日本に留学しにきた。それ以来、ここ豊島区で貿易会社を営みながらボランティアで中東や東南アジアから日本に移り住んできたイスラム教徒と地域の日本人たちとの友好を目指した草の根的な活動を続けてきた。

握手をしながらクレイシーさんに、「僕がキャスターをしているニュース番組では先月おわりから『イスラム国』をやめて『ISIL』を使うようにしました。イスラム国といっても、イスラム教の教えにも反するし、国でもないんですよね」と話しかけると、クレイシさんは首を大きく左右に振ってこう答えた。「イスラム教の教えでは、人を殺すことはゆるされていません。一人を殺せば、数千人を殺すことと同じ。逆に一人を救えば、数千人を救うことにつながる。だから、私たちは目の前の誰かを助けることがとても大切だという教えを大事にしています。コーランを読んでみてください。慈悲という考え方に重きがおかれ、寛容さを大切にしています。だからこそ断言しますが、ISILは決して「イスラム」ではありません。後藤さんのような平和のために活躍されてきた方が、なぜあれほど残虐に殺されなくてはいけないのか。私には彼らがなぜ『イスラム』を名乗るのかがわかりません。どうか日本のメディアも『イスラム国』という呼び名を使わないで欲しいです」。

■「モーニングCROSS」では「イスラム国」を卒業

私がキャスターをつとめるTOKYOMX「モーニングCROSS」では、先月終わりからニュースの中で「イスラム国」という呼称を使うのをやめ「ISIL」と呼ぶことにした。番組中にリアルタイムで寄せられるtwitterのメッセージでも多くの方々から「イスラム国と呼ぶのはおかしい」という意見もいただいていたし、何よりも、番組では去年6月ごろから定期的にISILの問題を扱ってきただけに、彼らの非道な行為がイスラム本来の教義とは大きくかけ離れたものであることも強く感じていた。昨年の秋頃から、ゲストとのトーク中にはなるべく、ISIS、ISIL、または「イスラム国と名乗る過激組織」「いわゆるイスラム国」「自称イスラム国」などと、視聴者の皆さんにその都度誤った伝わり方をしないようになるべく注釈をいれて説明をしてきたつもりだ。時には『ISILのLはレバントの頭文字で、地中海東部のエリアを指す』などと、あらためて用語の解説なども行いつつ、ゲストや視聴者の皆さんと番組中に呼び名についてディスカッションする機会もあった。残念なことに、先月からは拘束されていた湯川さん、後藤さんが殺されてしまい、多くの方々がこの過激組織の存在を認知したであろうという前提にたち過激組織「ISIL」とだけ言う頻度が高くなった。

実は、昨日(9日)、イスラーム団体の名古屋モスクをはじめ、東北から東海、北陸、関西、九州まで全国およそ30のモスクの代表者やイスラムの団体などが連名で「イスラム国という名称の変更を希望します」と題した文書を一斉に、NHKや朝日新聞といった大手テレビ、新聞など、あわせて30の会社や団体に対して、メールとFAXで送った。

訴えの中身を引用する。

日本のメディアにおいて「イスラム国」と称されている過激派組織の行いは、イスラームの教えとはまったく異なるものです。イスラームにおいて、テロ行為や不当な殺人、迫害は禁じられており、また女性や子どもの権利は尊重されなければなりません。

「イスラム国」という名称にイスラムという語が入っているために、本来の平和なイスラームが誤解され、日本に暮らす大勢のムスリム(イスラーム教徒)への偏見は大変深刻です。

エジプトにあるイスラームスンニ派最高権威のアズハルからは、昨年9月、この過激派組織に「イスラム国」の名称を使用するのは不適切であり、イスラームとムスリムに対して不当であるとの声明が発表され、海外のメディアに「イスラム国」の名称を用いないよう要請がありました。

しかし、日本のメディアでは、この要請が実現されておらず、国際社会が国家と認めていないただのテロ集団に対して「イスラム国」の名称が使用され続けています。

この過激派組織はアラビア語で「ダウラ・アルイスラーミヤー・フィー・アルイラーク・ワッシャーム」であり、その省略形は「 ダーイシュ」です。アメリカ軍は昨年の暮れに、この過激派組織を「ダーイシュ」と呼ぶよう公式に発表しました。

フランス政府も昨年9月、「ダーイシュ」の名称使用を決定しています。

海外では、上記アラビア語の英語訳「Islamic State of Iraq and Syria」の省略形である「ISIS=アイシス」や「Islamic State of Iraq and Levant」の省略形である「ISIL=アイシル」を
用いるメディアもまだ多いようですが、日本のように「イスラム」を連呼することはありません。

日本においても自民党や外務省が「イスラム国」という名称をやめ、「ISIL」の呼称に統一したことに基づき、各報道機関においても名称の変更がされるべきであると考えます。

日本の皆さま、どうか「イスラム国」という名称の使用中止をお願いいたします。



出典:名古屋モスク

この文書の中で、目を引いたのは「ダーイシュ」という言葉。ハフィントンポストのUK版などをみると、確かに「Daish(ダーイシュ)」という表記が多々見られるようになった。世界中のメディアがIS、ISIL、ISIS、Daishなど、過激組織の呼び方をめぐり試行錯誤を続けている。

■「ジハード」を「聖戦」と訳したのは誤訳

取材の中で、日本イスラーム文化センターのクレイシ事務局長が非常に興味深い話を聞かせてくれた。「堀さん、今朝、ISILについて私の妻と話をしていた時に、彼女は私に向かってこう言うんですよ『ISILの残虐行為がおさまらないので、イスラーム文化センターも彼らに対してジハードしなくてはいけないわね』。堀さん、この意味がわかりますか?」と尋ねられ、ぎょっとした。「ジハード」という言葉は、日本語ではよく「聖戦」などと訳され、テロリストなどが自爆テロを引き起こした後の犯行声明文などで目にしてきた記憶があったからだ。「彼らに対して、クレイシさんも武力で戦えという意味でしょうか?」と聞き返すと、(やっぱり)という表情で「堀さん、実は『ジハード』というのは、『努力する』という意味ですよ。日本の方がよく使う「聖戦」というのは、コーランにも出てきません。つまり、私たちが一生懸命、教育活動をするのもジハード、何かに打ち込み努力することをジハードというんです。ジハードを聖戦と訳すのは、完全に誤訳です。自爆テロなんてものは、そもそもイスラムでは禁じられていますからね。そういうことをした人は地獄へ落ちます。ですから、聖戦というものはジハードではないんです」

クレイシさんは、帰り際に日本語に訳されたコーランを一冊、棗の甘露煮をパックにしたものを一袋、丁寧に封筒にいれて渡してくれた。

「正しい発信をどうか、よろしくお願いします。わたしの8歳の息子も、学校で「イスラム国なんだろ?」とからかわれると言っています。本人は明るい子なので気にしていない様子ですが、他の子供達も心配です。日本は私たちムスリムにとって、大変信頼のある国です。平和を大切にしてきた国。これまで、私たちが差別や偏見を受けることはほとんどありませんでした。素晴らしい国です。ですので、これからも、そうした平和な国であってほしいと本当に思います。これはわたしの個人的な意見ですが、中東の国とも、今まで通り、平和であり続けることが日本の役割であってほしいです」

今回「イスラム国」という名称を使わないでとメディア各社に出したメール、FAXを送った先は以下の通り。

日本放送協会(NHK)

日本民間放送連盟

放送倫理番組向上機構(BPO)

日本新聞協会

共同通信社

時事通信社

朝日新聞東京本社

毎日新聞東京本社

読売新聞東京本社

産経新聞東京本社

東京新聞社

中日新聞社

株式会社TBSテレビ

日本テレビ放送網株式会社

株式会社テレビ朝日

株式会社フジテレビジョン

株式会社テレビ東京

株式会社CBCテレビ

東海テレビ放送株式会社

中京テレビ放送株式会社

テレビ愛知株式会社

堀潤
ジャーナリスト/NPO法人8bitNews代表
ジャーナリスト。77年生。01年NHK入局。「ニュースウオッチ9」リポーターとして事件・事故・災害現場等を取材。独自取材で他局を圧倒し報道局が特ダネに対して出す賞を4年連続5回受賞。10年、「Bizスポ」キャスター。12年、UCLAの客員研究員。日米の原発メルトダウン事故を追ったドキュメンタリー映画「変身 Metamorphosis」を制作。13年よりフリーランス。J-WAVE
「JAM THE WORLD」、テレビ愛知「激論コロシアム」、東京MXテレビ「モーニングCROSS」、NOTTV「#エンダン」フジテレビ「ニュースのゲンテン」など担当。NPO法人8bitNews代表。淑徳大学客員教授。

「イスラム国」やめます NHKが「イスラミックステート」に日本語訳を変更【ダーイシュ表記】
The Huffington Post
投稿日: 2015年02月14日 12時09分 JST 更新: 2015年02月14日 12時09分 JST
シリア北部ラッカで、旗を掲げて行進するイスラム過激組織「イスラム国」のメンバー=6月 AFP PHOTO / HO / WELAYAT RAQA | AFP時事

NHKは2月13日、過激派組織ダイーシュ(イスラム国)の日本語訳を「イスラム国」から「イスラミックステート」に変更すると発表した。この組織が国家であると受け止められないようにするとともに、イスラム教についての誤解が生まれないようにすることが目的だという。

ダーイシュの表記をめぐっては、この組織をどう呼ぶべきか世界で議論が行われてきたが、日本のメディアはこれまで、ほとんどが「イスラム国」という表記を使っていた。

これに対して、名古屋市中村区のイスラム礼拝所「名古屋モスク」が、過激派組織の行いがイスラムの教えとは全く異なるものだとして「イスラム国」の表記をやめるよう呼びかけたり、トルコ大使館がメッセージを発表し、イスラム教に対して誤解が生じない表現を使うよう依頼したりしていた。

なお日本政府は英語表記の「ISIL(アイシル)」で統一している。この理由について安倍首相は1月30日の衆院予算委員会で、「(イスラム国を使うと)国として国際社会から認められている、あるいはイスラムの代表であるかの印象を与え、イスラムの人々にとっては極めて不快な話になっている」と説明していた。

http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/13/nhk-islamic-state_n_6682272.html

NHKが「イスラム国」の呼称変更 メディアごとに呼び方違い、混乱招きかねない
2015/2/14 17:26

NHKはこれまで「イスラム国」と呼称してきた過激派組織について、「過激派組織IS=イスラミックステート」と変更すると発表した。発表以降、ニュース番組でもすでにこの呼び方を使っている。

変更を評価する声がある一方、日本政府が使用する「ISIL(アイシル)」や、ほかのメディアが使う「イスラム国」「IS」など、バラバラの呼び方に混乱する人も出てきそうだ。

イスラム教徒らへの偏見を懸念か

NHKはこれまで基本的に「イスラム国」という表現を使用し、その理由を「あくまで過激派組織の呼称として『イスラム国』という言葉を使っています」などとニュース番組の中で説明してきた。

今回の変更理由は何なのか。2015年2月13日、公式サイトに掲載した発表によると、

「この組織が国家であると受け止められないようにするとともに、イスラム教についての誤解が生まれないように13日夜から原則として『過激派組織IS=イスラミックステート』とお伝えすることにしました」

と説明している。

この発表では「イスラム教についての誤解」の詳細は説明されていない。背景には「イスラム国」の呼称がイスラム教徒らへの偏見につながる、という見方があるようだ。

トルコ大使館は2月4日、公式サイトで報道各社あてに「イスラム国」の呼称を使わないよう求める文書を公開した。

「テロ組織に関する報道で誤解が生じない表現の仕方について是非検討いただき、イスラム教徒=悪人を連想させるようなことがないよう配慮いただきたいところです」

とし、「イスラム国」のアラビア語表記での省略形「DAESH(ダーイシュ)」などを使うよう求めていた。

また、名古屋モスクも「日本に暮らす大勢のムスリムへの偏見は大変深刻です」と声明を発表。民主党の中妻穣太・板橋区議は署名サイト「change.org」で「イスラム国」の呼称を中止するよう呼びかけ、14日現在で2万人以上の賛同を得ている。

今回のNHKの対応について、上記団体をはじめ、イスラム教への偏見を懸念していた人からは一定の評価をする声が上っている。