最悪!自分の恥ずかしい写真がネット公開されても「削除困難なケース」とは | 日本のお姉さん

最悪!自分の恥ずかしい写真がネット公開されても「削除困難なケース」とは

最悪!自分の恥ずかしい写真がネット公開されても「削除困難なケース」とは
2014/10/05 21:00
by 中田綾美 |
元カレに撮影された自分の恥ずかしい画像がもしもネットにさらされたら……!?
「撮られた過去がある人は必読!“リベンジポルノ被害”を食い止める策3つ」では、全国webカウンセリング協議会・理事長の安川雅史さんからのお話をもとに、画像が流出した場合には、画像が掲載されているサイトの管理者に依頼して削除することができるとお伝えしました。
依頼方法がよくわからない場合などには、警察・弁護士・民間機関に相談すれば、削除に協力してもらうことも可能のようです。
しかし、安川さんによると、どんなに自分にとって恥ずかしい画像であっても、警察が動いてくれなかったり、管理者が削除に応じてくれなかったりして、画像がいつまでもさらされたままになる場合もあるといいます。
というのも、現時点においては、リベンジポルノ自体を取り締まる法律が整備されておらず、関連する法律が適応されているにすぎない状態だからです。
それでは一体どのようなケースで削除が困難なのか、安川さんのお話をもとにお届けしたいと思います。
■18歳以上だと法律による保護を受けにくい
削除が難しくなるかどうかの分かれ目は、まずは、写っているのが18歳未満かどうかです。
児童ポルノ禁止法により、18歳未満が被写体の場合、ヌードはもとより下着であっても画像を所持すること自体が違法となります。被害を相談すれば警察もすぐに動いてくれますし、サイト管理者もすみやかに画像の削除に応じることがほとんどのようです。
他方、被写体が18歳以上という場合、児童ポルノ禁止法の適用がありません。冒頭でもお伝えしたように、現時点ではリベンジポルノ自体を取り締まる法律がないので、18歳以上の下着やヌードの画像は、規制の対象にならないのです。
写真を撮った時点で“本人の承諾があったもの”とされるので、サイト管理者に削除を依頼しても「自己責任です」と相手にしてもらえないおそれがあるといいます。
■性器が写っていなければ野放しにされやすい
もうひとつの基準は、性器が写っているかどうかです。先日、ろくでなし子さんの性器アート問題が物議をかもしましたが、被写体が18歳以上であっても性器が写っている画像は刑法上の問題になります。たとえば、性器画像をサイトで公開するのはわいせつ物公然陳列罪に当たります。
ですから、被写体の年齢を問わず性器が写っている画像の場合、手続きさえとれば削除できるでしょう。
逆に言えば、“18歳以上でかつ性器が写っていないヌードや下着の画像”であれば、その公開を取り締まる法律は今のところないので、野放しにされてしまうリスクが高いようです。
以上、自分の恥ずかしい写真がネット公開されても“削除困難”となるケースについてお伝えしましたが、いかがでしたか? 消し去りたい恥ずかしい画像が永遠にネット上に残ってしまうなんて、想像するだけでゾッとしますよね。
また、18歳未満や性器の画像であれば、比較的すみやかに削除される可能性が高いとはいっても、被害は決して小さくはありません。削除までに多くの人の目にさらされますし、その間秘かに保存されたデータまでを完全に消し去ることはまず不可能です。
一生悔やむことにならないためには、“撮らない、撮らせない”のルールを絶対に守るようにしましょう。
http://wooris.jp/archives/102843
絶対撮らせちゃダメ!他人事ではない「リベンジポルノ」被害パターン3つ
2014/10/03 18:00 by 中田綾美 |
三鷹ストーカー殺人事件からおよそ1年。同事件は、“リベンジポルノ”という言葉が世に広まるきっかけともなりました。ネット上のトラブル相談を受ける全国webカウンセリング協議会のもとへも、事件の報道以来リベンジポルノに関する相談が激増しているといいます。
自分がリベンジポルノ被害に遭わないためには、そもそも“撮らない、撮らせない”ことが最善の策。ですが、被害者たちはなぜ自分の恥ずかしい画像を加害者に与えてしまったのでしょうか?
そこで、同協議会・理事長の安川雅史さんからリベンジポルノの実態について教えていただきました。今回は安川さんからのお話をもとに、よくある被害のパターン3つをお届けしたいと思います。
■1:恋愛熱に浮かされて後先を考えられなかった
相談者に「なぜ画像を撮らせたり、送信したりしたのか?」と尋ねてみると、「彼を信じている」「特別な存在だから」「浮気されたくないから」といった答えがよく返ってくるのだそうです。
撮影した画像が、いつどこでどんなふうに利用されるか……ちょっと考えればその危険性にすぐ気づけそうなものですよね。しかし、“恋は盲目”状態ではまともな判断ができません。
彼から頼みこまれたり、あるいは彼のほうから自撮りの裸画像を送られたりして、断りきれなくなることがあるようです。
■2:見ず知らずの相手だからこそ羽目をはずしてしまった
実際に付き合っている彼氏ではなく、ネット上で知り合った相手に裸や下着での画像を送信して、のちにトラブルになるケースも非常に多いといいます。
「なぜ見ず知らずの相手にそんな危険なことを?」と思いますが、むしろ見ず知らずの相手だからこそ羽目をはずしてしまった……という相談者が少なくないのだそうです。
ネット上での関係だと現実感がなくなって、羞恥心のハードルが下がってしまうのかもしれません。
■3:相手が同性(女性)だと思い込んでいた
ネット上でのトラブルでは、“相手のことを女性だと思いこんで、うかつに自分の画像を送ってしまった”というケースもあるとのこと。
たとえば、SNSで親しくなった“女性の友達”から、「友情の証に裸の画像を交換しよう」と誘われるケース。まずは相手から女性の裸の画像が送られてきたので信用し、自身の裸の写真を送ったところ、実は相手は男性で交際を迫られるなどのトラブルに発展した……ということが実際にあるといいます。
送られてきた画像が本人のものであるという保証など全くありません。また、文字でのやりとりであれば、性別などいくらでもごまかしがききます。
裸の画像を送るのが危険なのは当然のことですが、ネット上で知り合った“女性”に対しても、同性だからと信用せず、むやみに自分の個人情報はさらさないようにしましょう。
以上、今回はリベンジポルノのよくある被害パターンを3つご紹介しましたが、いかがでしたか?
冒頭でもお伝えしたように、リベンジポルノの被害を防ぐ最善の策は“撮らない、撮らせない”こと。「私はそんなことに絶対に巻き込まれない」。そう思っていても、いざとなると断る勇気が持てなかったり、判断力がにぶっていたりで、男性の手に自分の裸の画像などを渡してしまう可能性はゼロではありません。
万一、そのようなことになれば、流出という最悪の事態にまでは至らなくても、「あの画像どうなったのだろう」と不安におびえ続けることになります。
被害の実態をよく理解して、ネットであれリアルであれ、恥ずかしい画像を絶対に他人に撮らせない、渡さないようにしましょう。
リベンジポルノは自分で防ぐ!彼の「撮らせて」を上手に断る方法
2013/11/30 12:00 by 中田綾美 |
2013年10月に発生した三鷹女子高生ストーカー殺人事件でも話題となった“リベンジポルノ”。
別れたあとに元恋人から恥ずかしい写真等をばらまかれたくなければ、そもそも“撮らせない”ことが最善の策であることは『WooRis』の「あの三鷹女子高生も被害に?日本でも危ない“リベンジポルノ”とは」という記事でもお伝えしたとおりです。
では、「ヌード写真はNG」とあなたが拒否したにもかかわらず、しつこく撮影を迫ってくる男性にはどのように対処すればよいのでしょうか? 『WooRis』の過去記事「“俺が信用できないの?”彼
女の裸写真を執拗に欲しがる男性心理」に引き続き、心理カウンセラーの大門昌代さんからのアドバイスをお届けしたいと思います。
■しつこい相手には“断る理由”を告げちゃダメ!
「僕を愛しているなら写真を撮らせてくれるはずだ」「僕のことを信用していないのか」などと言って、彼が裸の撮影をしつこく迫ってきた場合、穏便に切り抜けるにはどうすればいいのでしょうか?
たとえば、「愛しているけど恥ずかしいから」「信用はしてるけど、何かの事故で流出するおそれがあるし」などと、きちんと理由を告げるというのはどうでしょうか?
「無理難題を押しつけてきたり、断ればさらに強く脅してきたりするような人が相手の場合、断る理由を言わないのがベストです。そもそも恋人を試すような言動で脅す行為は、相手を支配しようとしているからなのですが、この脅しはとても巧妙。
“僕は君のことをこんなに愛しているのに、君は僕のことを愛していないんだね”とか“君は僕のことを、信用していないんだね”などと切々と訴える姿を見ているうちに、相手の女性は罪悪感を覚えるようになってきます。
それで、彼の言葉に乗っかって、“そんなことない! 愛している”、“信用している”と答えれば、“じゃあ、撮らせてくれるよね”となって、ますます断れなくなってしまうのです。
たとえ、“事故のおそれがある”、“恥ずかしいから”などまっとうな理由をつけても、“僕がそんなミスを犯すと思ってるの?”、“他の人には恥ずかしいことでも、受け入れられるのが恋人ってことじゃないのかな”などと返してきます。
つまり、断る理由をことごとくつぶしてくるのです。理由を述べないで断るのが一番よい方法でしょう」
“ああ言えばこう言う”状態の人物を相手に筋を通そうとすると、ますますドツボにはまるというわけですね。
■とにかくきっぱり断るべし!
理由を告げてはダメということは、どのように断ればいいのでしょうか?
「“嫌なの”、“ダメなの”これで十分です。そうすると、“どうして嫌なの? ダメなの?”と聞いてくるでしょうが、理由を言う必要はありません。理由を言えば、またその理由をつぶされてしまいますからね。
“2人の仲が悪くならないように”、“角が立たないように”という思いから、断る理由を色々と言ったところで、最終的には“僕のことが信用できないんだな!”と、相手の怒りをかうことになるだけです。
ですから、“嫌なの”、“ダメなの”と言い、その後に説明を求められても“わからない”と言うのがいいでしょう」
とにかく理由は告げずに、拒否の意思だけはっきり伝えるべきということですね。
大好きな彼にはっきりと「NO」を告げるのは、なかなか難しいことではありますが、自分で自分の身を守るためには勇気を持つことも必要です。また、彼の要求があまりにも一方的な場合には、単にその場を切り抜けるだけでなく、ふたりの関係を冷静に見直すいい機会かもしれません。
http://wooris.jp/archives/summary/59062
専門家に聞く!ストーカー男に「やってはいけない別れ方」4つ
2013/11/05 12:00 by 中田綾美 |
先月、東京都三鷹市で発生した女子高生ストーカー殺人事件は記憶に新しいところ。この事件でもそうでしたが、ストーカー事案では、元交際相手が加害者となるケースが少なくありません。
もし、恋人との別れ話がこじれた末、彼があなたにつきまとい行為を始めたり、大量のメールを送りつけてきたりするなど、ストーカー化のきざしが見えた場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
犯罪心理学者の越智啓太先生からのお話をもとに、ストーカー男と別れたいときにやってはいけないこと4個をお届けしたいと思います。
■1:別の男性や年下の人物に仲介させる
基本的に、ストーカー化する人はプライドが高いことが多いので、そのプライドを傷つけないことが不可欠です。
まず、やってはいけないのは、別の男性や年下の人物に仲介させようとすること。プライドの高いストーカー男は「なんでおまえなんかに言われなきゃいけない」と怒りを募らせたり、「こいつがふたりの仲を妨害しているにちがいない」と怒りの矛先を仲介者に向けたりするので、別れ話が余計にこじれることにしかなりません。
■2:相手を侮辱するような言動をとる
ストーカー男と別れるには、女性がはっきりと自分の口から「別れたい」という意思を伝えなければなりません。ただ、その場合でも、やはり相手のプライドをなるべく傷つけない配慮が必要でしょう。
たとえば、「あなたのここが嫌い」「気持ち悪い」などとストレートに非難するのは得策ではありません。また、今までにもらったものをそろえて返すというのも、ストーカー男のプライドを傷つけるだけなので、避けてください。
なお、交際中の彼氏が、激しく束縛するなどストーカー傾向が見られる場合、高価なプレゼントの受け取りには慎重になったほうがいいでしょう。ストーカー男は、自分が労力や資力をかければかけるほど、その女性に執着してしまうようなところがあるので、高価なプレゼントは別れ際の火種になりえます。
■3:急に連絡を絶つ
話し合いをしてもラチが明かないからといって、着信拒否にするなどして急に連絡を絶つのは危険です。
逃げれば逃げるほど、ストーカー男は全力でターゲットへの接近を試み、「急に連絡を絶つとは俺を馬鹿にしてるのか!」と激しく責めてくることでしょう。
■4:警察に相談しない
暴力行為があったり、「殺してやる」といった脅迫がひどかったりする場合、現状では警察に相談するのが最善の選択肢かもしれません。
たしかに、警察に相談していても、襲われるケースなども報道されており、「警察に相談しても頼りにならない」といった声もあります。しかし、その背後には警察の介入で解決したおかげで明るみになっていない事件も多くあることを忘れてはなりません。
ストーカー男がもう引くに引けないほど切迫した状態になっては、いくら警察が介入しても手遅れということもあります。元カレに対して恐怖を感じたら、なるべく早めに警察に相談しましょう。
そこで、警察の対応が不十分だと感じたら、ストーカー事案を取り扱っている弁護士に相談して、まずは警察に動いてもらうための証拠集め等について助言を受けるという方法もあります。取り返しのつかない事態になる前に、勇気を出してSOSの声を上げるべきでしょう。
取材協力
※ 越智啓太・・・法政大学文学部心理学科教授。専門は、プロファイリングや虚偽検出等の犯罪捜査への心理学の応用。それと同時に恋愛や魅力に関する研究も進行中。著書は『犯罪捜査の心理学』(化学同人)、『Progress & Application 犯
罪心理学』(サイエンス社)、『ケースで学ぶ犯罪心理学』(北大路書房)など多数。近著に『美人の正体 外見的魅力をめぐる心理学』(実務教育出版)がある。
http://wooris.jp/archives/summary/56735