美しさは自分で育てるもの。それは女性も男性も同じです
車の中で聞いたある音楽家の方が若さの秘訣は
〇好きな人(男性、女性を問わず)と一緒に過ごす時間を持つ。
(その方の好きな人とは自分のおばあちゃんのことらしい。)
〇基礎化粧品を使う。
〇男にもてたいと願う気持ちを持つ。(結婚していても、周りの素敵な男にもてたいと思うのはいいことだと言っていました。)
わたしが思う若さの秘訣は、自分の年を気にしないで
若い人や年配の人に会ってしゃべる時間を作る。
同じ人と会っていると影響されてくると思う。
たとえば、家でお年寄りとばかりしゃべっていると、お年寄りの言葉がうつってお年寄りっぽくなるし、あまり若い子とばかりいると
言葉使いが変になる。生きている人は、みな平等だと思うので、年は関係なくお友達になる。
猫とばかりいると猫っぽくなるかなあ。
家では、猫に「かわいいにゃん!大好きだにゃん!」と語りかけているのですが、大丈夫かな。かなり猫っぽくなっているんじゃないかな。
男にもてたいと願う気持ちは大事だと思う。
それがないと、生活にハリがなくなる。
結婚していても、周りの異性にもてたいと思っているのは、いいことだ。
それは不倫じゃない。自分の性をはっきり意識して、それらしく生きていると若さを保てると、鍼灸院の先生も言っていた。
おばさんになっても、おばあさんになっても乙女の気持ちを持っているのはいいことだと思う。ただ、老人ホームのおばあちゃんは、乙女の心を持っているのに、男の介護士に風呂に入れてもらったり、トイレの介助をしてもらうのは、かなり辛いものがあるんじゃないかとお気の毒に思う。
ボケてしまったら、もう、大丈夫だと思うけど、、、。
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人と比べず、群れず、自分というものを一本の木のように育てていく。その生き生きとした姿が、美しさにつながるんだと思います。
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「美しさは健康から」とはよく言われる言葉ですが、では健康な毎日を送るためにはどんなことが必要なのでしょうか?ヘア・メイク・アーティストの藤原美智子さんは「日常に新しい風を吹き込むこと」「自分を律して、高めていくこと」が大事だと語ります。彼女のキャリアや仕事観を通して、美しく健やかな生き方について考えてみませんか。
ヘアメイクの世界に入ったのは、いってみれば「偶然」なんです。母親が美容院をやっていて、美容学校を卒業したあと、家を継がなきゃいけない感じになったんですね。それで、なんとか逃げる方法はないかと思っていたんです。そんなときに雑誌で、後に師匠となる人がアシスタントを募集しているのを見つけて、ピカッときて。私、いつもはボーッとしてるんだけど、そういうときは頭に電球が点くの(笑)。それから、その日その日の仕事を一生懸命やっていたら、いつのまにか30年が過ぎていたという感じなんです。
独立してからは、書く仕事や講演の仕事もするようになりました。なにか刺激になることがしたかったんです。というのも、大人になると、だんだん自分にも日常にも飽きてきちゃうんですよね。20代の頃は初めてのことばかりだから、毎日驚いたりため息ついたりと忙しく、飽きるヒマもないでしょう。それが30代、40代になると、「だいたい、こんなもんだろう」って、そつなくこなしてしまうんです。そうすると、ワクワクできないし、いい仕事もできなくなってくる。そういうときは、新しい風を吹き込んでくれるものが必要だと思うんです。
そんな思いから、若い頃から旅もたくさんしました。常識も考え方も違う国を訪れると、ものの見方が変わって、自分の細胞が広がる感じがするんです。感受性を磨くということでいえば、日常の中でも「旅」はできると思っていて。たとえば毎朝、通勤や通学で歩く道を、右からでなく左から行くだけで、いつもの場所がずいぶん違って見えるし、新しい発見をするかもしれない。広い世界を知るには、本を読むのもいいと思います。そんなふうに意識して心を鼓舞することで、自分も成長できると思うんです。
美しさは自分で育てるもの。それは女性も男性も同じです
日本には「女性は若いほうがいい」という男性が多いですよね。異議を唱えたいところだけど、私の年齢になると「たしかに若い子のほうがいいかも」って思うことも!だって、世の中にどれだけ魅力的な50代、60代がいるかなって。ラクだからって、「ゴムのパンツでいいや」と思ってしまったら、男性に相手にされなくても仕方ないと思う。大人になっても、ちゃんと自分を律して、高めていかなくてはと思っています。美しさは自分で育てるもの。誰も美しくしてくれないし、幸せにもしてくれないんです。そうして、きれいな大人の女性が増えれば、男性だってきっと変わると思います。もちろんそれは、男性だって同じ。二枚目だけど「なんとなくつまんない」っていう人もいれば、自分らしい生き方を積み重ねて、どんどん素敵になっていく男の人もいっぱいいますもんね。
私は仕事柄、きれいな人をたくさん見てきたけど、どんなにいい条件がそろっていても、「私のこの鼻がイヤ」とか思ってしまう人はいるんです。それって結局、問題は鼻じゃないんですよね。自分に自信が持てないから、その根拠を見つけようとして、「私のここがダメ」って思ってしまうんだと思う。逆に、自分に自信を持てる人は、欠点があっても、不思議とそれが気にならなくなるんです。外見に自信が持てれば内面も変わるし、反対に、内面から刺激されて外見が魅力的になることもある。美しさって、その両方が作用して生まれるものだと思うんです。それに自分自身に興味を持ち、創意工夫しながら自分を高める努力をしていくと、人と比べなくなるんですよね。そうすると、心も穏やかになっていく。健やかさって、そういうものだと思います。人と比べず、群れず、自分というものを一本の木のように育てていく。その生き生きとした姿が、美しさにつながるんだと思います。
藤原 美智子
(ふじわら みちこ)
ヘア・メイクアップ・アーティスト
ラ・ドンナ主宰。雑誌の表紙やビューティー・ページ、広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品関連のアドバイザー、講演、テレビ出演などで幅広く活躍。
『「私」をリセットする旅へ』 / 藤原 美智子(著)/ リヨン社
モロッコ、ハワイ、アフリカ、ロシア、パリ、NY、それに沖縄や青森など、世界各地を旅して感じたこと、体験したことを綴ったエッセイです。さまざまな未知の国を訪れて、いろんな体験をすると、自分の考え方も広がるものですが、それは読書も同じ。この本を通していろんなことを感じ、「心の旅」をしてもらえたらうれしいです
http://ebookstore.sony.jp/stc/special/serendipity/2011/vol15/
美習慣セラピー↓
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