猫にとって危険な草・危険な食べ物・危険な薬 | 日本のお姉さん

猫にとって危険な草・危険な食べ物・危険な薬

こちらのサイトがすごく詳しく書いてくれている。↓

猫にとって危険な草
http://www.nekohon.jp/neko/donteatplants.html


※有害な植物を含む科名一覧:あいうえお順
アヤメ科、イチイ科、イチヤクソウ科、イラクサ科、ウコギ科、ウラボシ科、ウルシ科、
エゴノキ科、オシロイバナ科、キキョウ科、キク科、キョウチクトウ科、キンポウゲ科、
クマツヅラ科、クワ科、ケシ科、ゴマノハグサ科、ザクロ科、サトイモ科、シキミ科、
ジンチョウゲ科、スズラン科、ソテツ科、セリ科、センダン科、タデ科、ツツジ科、
ツヅラフジ科、ツリフネソウ科、トウダイグサ科、ドクウツギ科、トチノキ科、
ナス科、ニシキギ科、ネギ科、バショウ科、ヒガンバナ科、ヒルガオ科、ボタン科、
マメ科、ミカン科、メギ科、モクレン科、ヤマイモ科、ヤマゴボウ科、ユズリハ科、ユリ科
(これらの科に含まれるすべての種が有害というわけではありません)
猫にとって危険な食べ物
http://www.nekohon.jp/neko/donteat.html


◆◆ネギ類【ダメ!】◆◆
ネギ科の植物全般=タマネギ、長ネギ、ニラ、ワケギ、らっきょう、アサツキ、ニンニク、など。
ネギ中毒=溶血性貧血をおこします。
ネギ類に含まれるアリルプロピルジスフィドなどの成分が赤血球を破壊し、
貧血の原因となります。
同時に、血液をつくっている骨髄のはたらきも悪化します。
これは血液中のヘモグロビンの分子構造が、ネコとヒトでは異なるためです。
ネギ中毒をおこすと、血色素尿(赤~褐色の尿)が出る、元気がなくなる、嘔吐、
心臓の鼓動が速くなる、 ふらつく、黄疸、下痢などの症状があらわれます。
多くの場合は自然治癒しますが、幼猫・高齢猫や、体質・体調によっては
重度の貧血状態に陥ったり、死亡することもありますので、要注意です。
アリルプロピルジスフィドの効力は加熱しても落ちません。
タマネギはハンバーグ・コロッケ・サラダ・シチューなどの多くの洋食に、
また長ネギはみそ汁や煮物・すき焼きなど多くの和食に使われています。
愛猫が食べないよう、気をつけてください。
*一部の獣医師の中には
「少々のタマネギを食べたってどうってことない!大丈夫や!」
という人がいますし、実際、毎日タマネギを1~2個食べて平気な犬もいるようです。
が、 個体差が大きく、中毒をおこしやすい子はタマネギスープを一舐めしただけで
動物病院へかつぎ込まれることもあるそうです。
また拙サイトの掲示板にも、実際にあった話として、
高齢猫がプランターのネギを食べて死亡したという報告例がありました。
どの猫本にもネギ類は危険と書いてありますし、
やはりネギ類は注意するに越したことはないと私は思います。
 
◆◆イカ、タコ【加熱して!】◆◆
昔から「猫がイカを食べると腰を抜かす」と言われてきました。
その理由は、生のイカに含まれるチアミナーゼという酵素が、
ビタミンB1(チアミン)を分解し、急性ビタミンB1欠乏症を引き起こす場合があるからです。
ビタミンB1欠乏症の初期段階では、食欲低下・嘔吐が、
さらに進むと、瞳孔が開き、歩き方がフラフラになります。
症状が重くなると、痙攣をおこす・異常な姿勢をとったり大声で鳴き続けるなどが見られ
ついには昏睡状態に陥り死亡してしまいます。
チアミナーゼはイカだけでなく、生の魚介類の多くに含まれていますから、
与えすぎにはご注意ください。
なお、チアミナーゼは加熱すれば効力を失います。
それ以外にも、イカやタコは消化が悪く、嘔吐や下痢・便秘の原因となる場合があります。
スルメは水を含むと数倍に膨らみますから、食べ過ぎると
急性胃拡張等をおこす危険がある、と書いてある本もあります。
また、イカやタコはコレステロール値が高いのも注意すべき点です。
が、多くの猫がイカやタコを好みますし、
猫の必須栄養素であるタウリンを多く含んでいるという長所もあります。
与えるときは加熱して、人間が量をコントロールしながら与えるのがよいでしょう。
 
◆◆アワビ【要注意!】◆◆
「猫がアワビを食べると耳が落ちる」と言われます。
これも根拠のある言い伝えなのです。
アワビの内臓に多く含まれるピロフェオホルバイドaなどの光励起物質が
猫の体内に吸収されると、光線過敏症の原因となります。
猫は全身を毛で覆われているおかげで、直射日光をあびても
猫の皮膚までは光が届きにくいのですが、その中で、
猫の耳は毛が薄いため、日光が皮膚からさらに毛細血痕まで届いてしまうのです。
そのため、耳が 光線過敏症をおこして激しい痒みが生じ、
猫は耳を掻きむしってしまいます。
さらに、有害成分によって耳の組織が壊死するということもあります。
2~5月頃のアワビの内臓には特に注意です。
 
◆◆青身の魚【偏食はダメ!】◆◆
アジ、イワシ、サバなど。
不飽和脂肪酸という成分により、青身の魚を過食すると、
猫の脂肪が酸化して 黄色脂肪症(イエローファット)になります。
この病気になると、 猫の腹部や胸部、腹腔内などの皮下脂肪が
酸化・変性して炎症をおこします。
猫にとっては、お腹から胸にかけて、痛みと熱をともなう硬いしこりが
できるので、普通に歩けなくなったり、さわられるのをいやがったりします。
ところで、不飽和脂肪酸は少量であれば猫にとって有益な成分です。
あのDHAも不飽和脂肪酸の一種です。
バランスの良い食事を心がけてください。
 
◆◆生卵の白身【加熱して!】◆◆
生卵の白身には、ビタミンの一種であるビオチンを分解する成分アビジンが含まれ、
大量に食すると皮膚炎や結膜炎などを引き起こす可能性があります。
ただしこれは、加熱すれば大丈夫です。
卵は良質なタンパク源ですし、猫の尿を酸性化するメチオニンも含まれています。
ゆで卵やスクランブルドエッグにして与えてください。
 
◆◆練りもの【偏食はダメ!】◆◆
かまぼこ、ハンペン、ちくわなど。
添加物が含まれているため、与えすぎないように注意しましょう。
また、猫は人や犬と比べても大量のビタミンB1を必要とする動物ですが、
ビタミンB1は水に溶けやすく熱にも弱く、ちくわやカマボコのような
加工食品ばかりを偏食するとビタミンB1欠乏症になる可能性があります。
 
◆◆レバー【偏食はダメ!】◆◆
ビタミンAやB群が豊富で、猫にとって良い食材のひとつです。
が、あまりに与えすぎると、ビタミンA過剰症を引き起こし、
骨が変形したり、骨どうしが正常に連結しなくなってしまいます。
重症になると、自分で毛繕いができなくなり、ついには起きあがれなくなります。
要は偏食させるなということですね。
 
◆◆牛乳【注意!】◆◆
牛乳に含まれる乳糖をうまく分解するには、ラクターゼという酵素が必要ですが、
猫によってはこの酵素が十分にないため、乳糖を消化できず、
下痢や軟便をおこす子がいます。
そのような猫には、猫用ミルクを与えましょう。
また乳製品のチーズやバターは、塩分がけっこう含まれているものが多いのです。
注意して与えてください。
 
◆◆魚や鶏の骨【ダメ!】◆◆
猫の喉や消化器官はとても細いのです。
大きな骨は喉に詰まって窒息したり、消化器官に詰まって
腸閉塞を引き起こす可能性があります。
魚の鋭い骨や、砕けやすいトリの骨は、突き刺さりやすく危険です。
万が一刺さっても、猫は「骨が喉に刺さったの」なんて説明してはくれません。
骨はきれいに取り除いてから与えるようにしましょう。 

◆◆豚肉【加熱して!】◆◆
人畜共通感染症のひとつに、トキソプラズマ症という病気があります。
健康な大人や成猫が感染しても、ほとんど症状が出ない場合が多いのですが、
それだけに感染に気づかない人が多く、日本でも、つい近年までは
成人の30%が感染していたといわれたほど、ありふれた病気です。
ですが、妊娠中の女性が初感染すると、胎児に重篤な症状がでる場合があります。
また免疫機能が弱っている人や幼猫が感染しても症状が出、最悪死に至ります。
豚肉は、このトキソプラズマの感染源となるシストの保有率が、他の肉類より高いのです。
シストが含まれた生肉を猫が食べると感染する可能性があり、その猫の排泄物を
人間がなんらかの理由で口にすると、人間も感染する可能性があります。
ただし、シストは熱に弱く、加熱すれば死滅します。
妊娠する可能性のある女性のいるご家庭で、猫さんに手作り食を与える場合は、
特に輸入豚肉は必ずよく加熱してから与えましょう。
*トキソプラズマについての詳細はこちらに書いています。
  →猫と赤ちゃんは仲良しこよし>トキソプラズマ症と猫と妊婦
  
◆◆チョコレート・ココア【ダメ!】◆◆
カカオマスに含まれるテオブロミンという物質は、心臓や中枢神経系を刺激し、
下痢や吐き気、血圧上昇、不整脈、興奮、痙攣などの症状を引き起こします。
重症の場合は死亡することも。
 
◆◆コーヒー、お茶【ダメ!】◆◆
コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、強い興奮作用があります。
猫には与えない方がよいでしょう。

◆◆お菓子、甘いもの【要注意!】◆◆
糖分や脂肪分の過剰摂取となり、肥満の原因となります。
肥満は猫でもよくありません。
また、お菓子には、甘さを引き立たせるため、塩分も相当量ふくまれているものです。
塩分の過剰摂取にも注意が必要となります。
 
◆◆ぶどう(レーズン)【注意!】◆◆
ぶどう、または、レーズン(干しぶどう)を食べて
嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛、腎不全などを起こした犬の症例が
2003年4月~2004年4月の間に140件もアメリカで報告されたそうです。
そのうち、約50件は重症で、7件が死亡にいたったとのこと。
猫については医学的報告はまだ管理人は眼にしていませんが、
猫は犬より一般に解毒機能が弱いことを考えれば、注意すべきと思われます。
*参考HP(英語です)
Raisins and Grapes Can Be Toxic To Dogs
Tuesday, July 6, 2004
(ASPCA=The American Society For The Prevention Of Cruelty To Animals )
 
◆◆香辛料【ダメ!】◆◆
わさび、からし、胡椒、唐辛子など。
刺激の強い食品は、胃腸炎や内臓障害の原因になる可能性があります。
 
◆◆塩分の強いもの【要注意!】◆◆
塩鮭、ラーメン、ひもの、その他人間の食事全般。
塩分(ナトリウム)の過剰摂取は、心臓や腎臓に負担がかかります。
食パンにバターを塗っただけでも、猫には塩分過剰です。
ただし、猫は塩分が全く不要というわけではなく、ごく少量で良いということです。
猫は、全身で汗をかくヒトと違い、足の裏しか汗をかきません。
だから塩分もあまり失われないですむのです。
人間用の味付けでは塩分過剰になってしまいます。
 
◆◆アルコール類【ダメ!】◆◆
猫に酒などアルコール類を飲ませてはいけません!
ほんの少量でも、体の小さなネコにとっては、ヒトにとっての
一升瓶一気呑みくらいの量となるかもしれません。
肝臓の働き等も、ネコとヒトでは違います。
おもしろ半分に飲ませるなんてもってのほかです。
「吾輩は猫である」の名無し猫君も、最後は
ビールを飲んで甕に落ちて死んでしまうのです・・・

◆◆古くなったドライフード【注意!】◆◆
ほとんどのドライフードにはビタミンB1が添加されていますが、
古くなるとビタミンB1はこわれることがあります。
そのようなフードを食べ続けると、猫がビタミンB1欠乏症におちいる危険があります。

◆◆ドッグフード【要注意!】◆◆
犬と猫とでは、必要とする栄養素も、体内で合成できる栄養素も違います。
ドッグフードは、猫にとって十分な良質タンパク質も、
必須アミノ酸であるタウリンもまったく不足しています。
タウリン不足が続くと、進行性網膜萎縮をおこし、最後には失明します。
この病気でいちど網膜に障害が生じると、もう一生治りません。
視力に異常が出てからあわててタウリンを与えても、もとの視力には戻らないのです。
またタウリン不足は心筋症・神経の異常・生殖能力の低下なども引き起こします。
猫にはキャットフードを与えてください。
「なぜドッグフードじゃだめなの?犬も猫も肉食動物でしょ? ドッグフードの方が安いのに」
と思った方のために、以下、『ペットフードの開発』本好茂一監修、より引用します。
『 猫は、吸収アミノ酸の分解と糖新生に関係する肝臓内酵素の活性が常に著しく高い。
犬やラットでも高タンパク食摂取時はそれらの活性が比較的高いが、
ラットのように雑食化した犬は、低タンパク食摂取時には貴重なアミノ酸が
無駄に分解されないよう、それらの酵素の活性を抑制できる。
しかし肉食動物であり続けた猫は、そのような適応能力を身につけなかった。
すなわち、猫では蛋白質摂取量に関係なくアミノ酸がエネルギー源や
糖新生に利用されるため、蛋白質要求量が高いのである。』(p.33)
猫はアミノ酸の代謝に関しても特異的なのだそうです。
その上、猫は犬よりミネラルやビタミンの要求量も多いとか。
詳細を知りたい方は、ぜひ本をお求め下さい。とても為になる本です。
 
◆◆その他、消化が悪いといわれる食品◆◆
マカデミアナッツ、ピーナッツ、キノコ、タケノコ、トウモロコシなど。
野菜類を大量に与えること(セルロースを消化できない)。
ワラビやゼンマイなど山菜類。

猫にとって危険な薬
http://www.nekohon.jp/neko/donteat-chemical.html


◆◆人間用の薬【ダメ!】◆◆
人間用の薬を安易に猫に与えることは厳禁です。
猫を治すどころか、下手すると死亡してしまいます。
愛猫を治したいなら動物病院へ。
素人療法はいけません。
猫が悪戯して食べないよう薬の保管法にもご注意ください。 

猫に危険な薬
     
人間用の薬を安易に猫に与えることは厳禁です。
猫を治すどころか、下手すると死亡してしまいます。
単に、体の大きさの違いだけではありません。
雑食の人や犬と、純肉食の猫とでは、体の仕組みが違うのです。
 『動物が薬を代謝し排泄するはたらきのひとつに、
グルクロン酸抱合と呼ばれるものがあります。これは薬の成分を
体内のグルクロン酸と結合させて水にとける物質に変えるはたらきで、
これによって薬の代謝・輸送・排泄がすみやかに行われます。
ところがネコは、このグルクロン酸抱合の能力が乏しいのです。
というのも、ネコはこのはたらきに必要な酵素を体内にもっていないからです。
そのため、人間やイヌには安全な薬でも、
ネコに与えると中毒をおこすおそれがあるのです。』
          (「もっともくわしいネコの病気百科」p52より引用。)
また、2007年3月5日アメリカで発表された
「2006年ペットが事故にあった危険物トップ10」
で、ダントツ1位となったのは、 “人間用の医薬品”で、
78,000件もの問い合わせがあったそうです。
ちなみに2位は“殺虫剤・駆除薬”の27,000件、
3位は“動物用医薬品“の12,000件でした。
(ASPCA Animal Poison control Center=米国動物虐待防止協会中毒事故管理センター調査)
たとえば、アセトアミノフェン。
1950年頃から日本を含む世界中で使われている薬で、
「親の判断で子供に飲ませても良い唯一の解熱剤」といわれるほど
一般的に安全な薬とされ、小児用を含む市販薬に幅広く使用されています。(注)
ところが、このアセトアミノフェンを猫が摂取すると、末梢血管が収縮して
チアノーゼをおこし、 沈鬱、顔面浮腫、食欲廃絶となり、
赤血球の破壊と肝臓の壊死による黄疸があらわれ、最悪死亡します。
“one extra-strength acetaminophen can be deadly to a cat
(たった1錠の強力アセトアミノフェンが猫には致命的となる場合がある)”
と、上記ASPCAレポートの中でDr. Hansenは警告しています。
(注)
とはいえ薬ですから、副作用がないわけではありません。
たとえば過剰摂取は肝障害などを引き起こし、あまりに大量に摂取すると
人でさえ死亡する場合があります。
 
愛猫を治したいなら動物病院へ。
素人療法はいけません。
猫が誤飲しないよう、薬の保管にもご注意ください。
もし薬がこぼれてしまったら、最後の1錠まで徹底的に探しましょう。
その1錠が愛猫にとっては命取りとなりかねません。
 
以下、猫が薬物中毒を起こす主な薬品名をあげます。
(出典:「イヌ・ネコ 家庭動物の医学大百科」 p606 より抜粋)
これですべてというわけではありません。
また、下記の中には人間用や動物用に今でも使われている薬が多数あります。
良い薬も用法を一つ間違えれば危険だということです。
もし何かの薬を愛猫が飲みこんでしまった場合は、すぐに獣医さんに相談してください。
 
◆◆鎮痛薬◆◆
アセトアミノフェン、アセトアミノフェン-コデイン、アスピリン、
フェニルブタゾン、など。
鎮痛解熱剤として、風邪・頭痛・歯痛・生理痛・関節痛・筋肉痛その他に
広くつかわれている薬です。
猫が猫風邪を引いたようだからと人間用風邪薬を飲ませたら大変なことになります。
決して飲ませないでください。
 
◆◆中枢神経抑制薬◆◆
アセチルプロマジン、ケタミン、ハロタン、メトキシフルラン、
チアミラール、キシラジン、プロパラカイン、など。
麻酔や、麻酔補助薬などにつかわれる薬品群です。
 
◆◆駆虫薬◆◆
ブナミジン、n-ブチルクロライド、ジクロロフェン-トルエン、ジクロルボス(DDVP)、
グリコビアソル、レバミゾール、ニクロサミド、ピペラジン、プラジクアンテル、など
それぞれノミ・条虫・回虫・鈎虫・フィラリアなどさまざまな寄生虫の駆除に使われるほか、
食肉用家畜の駆虫剤として使用されているものや、
ゴキブリ・ハエ・蚊などの駆除用に農薬や殺虫剤として使用されているもの、
貝など軟体動物駆除用に使われている産業用の薬剤などです。
いずれも駆虫=生物を殺すことを目的としている薬ですから、使い方をひとつ間違えれば
猫だけでなく人体にも有害であることを意識する必要があります。

◆◆ホルモン薬◆◆
酢酸メゲストロール、トリアムシノロン、など。
酢酸メゲストロールは乳ガン治療などに、またトリアムシノロンは抗炎症作用のある合成ステロイド
としてアレルギーや花粉症、気管支喘息、免疫系疾患、眼治療、その他、広くつかわれています。
 
◆◆抗菌薬◆◆
アンピシリン、アモキシシリン、アンホテリシンB、セファレキシン、
クロラムフェニコール、ゲンタマイシン、リンコマイシン、テトラサイクリン、
タイロシン、ヘキサクロロフェン、ミコナゾール、スルフィソキサゾール、
プロカインペニシリン-ジヒドロストレプトマイシン、
トリメトプリム-スルファジアジン、など。
各薬品名はわからなくても、「抗生物質」という言葉を知らない人はいないでしょう。
菌をやっつけてくれる薬として、呼吸器系、泌尿生殖器系、皮膚、眼、耳鼻、歯科、
その他その他、ちょっとした怪我の消毒から重篤な病気治療まで、
あらゆるところに使われている現代医学には欠かせない薬品群です。
多用されているだけに、猫がうっかり誤飲等しないよう、いっそうの注意が必要と思われます。
  
◆◆その他◆◆
ベタネコール、など。
ベタネコールは胃腸障害や膀胱障害などに使われる薬です。
 
 
◆◆参考文献・参考サイト◆◆
管理人は獣医師や科学者など専門家ではありません。
上記はすべて下記資料を参考にまとめました。
詳細は本を購入されるか、獣医師など専門家にお尋ねください。
「イヌ・ネコ 家庭動物の医学大百科」
  上記各薬品に中毒した場合の症状や対処法まで書いてあります。
  その他にも非常に情報が多く、愛猫家必携の本です。
 ぜひお手元に一冊置かれることをお奨めします。
「もっともくわしいネコの病気百科」
  ネコに特記した内容は病気だけでなく、猫保護対策や環境問題にも
  触れられた良書です。医学書ですが、痛々しい写真は一切
  つかわれていませんので、誰でも安心して開けます。
ASPCA : Pressroom: 2007 Press Release
ASPCA Animal Poison Control Center Releases List of Top 10 Hazards Encountered by pets in 2006
アイリスペットどっとコム>猫のアセトアミノフェン中毒のページ