フェアトレードーカンボジア | 日本のお姉さん

フェアトレードーカンボジア

フェアトレードーカンボジア
クル・クメール↓
http://krukhmer.shop-pro.jp/?mode=f3

クル・クメールボタニカルは2009年夏、カンボジア・世界遺産アンコールワットから5キロほどの片田舎で始まりました。
カンボジアの良いものを、多くの人に知ってもらいたい
この国の人々と文化を世界に誇れるものづくりをしたい
機会に恵まれない若者に
仕事の機会を通じて人生かえるキッカケをつくりたい
多くの貧しい農家と協力して、新しい産業をつくりたい


そんな想いと共に始まったクル・クメールプロジェクト。
代表の若い日本人女性と、若いクメール人スタッフ5名。
今日も一緒に、力を合わせてがんばっています。
私たちの工房は、アンコールワットから車で10分!
シェムリアップの市内からは2分です。
是非一度、遊びに来て下さいね。

カンボジアを初めて訪れたのは2004年の秋でした。
道路は舗装されてなく、数少ないバイクが通るたびに土ぼこりが舞う静かな観光の街シェムリアップで、貧しさとは裏腹にキラキラした笑顔で幸せそうに暮らすカンボジアの人々にショックを受け、幸せとは何かを考えさせられました。
何度かカンボジアを訪れ、日に日に増える自動車や建物から経済成長を感じる反面、5,6歳くらいの小さな子供が朝から晩までゴミをあさり、日焼けで真っ黒になった肌を砂埃で真っ白にしながらも一生懸命に生きる姿を見て、カンボジアの貧しい人たちのために自分は何ができるのか、と考えるようになりました。
途上国支援をする学生団体で活動し、一方で社長のカバン持ちをしながら、ビジネスとは起業とは、を学ぶ学生時代を過ごす中で『一方的な支援ではなく、お互いが対等な立場で協力し合い、持続的にゆっくり成長する、地域に根ざした“収入=仕事”を創りたい』と思うようになりました。
そして2006年11月、一度決めた就職先の内定をお断りし、卒業と同時に“修行”のためにフェアトレードの先進国イギリスへ行くことに決めたのです。
カンボジアでの生活がはじまった
カンボジアへ再び戻ってきたのは、2008年2月。
バックパックに詰め込んだ荷物と、想いだけを持ってカンボジアで生活する外国人に話しをすることから始まりました。ぐちゃぐちゃな企画書と、未熟なオーラを振りまきながら。それでもカンボジアで出会った先輩方は、私を温かく迎えてくれ、そこで偶然仕事の機会を頂くことになり、カンボジアでの生活が始まったのです。
カンボジアでの生活が始まって数ヶ月後のある日、出産したばかりの友人が「チュポン」と呼ばれる、カンボジアの薬草を使用したスチームサウナをしているところを目撃。実際に自分もやってみると、思った以上に汗が出てスッキリし、ハーブの香りになんと癒されたことか。しかも翌日、普段はなかなか起きられないのにとても目覚めのよい朝を迎えることができたのです。
すっかり薬草効果に魅了された私は、調査を開始、よくよく調べてみると、カンボジアにはアンコール王朝をはじめとするクメール帝国時代より伝わる、クメール伝統医療というものが人々の生活に息づいていることがわかってきました。
偶然にも近くに住んでいた、シェムリアップで有名な伝統医寮の療法士<クル・クメール>を訪問、50年のキャリアをもつ彼に伝統医療を学び・・
それから月日が流れ、2009年春、クル・クメールブランドの第一弾、クメールハーブを使った入浴剤が完成しました。
登記、リクルート、国内で販売開始

登記のため、そして更に調査を進めるための首都プノンペンでの生活は、楽しいことだけではありませんでした。世界中どこでも大都市ほど治安が悪いと言いますが、カンボジアも例外ではありません。貧富の差が激しく、何千万円もする高級車が走っている横で、裸足でゴミ拾いをするストリートチルドレン。
そんな彼らを虫けらのように扱う人たち。
そんな光景を見るたびに、「当事者であるカンボジア人がこの問題を何も考えてないのに、私に一体何ができるのだろうか。」と自信を失う毎日。

治安の悪い街独特のオーラを出すプノンペンでは、夜8時には大通り以外人通りが少なく、バイクでの帰り道に不審者に追いかけられることも。
夜中、偶然目が覚めてキッチンで水を飲んでいると、自分が起きているにも関わらずベランダから泥棒に侵入され、ちょうどベランダのすぐ近くで寝ていた友人の子は目が覚めると知らない男が横にたっていた、なんていう怖い事件も起きました。

次にスタッフ探し。村までリクルートに行くと、人身売買の仲介人だと言われ信用してもらえず、やむを得ず親子で工房参観してもらい、最終的に4名の若いカンボジア人に働いてもらうことになりました。
最終的に5名になった、クルクメールメンバー。
タイ産、ベトナム産が「カンボジアのお土産」として売られている現状をなんとかするべく、新しい、カンボジア産のおしゃれで洗練されたギフトになることを目標に、2009年10月、ついに発売を開始。
クル・クメールプロジェクトの挑戦が始まったのです。