『我ら降伏せず -サイパン玉砕戦の狂気と真実-』【著者】田中徳祐 | 日本のお姉さん

『我ら降伏せず -サイパン玉砕戦の狂気と真実-』【著者】田中徳祐

GHQにより発禁処分を受けた、幻の実録サイパン戦記---!!

復刊ドットコムからのお知らせです。

『第二次世界大戦・太平洋戦争』『軍事』『武器・兵器』『政治学政治史
政治思想』『歴史・地理』に関連するリクエストにご投票、商品をご購入
いただきました皆さまにご案内です。

映画『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』の題材にもなり、近年
改めて脚光を浴びることになった、太平洋戦争におけるサイパン戦。その
戦場の過酷で無残な様子を日本軍の視点から克明に記録した、田中徳祐に
よる壮絶なるドキュメンタリー本が、およそ30年の時を経てついに復刊です!

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▼『我ら降伏せず -サイパン玉砕戦の狂気と真実-』(最終得票数 137票)
に寄せられた復刊リクエストコメントはこちら
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 『私の祖父も軍人だったので、太平洋戦争でどんなことがあったのかを
きちんと知りたいと常々思っています。また後世のためにもこういった
本の再販の必要性を強く感じます。』

 『各戦地での悲惨な玉砕戦の本はたくさんありますが、この一冊だけでも
各戦地で戦った兵士の実情が判る、凝縮された内容です。戦記物を初めて
読む方には刺激が強すぎるかもしれませんが、日本人として知っておかな
ければならない内容です。』

 『図書館で借りて2回読みました。大概の本は1回読めば気が済むのです
が、この本は読み足りません。是非、復刊を希望します。』

                  (以上、リクエストコメントより)
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■『我ら降伏せず -サイパン玉砕戦の狂気と真実-』(最終得票数 137 票)
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【著者】田中徳祐
【発行】復刊ドットコム
【予価】2,310円(税込み)※予価の為、価格が変更する場合がございます。
【発送時期】2012/07/下旬

GHQにより発禁処分を受けた、幻の実録サイパン戦記---!!

玉砕戦とはかくも無残なものなのか。バンザイ攻撃、米軍の残虐行為、
自決、集団投身自殺、そして斎藤中将の最後--- そのすべてを体験し目撃
した士官、田中徳祐。
500日にも及ぶ戦闘の間、著者が片時も離さず携行していた作戦地図、隊の
行動、敵の動き、戦友の死などを記したメモに基づいて執筆された、実録
サイパン戦記。

▼「はじめに」より一部抜粋
私は、昭和二十二年、帰国するとすぐ、この実戦記を書いた。散華した戦友
とその遺族、民間人のためにも、残さなければならない、と思って夢中で
書いた。「今日の日本」という雑誌にその一部を発表した。
だが、当時のGHQの検閲をうけ、ズタズタに切りさかれて、ただの戦争報告に
すぎなくなった。あげくの果て、「以後の発表まかりならぬ」というきつい
命令までうけ、原稿は書斎に眠ったままとなった。
遺族の要望もあって、七年ほど前に発表の機会にめぐりあった。書庫から
取り出して出版社に持ち込まれた。だが、「あまりにもショッキングすぎる」
といわれて再び陽の目をみることができなかった。玉砕というあまりにも
ショッキングな事実を、いまさら、ということもあったろうし、本当の戦争
の恐ろしさ、悲しさ、残虐さを知らなかったからかもしれない。
しかし、私はただ事実を、体験を、こっそりと持ちかえった作戦図をもとに、
書いたにすぎない。多少の記憶違いがあるかもしれない。また、いまの地名
とは違った呼び方をしているところもある。しかし、作戦図に書き込まれた
戦争は、否定のしようもない事実であった。

▼目次
はじめに
序章 満州からサイパンへ
第1章 スキを突かれた守備隊
第2章 敵上陸 熾烈なジャングル戦
第3章 机上戦術に散る命
第4章 タッポーチョ山陥落
第5章 総攻撃
第6章 残虐の数々の、この恨みいつか
第7章 援軍を夢みて
第8章 あゝ堂々のゲリラ戦
第9章 収容所潜入
第10章 さらばサイパン

※本書は1983年・立風書房刊『我ら降伏せず』を底本に復刊するものです。
内容は当時と同じものです。
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