放射線漏れを感知する、東日本のモニタリングポスト一覧 | 日本のお姉さん

放射線漏れを感知する、東日本のモニタリングポスト一覧

放射線漏れを感知する、東日本のモニタリングポスト一覧

【リアルタイムに放射線量を公開しているWebサイトの一覧】

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1103/15/news007.html


Business Media 誠3月15日(火)13時29分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110315-00000028-zdn_mkt-soci


放射線量の持つ意味(出典:放射線医学研究所)

 東京電力は福島第1原発3号機の水素爆発事故で、作業員が被ばくしたと発表した。深刻な被害も出てきているが、もし放射線が漏れた場合、その行方についてどのように確認すればいいのだろうか。

【リアルタイムに放射線量を公開しているWebサイトの一覧】
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1103/15/news007.html



 その手がかりとなるのが、各地に設置されたモニタリングポストの数値だ。モニタリングポストは、空気中の放射線を24時間監視するもので、原発関連団体などではWeb上にその数値をリアルタイムで公開している。各原発に異常がなければ、その放射線量が上がった場合、福島原発から放射線が飛んできたと推測できるだろう。

 福島原発の放射線量については、モニタリングポストは更新されていないものの、東京電力が定期的に報告している。

 リンク先で放射線量の単位となっているnGy/h(ナノグレイ/時間)は1時間当たり空気に吸収される放射線のエネルギー量のこと。日本原燃によると、一般的な環境条件では「1nGy/h=0.8nSv/h(ナノシーベルト/時間)」に当たるという。

 原子力教育を考える会によると、平常値は50nSv/hで、屋内退避基準は10mSv/h(=1000万nSv/h)となっている。

 3月12日午後に福島原子力発電所正門付近で測定された値は1015μSv/h(=101万5000nSv/h)。放射線医学研究所によると、原子力発電所に関して定められた一般人の1年間の線量限度は、1mSv(=100万nSv)となっている。同研究所では「(福島第1原発について)1015μSv/hが測定された3月12日に正門近くで1時間立ちつづけたとしても1mSvですから、健康影響を心配する必要はありません」としている。

 またこちらはオフィシャルな観測データではないが、東京都日野市や東京都江東区、東京都大田区でも、個人で放射線量をリアルタイムで測定、公開している人がいるようだ。【堀内彰宏,Business Media 誠】
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放射線から身を守るには、、、外出せず、肌を露出しない
2011年3月15日13時7分
http://www.asahi.com/national/update/0315/TKY201103150222.html

福島第一原子力発電所2号機で爆発があり、周辺地域でも通常よりかなり高いレベルの放射線量が測定された。被曝(ひばく)から逃れ、身を守るにはどうしたらいいのか。専門家に聞いた。
 Q 放射線が放出されると、何が怖いの?
 A 高いレベルの放射線を浴びることだ。高いレベルの放射線を浴びると、体内の細胞のDNAが傷つけられ、細胞分裂ができなくなる。血液の成分をつくる骨髄が最もダメージを受けやすく、白血球など、免疫にかかわる細胞が作れなくなってしまう。
 Q 今回放出された放射線の量は、どのぐらい?
 A 原発の2~3号機付近で1時間あたり400ミリシーベルトの放射線が検出された。私たちは普通に生活しているだけでも、年間2.4ミリシーベルトの放射線を浴びている。今回の線量は、その場に22秒いるだけで、1年間で浴びる量に相当する。
 ただし、近くで被曝しない限り、治療が必要なほどの健康被害をうけるリスクは高くない。政府は付近の住民20~30キロ圏内の人にも屋内待避するよう求めた。今後、放射線量がどう変化するのか、注意する必要がある。
 Q 放射線から身をまもるには、どうすればいいの?
 A (1)放射線に近づかない(2)放射線から遮蔽(しゃへい)された場所にいる(3)時間の経過を待つ――の三つが大原則だ。
 人間の体が放射線を大量に浴びることを「外部被曝」という。放射性物質が口や傷口などを通じて体内に入り、体の内部から放射線を浴びることを「内部被曝」という。放射性物質を身体に付着させたり、吸い込んだりしないようにするため、まず屋内にとどまり外にでないことが肝心だ。屋内にいる場合はドアや窓を閉め、換気扇やエアコンをとめて、外気を遮断する。
Q 避難などでどうしても外に出なくてはならない場合は?
 A 帽子をかぶるなど、肌を露出させない服装をした上で、鼻や口を湿らせたマスクやハンカチで覆う。ハンカチがなくても、トイレットペーパーを折りたたんで口にあてるといった方法もある。
 雨が降った場合は、空気中に浮遊している放射性物質が雨と共に落下するので、雨にぬれないようにすることが重要だ。
 Q 体に付着したら、どうすればいいの?
 A まず、服に放射性物質が付着した場合は、衣服を脱いで、ポリ袋に入れて口を縛っておく。
 体に付着した場合は、ぬるま湯などで体をふいたり、シャワーで洗い流したりして「除染」を行うことが必要だ。除染できれば、放射性物質は身体から取り除かれる。そばにいる人に影響を与えるおそれはなく、避難所などで生活しても問題ない。
 Q 作業員らが、近くで高レベルの外部被曝をした場合は?
 A かなり高いレベルの放射線を浴びた場合、白血球など免疫にかかわる血液細胞が作れなくなってしまうので、専門の医療機関で骨髄移植や臍帯(さいたい)血移植といった治療が必要となる。ただ、よほど近距離でなければ、治療が必要なほどの被曝をする危険性は低い。チェルノブイリ原発事故でも、強制避難は原発から30キロ圏内だった。
 Q 内部被曝に対しては、どうすればいいの?
 A 放射性物質の種類に合った薬を飲んだり、点滴したり治療が必要だ。例えば、ヨウ素の場合は安定ヨウ素剤、セシウムならプルシアンブルー、プルトニウムなどはキレート剤を飲むか点滴する。
 安定ヨウ素剤は一般には市販されておらず、自治体などが備蓄している。むやみに飲むと副作用の恐れもあるため、避難所や救護所などで、専門家の指示に従って服用する。そのほかの治療薬は、被曝医療が専門の放射線医学総合研究所などに備蓄されている。
Q うがい薬にもヨウ素が含まれているけど?
 A うがい薬やのどスプレー、消毒用せっけんなど、ヨウ素が含まれている薬はたくさんある。しかし、これらの市販品は飲んではいけない。ヨウ素以外の成分も多く含まれ、体に有害な作用を及ぼす可能性もある。そもそも、ヨウ素が含まれる量が少なく、予防効果はない。
 Q 放射性物質は風にのって、飛んでこないの?
 A 放射性物質は、遠くなればなるほど、放射能は薄まる。ヨウ素131は空気より重いので、風が弱ければあまり遠くまで拡散しない。現段階では、例えば200キロ以上離れた東京の人が、むやみに心配する必要はない。
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 〈安定ヨウ素剤〉放射性物質の一種であるヨウ素131が体内の甲状腺に取り込まれるのを防ぐ薬。体内被曝(ひばく)による甲状腺がんを防ぐ効果がある。あらかじめ吸い込むことが予想される場合に予防的にのんだり、吸入後に治療的にのんだりすることがある。ただし、一時的に副作用で甲状腺機能が低下する可能性もある。成人は甲状腺がんになる恐れがほとんどないことなどから、原子力安全委員会によるヨウ素剤予防投与の方針は、40歳未満の人を対象として、1回のみの服用としている。また、ヨウ素過敏症の人などは服用してはいけないとしている。
 〈被曝〉放射線が人体に当たること。体の外から被曝する「外部被曝」と、放射性物質を鼻や口などから吸い込んでしまって体内から被曝する「内部被曝」がある。内部被曝は、放射性物質を含んだ空気を吸い込むだけでなく、汚染した物や手を口にしたり皮膚や傷口から入ったりしても起こる。防ぐためには、まず外出を控え、窓を閉めるようにすること。屋外にいる時には、マスクやハンカチなどで鼻や口を覆い、呼吸で取り込まないようにする。また大気中の放射性物質が皮膚に付着しないように、なるべく皮膚の露出を抑えるといった注意も心がける。