大阪和泉市ブルセラ症陰性の犬の譲渡について
今回、皆様に譲渡する犬たちは、あるブリーダーが
経営破綻し、行き場を失った犬たちです。
犬たちの間では、約半数が「ブルセラ病」という人と
動物に共通する感染症に罹患している事が大阪府の検査
によって判りました。
今回、譲渡対象とする犬たちは罹患していた陽性犬とは
違って、これまで計4回ブルセラ病の検査を実施し、
全て陰性と判定された犬のうち、公募に適すると
認められた92頭です。
しかしながら、犬たちが過去にブルセラ菌に全く
感染していないとは言い切れません。万が一、
譲渡される犬の体の中にブルセラ菌が潜んでいた
場合、菌が再び活動を開始し、犬がブルセラ病を
発症するという可能性もあります。
そのことを十分ご理解の上、犬を引き受けてくだ
さるようお願いします。
今回、譲渡する犬はすべて成犬で、主に繁殖させるため
に飼われていたため、家庭犬としての生活を送った
経験がありませんが、とても人なつこく性格の良い
犬達です。どうか愛情を持って接し、あなたの手で
幸せにしてあげて下さい。
家庭に迎えられた際は
・ しつけができていない(トイレのしつけが
出来ていない、えさを食べ散らかす、ものを壊す 、鳴く)
・ 散歩に出ない・逆に引きずられる。
などの「問題行動」を起こすことが考えられ、
一からしつけることが必要です。また、みたことも
ない自動車、雷、その他大きな音や光に驚き、
家を飛び出してしまうことも考えられるため注意
が必要です。
さらに、今回譲渡する犬の中には、フィラリア、
ミミダニなどの寄生虫症の他、感染症、奇形や腫瘍な
どの様々な疾病を持つものもいましたが、現在は、
大阪府・大阪市獣医師会の獣医師が検査、治療し大半は
完治しています。譲渡後も十分なケアをお願いします。
なお、今回譲渡する犬は両獣医師会の協力を得て
避妊・去勢手術を受けています。
譲渡6ヵ月後に大阪府に経過報告をお願いします。
また、将来追跡調査の際には、皆様のご協力をお
願いします。
今回、陰性犬のうち疾病や性格などの譲渡適性を検討した結果、
110頭のうち92頭が公募による譲渡を行うことになりました。
なお、公募での譲渡を行わない犬や公募でもらわれなかった
犬については、別途「大阪府ブルセラ病感染犬等救援本部 」で
飼養管理できる方を選定します。
http://www.pref.osaka.jp/doubutu/02doubutuaigo/08brucella/jyoutoyouhp/sub1.html
〒540-8570 大阪市中央区大手前2-1-7 大阪赤十字会館7階 [案内図]
大阪府環境農林水産部動物愛護畜産課内
TEL 06-6941-0351
(内線 4660・4661)
FAX 06-6949-1056
E-mail dobutsuaichiku-g02@sbox.pref.osaka.lg.jp
6月22日まで、募集を受け付けているとテレビでニュースがありました。
22日を過ぎたらどうなるのだろう。