北朝鮮では、何が起こっているのか、誰も知らない。
【モスクワ15日時事】北朝鮮が「苦難の行軍」と称した1995~98年に
労働者の抵抗や軍部の反乱が発生し、鎮圧されていたらしいことが、
平壌の外交筋の情報で分かった。一連の事件は封印されたが、
飢餓が伝えられたこの時期、北朝鮮では異例の反政府騒乱が起きて
いたもようだ。
今年2月まで平壌に駐在したロシア国営タス通信のスタニスラフ・
ワリボダ記者が、20日発行の月刊誌フォーサイト(新潮社)に寄稿した
リポートで明らかにしている。
外交団らによると、平壌南西30キロの黄海北道・松林で98年2月、飢える
住民を助けるため、製鉄所の設備を中国に売った技師8人が公開処刑され、
製鉄所の労働者がゼネストで抗議。政権側は軍を導入して鎮圧し、多数が
殺されたという。
(時事通信) - 5月16日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060515-00000225-jij-int&kz=int