アルゼンチン海底油田開発の石油流出でペンギンが大量死。
【ライブドア・ニュース 05月12日】- AP通信によると、南米のアルゼンチンで、ここ数週間で、油まみれになったマゼランペンギンの約100羽の死体が発見された。同国南部サンタクルス州当局によると、死亡したペンギンの7割は、同州カボ・ビルへネス自然保護区内で発見されたが、環境保護団体によると、最大で約600キロ沖合でも死体が発見されるなど、被害が広範囲に渡っている。また、約110羽が生きた状態で保護された。
現場付近では、1992年にも4万羽のペンギンが死亡するなど、石油流出によるペンギンの大量死がたびたび起きている。沿岸警備隊も捜索を行っているが、同海域では、数十カ所で海底油田開発が行われているが、表面化していない石油流出もあると見られ、現時点では石油の流出源は特定できていない。 【了】
ライブドア・ニュース 中西庸記者/em(2006・5・12)
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