中国メディアは、調べないで記事を転載するそうだ。
富士写真フイルムが脱税や密輸をしたという地元メディアの報道はデマだ――同社の取引先がある中国広西チワン族自治区の当局者が18日、区都の南寧市で報道内容を否定する異例の記者会見を開いた。自治区の税収対策の面もあるが、日本企業の擁護につながる内容とあって多くの中国のマスコミが会見に駆けつけた。
「疑惑」を最初に打ち上げたのは中国の週刊紙「民主と法制時報」。1月上旬発売号で、富士写が広西の中国企業「広西巨星科技」と結託して、デジタルカメラの製造の実態がないのにデジカメメーカーだけに認められる税の優遇を受け続けてきた、と報じた。富士写によると、巨星科技は同社のカラーフィルムの素材を輸入して製品に仕上げていた。
富士写は「全くの事実無根」と声明を出したが、人民日報系の「人民網」や新華社系の「新華網」など影響力のあるサイトも「時報」をそのまま転載する形で「日本の富士の脱税問題」の特集を組んだ。富士側への取材はないまま転載したメディアは50以上という。
自治区政府は報道直後から実態調査を実施。18日の会見で税関や市の担当者が「脱税行為はなかった」「メディアは公正で客観的な事実を報道すべきだ」と表明。
巨星科技の何震発・董事長も会見に出席し、「不公平な報道を改め、正しい情報を発信し直して欲しい」と訴えた。同社は辺境の自治区にある企業としては高額納税組に入る。
一方、転載した中国メディアのある記者は「正しいと信じて転載した。今の段階の修正はない」と話している。 (2006/4/19)
http://www.asahi.com/business/update/0419/067.html
富士写真フイルムが脱税や密輸をしたという地元メディアの報道はデマだ
とわかっても修正はしないのがポリシー。どんなメディアやねん。