中国軍はぶっちぎりの早さで軍備拡大中
麻生太郎外相は十四日の閣議に昨年一年間の外交活動を総括した「平成十八年版外交青書」を報告した。青書は十八年連続で国防費を10%以上伸ばしている中国の軍事力増強について「なお不透明な部分がある」として懸念を表明し、より一層の透明性の向上を求めていくとしている。
中国が小泉純一郎首相の靖国神社参拝を理由に首脳会談の再開を拒否していることについて、「個別の分野での意見の相違が日中関係全体の発展に支障になってはならない」とし、重層的な対話の枠組みを通じて、相互理解と信頼の増進に努めていくとした。
また、東シナ海の石油ガス田開発問題について、「共同開発の可能性も視野に入れつつ、中国側との対話を通じた解決を引き続き目指していく考えである」とした。
日米関係に関しては、「同盟国として『世界の中の日米同盟』との考え方の下、国際社会の諸課題に取り組んでいる」としたうえで、「在日米軍再編と牛海綿状脳症(BSE)問題への対処が極めて重要であった」と指摘した。
北朝鮮については、日本人拉致事件が「具体的な進展が得られないまま一年以上が過ぎた」と指摘。また、「北朝鮮による通貨偽造や資金洗浄(マネーロンダリング)などの不法活動について米国など関係国と緊密に情報交換をしている」としたうえで、船舶油濁損害賠償保障法の改正で日本に入港する北朝鮮籍船舶数が「大幅減少につながった」とした。
さらに、北朝鮮の核問題について「日本を含む北東アジア地域の平和と安定に対する直接の脅威であり、核拡散防止条約(NPT)を中心とする国際的な不拡散体制に対する深刻な挑戦」と強い懸念を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060414-00000030-san-int
日本は中国、ロシア、北朝鮮と、核を持った国に囲まれているんだなあ。