中国の4大銀行の中国全体の貸出総額が60%って、凄いね。
国際通貨基金(IMF)は1日、「中国4大銀行は融資を行う際のリスクに鈍感だ」などとする報告書を発表した。4日付で北京青年報が外電を引用する形で伝えた。
4大銀行とは中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行のことで、4大銀行の貸出総額が中国全体の貸出総額に占める割合は約60%に達している。
同報告書は「4大銀行は大規模な改革を行ってきたが、より根本的な革新が必要だ」と説明。「国有企業に対して大量の貸付を行っているが、リスク評価をしていない」「企業の業績に基づいて融資を行っているとは思えない」などと苦言を呈し、「商業ベースで経営がなされているとはいいがたい」と強調している。
さらに中国銀行などで汚職の発覚が相次いだことを受けて、「4大銀行の内部コントロールにも懸念が残る」と付け加えている。(編集担当:菅原大輔)
(サーチナ・中国情報局) - 4月5日
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