中国石油天然気は儲け過ぎらしい。
原油価格の高止まりで中国の石油会社が大幅な増収となっている。中国では石油会社の増収部分のうち、20-40%を「特別収益金」として徴収する制度が3月26日から実施された。中国紙は「暴利税の徴収が始まった」(5日付の新京報)などと伝えている。
これは国務院と財政部が発表した「石油特別収益金の徴収方法」などの規定に基づく措置。
中国石油化工の陳同海・董事長が3日、明らかにした概要によると、特別収益金は1バレル40ドルを基準とする。原油価格がこれを超える場合には増収分の一定割合を徴収。1バレルが40-45ドルは増収分の20%、45-50ドルでは25%、50-55ドルでは30%、55-60ドルでは35%、60ドルを超えるケースは40%が徴収の対象となる。
新京報によると、中国石油天然気、中国海洋石油、中国石油化工の大手3社から徴収される金額は約300億元となる見通し。このうち200億元余りを中国石油天然気が占めるという。
徴収した特別収益金の使い道に関して陳・董事長は、「3月下旬に実施された石油製品の値上げによって打撃を受けている業界に対する補助金などとして、4月1日から配分されている」とも述べた。(編集担当:菅原大輔)
(サーチナ・中国情報局) - 4月5日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000006-scn-int
【北京3日共同】中国の石油大手、中国石油化工は3日、中国国内では過去最大規模の天然ガス田「普光ガス田」を四川省で発見したと発表した。新華社電によると、普光ガス田の確認埋蔵量は約2510億立方メートルで、中国石油化工は2008年から年40億立方メートル規模の生産を開始、10年には80億立方メートルに拡大する。山東省済南市までガスを送るパイプラインも建設する計画という。
(共同通信) - 4月3日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060403-00000230-kyodo-int